そろそろ赤ちゃんの離乳食の時期だったり、色々食べられるようになったけどオレンジはまだ初めて・・・という方もおられると思います。
成分的にはとにかくビタミンCが豊富で風邪の予防になるほか、カリウムやクエン酸により免疫力アップの効果も期待できます。
栄養面では申し分ありませんが、小さな赤ちゃんに与えても大丈夫なのでしょうか?
今日はそんな素朴な疑問を解決するために、オレンジについて徹底的に調査してきました!
私の集めた情報がママさんと赤ちゃんの役に立てば幸いです。
オレンジはいつ頃からあげてもいいの?
オレンジは一般的に離乳食が始まるとされている生後6ヶ月頃から与えても大丈夫です。
ただ、下の項目で詳しく説明しますが、初めのうちは生ではなく加熱されることをおススメします。
胃腸の発達や消化のことも考えて、生のオレンジを与えるのは1歳過ぎてからの方が良いでしょう。
スーパーに行けばほぼ一年中バレンシアオレンジやネーブルオレンジが並んでいます。
しかし、基本的に赤ちゃんは酸っぱいものを好んでは食べないことが多いです。
りんごやバナナなど、離乳食に向いている果物は他にもありますので特にオレンジにこだわって食べさせる必要はないかもしれません。
オレンジでアレルギーは出るの?
実はどんな食品でもアレルギーが絶対無い!とは言い切れないのです。
皆さんご存知のとおり卵や牛乳、お蕎麦や小麦粉などのアレルギーは有名です。
しかしながら、赤ちゃんによっては「何でこんなもので?」というような食品でアレルギーが出る場合も考えられます。
今回のオレンジですが、アレルギーの可能性としてはやや高い部類に入ります。
というのもアレルギーを起こす可能性のある原材料として、表示する事を勧められている20品目の食品の中に入っているのです。
(参照:農林水産省 表示のかしこい見かた アレルギー表示より
アレルギーの症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、アレルゲンになる食品を食べた直後などに口の中や喉にかゆみが起こります。
個人差によりますが、まれに嘔吐や下痢といった重い症状が出るケースも報告されています。
食べさせたあとには、赤ちゃんの口の中やお腹の調子に変化が無いかチェックしておきましょう。
ちなみにこのアレルギーは非加熱の食品に起こることが多く、例えば缶詰やジュースといった加熱されているものなら大丈夫という場合もあります。
これはアレルギーを引き起こす原因となるタンパク質が熱によって変化することによります。
もし、オレンジで赤ちゃんにアレルギー反応が出た場合には
- レモン
- みかん
- グレープフルーツ
など、他のミカン科の果物でも同様のアレルギーが出る場合があります。
オレンジがダメな場合にはこれらのものにも注意が必要です。
オレンジのおススメな与え方は?
赤ちゃんは消化能力的にまだ未熟ですので、初めから生のオレンジは控えておく方が無難です。
全てを防げるという訳ではありませんが、熱を加えることで多少はアレルギーの対策にもなります。
お手軽な調理方法としては、まず外皮と房の薄皮をむいて種を取り除きます。
オレンジの中身だけにして電子レンジ(500W)で20秒~30秒程度加熱します。
これだけではやはり酸っぱさが前面に出ていますので
- 皮をむいて角切りにしたサツマイモを小鍋で煮る
- 柔らかくなったら取り出してスプーンなどで潰してペースト状に
- レンジで加熱したオレンジを加えて弱火で少し煮る
水分がなくなったら焦げ付く前に火を止めて「オレンジ風味のサツマイモマッシュ」のできあがりです。
これでオレンジの酸味がサツマイモの甘味で緩和されて食べやすくなります。
ちなみに、サツマイモの代わりにカボチャでも代用することができます。
できたては熱いので充分冷ましてから与えましょう。
また、オレンジの果肉のつぶつぶが食べにくい場合には「絞った果汁」だけを使うのもひとつの方法です。
アレルギーの項目でも少し触れましたが、加熱されているからといって「缶詰・びん詰」といったシロップ漬けはあまりおススメできません。
その理由としては加えられている砂糖により、糖分の摂り過ぎになる可能性があるためです。
赤ちゃんのうちから糖分を与え過ぎると肥満であったり、ゆくゆく生活習慣病の原因にもなります。
それから「外皮」の入っているオレンジマーマレードは、赤ちゃんにとって消化しにくい場合があります。
オレンジジュースを与えるなら、濃縮還元でも良いので果汁100%のものがおススメです。
初めてオレンジを食べさせる際の注意点とは?
オレンジに限りませんが、赤ちゃんにとって初めての食品を口にする場合には平日の午前中が良いといわれています。
理由としては、もしアレルギー反応などが出た場合すぐに病院に駆け込めるからです。
これが土日の夜などでしたら、診てくれる病院も限定されてしまいます。
赤ちゃんの万一に備えておくという観点で、頭に入れておきましょう。
それから量について、与え過ぎると一時的にお腹がゆるくなったりそのまま便の中に出てきたりします。
どんどん食べるからといって大量に食べさせるのではなく、はじめは小鉢に少量からスタートしましょう。
日を追って様子を見ながら、少しずつ量を増やしていく方が無難です。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
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まとめと私の体験談
このように与え始める時期やアレルギーについて調べていると、注意点も色々出てきました。
少し気をつければ済むものも多いので、あまり固く考えずに要点だけ押さえておきましょう。
それでは最後にまとめとなりますが
- 生後6ヶ月くらいからの離乳食に
- サツマイモで酸味対策を
- 加熱後のやけどには気をつけて
- まずはスプーン2~3杯程度から
- 食後のアレルギーにも注意して
といったところでしょうか。
私の娘は残念なことに酸っぱいものが苦手で、サツマイモやカボチャと一緒に煮てもほとんど食べてくれませんでした。
しかし2歳を過ぎた今では、薄皮までむけば生で食べてくれるようになりました。