先日、スーパーの鮮魚コーナーでは早々とサンマが並んでいました。
特売でもあったので買おうかどうか迷うと同時に、こんな疑問が頭に浮かんできました。

などなど・・・私にも1歳過ぎの娘がいますので、離乳食のメニューには時々悩むことがあります。

今日はそんな私と同じような疑問をお持ちの方々のために、調べてきたことを色々と報告したいと思います。
毎日育児でお忙しい皆さんの手助けになれば幸いです。

赤ちゃんにサンマはいつから大丈夫なの？

まずは気になるサンマの開始時期から見ていきましょう。
私の調べたいくつかの育児サイトによりますと、サンマは一般的に、生後9～10ヶ月頃の離乳食後期から与えても良いと表記されていました。

というのも、サンマは食用になる魚類を大きく3つに分けた場合において「青魚(あおざかな)」に分類されています。

他の2つは「白身魚(しろみざかな)」、「赤身魚(あかみざかな)」となっていて目安となる開始時期が違っています。

具体的に書き表しますと

というように赤ちゃんに魚類を試す場合には、まず白身魚からがおススメです。
この順番は後の項目でも紹介しますが、アレルギーの出やすさにも関係しています。

赤ちゃんにサンマはどのように与えればいいの？

サンマの調理方法の前に、良いサンマの選び方を紹介します。
ネットでも様々な情報が飛び交っていますが、私は実際に近所にある魚屋さんで聞いてきました。

スーパーでも魚屋さんでも基本的には

を選ぶのが良いと言われています。

ちなみに、サンマに付いている「傷」や目が白く濁っているものは見た目が悪そうに感じられますが、水揚げ時によるもので鮮度にはあまり関係がないそうです。
それでも気になる方はサンマの目が「黒く澄んでいる」ものを探しましょう。

中には鮮度と小骨が気になるため、離乳食用には思い切って「お刺身用サンマ」を選んでいるという方もおられます。
(もちろん加熱調理は同様にします)

良いサンマが手に入ったら、次は調理方法になります。
サンマといえば基本的に「塩焼き」かもしれませんが、小さな赤ちゃんの分は塩を振らずに「素焼き」がおススメです。
あまり塩辛くなると赤ちゃんにとって食べにくいのと、塩分の摂り過ぎが心配になるためです。

うまく焼けたら焦げ目の付いた皮をむいて、サンマの身だけをお皿に取りましょう。
そしてお箸で身をほぐしながら、小骨があれば完全に除去します。
特に赤ちゃんの喉はまだまだ細く、小さな骨でさえ飲み込んだ際に引っかかってしまう恐れがあります。

ほぐした身をお粥や軟飯にまぶせば「サンマご飯」になりますし、茹でた野菜などと和えて一品に仕上げても良いでしょう。

また、少し手間はかかりますが生のサンマの身から小骨を取り除いて潰し、「つみれ風団子」にする方法もあります。
お鍋の具と同じような感じで、お味噌汁に入れて火を通しましょう。
赤ちゃんに歯が生えてきて、噛む力が付いてきた頃のメニューとしておススメです。

ちなみに上記の「ほぐし身」や「つみれ団子」は冷凍保存が可能です。
もちろん離乳食だけでなく私たちの食材にも使えますので、下のような容器を試してみてはいかがでしょうか。

⇒【楽天】シリコン製小分け保存容器

この容器は冷凍庫や電子レンジをはじめ、食洗機に入れて洗うのもOKという優れモノです。

魚介類以外にも大根や人参といった茹でるのに時間がかかる根菜などを小分けし、冷凍しておくのにも役立ちます。
容器自体が平べったい形になっていますので、冷凍庫の中でそれほど場所を取らないというメリットもあります。

少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。

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圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。

サンマを「生」で食べさせるには？

サンマには塩焼きのほか、刺身やお寿司のネタとしての食べ方もあります。
スーパーでは刺身用のパックも売られていますし、身近な回転寿司でもサンマの切り身が乗ったお寿司が回っています。

ただ、赤ちゃんの胃腸は私たちと比べてまだまだ弱く、消化能力的にも生魚は控えた方が良いというのが現在の定説となっています。

ではいつ頃から大丈夫なのかといいますと、他の生ものと同様に少なくとも2歳以降でなるべく3歳以上になってからが無難と思われます。

ちなみに生のサンマの身や皮を噛み切るには、それなりの「噛む力」も必要となります。

それから食中毒に対しての抵抗力を考えると、私たち大人と同程度になるのは平均的にみて12歳くらいからであるとも言われています。

子供自身の好みにもよりますが、アレルギーのこともありますので最初は少しずつ試してみましょう。
一般的には、加熱した食材よりも生ものの方がアレルギーになりやすいとされています。

新鮮な魚の刺身やお寿司は確かに美味しいのですが、食べるのに適した年齢になってからにしましょう。

サンマでアレルギーが出たりするの？

上の項目でも少し触れましたが、ここではサンマのアレルギーについて詳しく説明します。

政府発表の資料によると、最もアレルギーが起こりやすいとされている27品目(そのうち魚介類は7品目)には含まれていません。
(参照：消費者庁　アレルギー表示についてより)

魚介類のアレルギーではエビやカニ、サバ(鯖)などが有名ですが、それ以外の食材でも多少のアレルギーの可能性はあります。

症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、特定の食品を食べた直後に口の周辺や舌、唇が赤く腫れたりする場合があります。

その他にも

というように、一部は「花粉症」や「食中毒」に似た症状が出る場合もあります。
念のため食後1時間くらいは赤ちゃんの口周りや、お腹の調子に変化が無いかチェックしておきましょう。

もしも、サンマで赤ちゃんにアレルギー反応が出た場合には、

などでも同様のアレルギーが出る可能性があるため、食べさせる際には注意が必要です。
これらは青魚の中でも、身近で代表的なものになります。

また、サンマに限らず初めての食品を赤ちゃんに試すのは「平日の午前中が良い」といわれています。

それは、もし重大なアレルギー反応などが出た場合すぐに病院に駆け込めるからです。
これが土日祝日の夕方以降でしたら、診てもらえる病院を探すのが大変になります。
赤ちゃんの万が一に備えておくという意味でも、頭に入れておきましょう。

気になる方には小児科やアレルギー科で、パッチテスト(採血不要)などの検査をしてもらうことをおススメします。

そもそもサンマは離乳食に向いているの？

ここではサンマの栄養面などから、赤ちゃんの離乳食に適しているかどうかを検証していきます。

旬のサンマはやや高カロリーで脂質も多いのですが、

などが豊富に含まれています。
特にこのサンマに含まれるビタミン類は、野菜などから摂取されにくいものが多いのです。

さらに近年では

といった健康に役立つ脂肪酸にも注目が集まっています。

ただし、大量に食べればそれで良いという訳ではありません。
どんなに健康に良いと言われる食材でも限度を超えてしまうと、消化不良で下痢になったりする事があります。

お米や野菜、肉類などと合わせてバランスの取れた食事を心掛けることが、赤ちゃんの健康に繋がっていきます。

季節的には秋になってしまいますが、その優れた栄養面と比較的安価な点からもサンマは離乳食に向いていると言えるでしょう。
(大衆魚ではあるものの、その年の天候や需要と供給の関係によっては価格が高騰する場合もあります)

まとめと私の体験談

このように今回はサンマの開始時期や、アレルギーについて調べてきました。
その中で注意点がいくつか出てきましたので、要点だけでも押さえておきましょう。

それではまとめになりますが

赤ちゃんにサンマ(秋刀魚)は？

• 生後9～10ヶ月の離乳食後期頃から
• 充分に焼くなどの加熱調理をして
• 小骨と皮はしっかり取り除き
• 念のため最初は少量から様子を見て
• アレルギーは出にくいが一応の注意を

といったところでしょうか。

私自身、秋になるとサンマが食べたくて仕方なくなります。
先日ちょうど1歳2ヶ月になる娘にサンマを食べさせてみました。

上の項目でも紹介したように素焼きにしてから身だけをほぐし、柔らかめのご飯に混ぜて与えました。
これまでにマグロや鮭のフレークが普通に食べられたのもあり、サンマも嫌がることもなくペロッと食べてしまいました。

食後にアレルギーなども出なかったため、めでたく離乳食メニューの仲間入りを果たしました。
少しずつでも自分たちと同じものが食べられるようになると、親としても嬉しい限りです。

皆さんの赤ちゃんにも、特に問題などなくサンマが食べられるように願っています！