食べやすい大きさと程よい塩味で好評のぱりんこですが、小さな子供のおやつとしてはどうなのでしょうか。

私にもちょうど今年で4歳と2歳になる娘がおります。
2人とも食べられる食品が増えてきましたが、何でもおやつに与えて良いのか気になり始めた今日この頃です。

今回のぱりんこに関しても

などなど、いくつか心配に思う点が出てきました。
今日はこんな私と同じような疑問をお持ちの方々へ、集めた情報を紹介していきたいと思います。

ご友人宅でおやつにぱりんこを頂いた場合など、皆さんの判断材料になれば幸いです。

子供にぱりんこはいつからOK？

まず気になるのは「何歳から？」という開始時期かと思われます。
いくつかの育児サイトや離乳食本を参考にさせて頂くと、色々な意見が見つかりました。

一例になりますが

というように、各家庭の方針もそれぞれあるようです。
特に「○歳からOK！」と明記されているわけではありませんので、判断に迷うケースが多いですね。

ちなみに、私の勤務先におられる小児科の先生に質問してみたところ

「塩分が高く硬いため、3歳前後で少量からが無難でしょう」

「あくまでもおやつなので、ご飯をしっかり食べていれば無理に与える必要はないですよ」

という回答を頂くことができました。
もし欲しがったとしても、子供が小さいうちは率先して与えない方が良さそうですね。
(ただし保育園や託児所によっては、おやつとして出される場合もあるようです)

ちなみに楽天市場にはこんなおやつがありましたよ！

⇒【楽天】ピジョン　元気アップカルシウム　お野菜せんべい

これは生後6ヶ月頃から食べられる乳幼児用のお煎餅です。
原料には国産米が使われており味も薄味となっているため、ぱりんこはまだ早いと思われる子供におススメです。

年齢別によるぱりんこの適量とは？

では次に、子供にぱりんこを与えるとしたらその「分量」はどうなのでしょうか？
上の項目でも書きましたが、お菓子は基本的に食事ではなく「おやつ」に分類されています。

そもそも「おやつ」とは、1日3度の食事でも不足しがちな栄養素やカロリーを補うためのものです。
食事が十分に足りているのに「おやつ」を食べ続けることは、栄養過多となり肥満の原因になるとも言われています。

ここでは子供の年齢別に必要なカロリーを計算し、1日のおやつとして与えても良さそうな分量を紹介します。

まずは幼児に対して、1日に必要なカロリーから見てみましょう。

僅かではありますが、男女で差があることが分かります。
(参考資料：厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2015年版)』より)

そして「おやつ」として1日に与えても良いのは、上記の10～20%であるとされています。
間を取って15%で計算してみたのがこちらです。

ちなみに、ぱりんこは100gで514kcalもあります。
炊いた白米100gが168kcalなのを考えると、約3倍のカロリーですね。

(↑「ぱりんこ」の栄養成分表示)

それをもとに、上記のカロリーを「ぱりんこの分量(g)」に換算してみると

となります。
1日のおやつとしてぱりんこだけを与える場合、上記の分量をひとつの目安に考えておきましょう。
(あくまで比較のために1歳～2歳の分量も挙げています)

また、牛乳や果物のカロリーもおやつに含まれるそうです。
繰り返しになりますが、1日に3食しっかり食べているならこれだけの量を与える必要は無いと思われます。
それもあって、我が家では上記の半分量を参考にしています。

ぱりんこに関する注意点とは？

ここまでの項目でぱりんこの開始時期や適量について、ある程度お分かり頂けたかと思います。

ついでに子供に食べさせる際の注意点なども確認しておきましょう。

含まれている塩分はどれくらい？

ぱりんこはいわゆる「乾き物」の一種であり、食べているうちに喉が渇いてくるでしょう。
具体的な数字では、ぱりんこ100gあたり1.75gもの食塩(相当量)が使われています。

私からしてもこれは結構辛い部類かと思われます。
参考までに、他の代表的なお煎餅100gと比べてみましょう。

というように、ぽたぽた焼は「おにぎりせんべい」とほぼ同じくらいの塩辛さとなります。
ちなみにカルビーのポテトチップス(うすしお)には、100gで1.0gの塩分が使われています。
塩分量だけを比べた場合、ポテチは意外と少ないということに驚きました。

そして塩分の摂り過ぎは

というように、健康を害する可能性も出てきます。
塩分はお味噌汁やおかずといった普段の食事の中にも、一定量含まれていることを認識しておきましょう。

ぱりんこの原材料は？

次はぱりんこの「中身」について考えてみたいと思います。
いつも食べ終わったら捨ててしまう外袋ですが、今回は隅々まで読んでみました。

表示が細かいので全部書き出してみたところ

というようにメインの「お米」ですが、割合的に米国産のものが多く使われているようです。
ただ添加物に関しては意外と少なく、シンプルな感じがしますね。

アレルギーの出やすい食品としては

と記載されています。
味付けに「しょうゆ」を使っているお煎餅である以上、この2点については致し方ないと考えるべきでしょうか。

ただしぱりんこを食べさせていて身体に異変を感じた場合には、念のため小児科か皮膚科を受診された方が無難と思われます。

もしも喉に詰まった場合には？

子供がまだ小さいうちは、この「喉詰め」も身近で深刻な問題となります。
今回のぱりんこでも、口いっぱいに入れて飲み込もうとした場合には喉に詰まる危険があるでしょう。

もし子供が窒息状態に陥った際には、すぐ119番で救急車を呼ぶことをお勧めします。

その後(状況によっては電話を繋いだまま)で、背部叩打法(はいぶこうだほう)などにより詰まった異物を取り出す努力を試みます。
分かりやすい動画を見つけましたので、下記のリンク先にて紹介しておきます。

⇒乳児の気道異物を除去する方法 背部叩打法と胸部突き上げ法
(動画作成：日本赤十字社さん)

ただし、やり方によっては逆に詰まったものを喉の奥に押し込んでしまう恐れもあります。
数回試しても取れない場合には、無理をせず救急隊の到着を待った方が良いという意見もあります。

また「ぱりんこ」に限らず、お菓子類は上の子(兄姉)が下の子(弟妹)に勝手に食べさせてしまうことも予想されます。

そのため子供向けでないものは、簡単に手が届かない場所に保管しておきましょう。
我が家では以前に私が隠しておいた「うまい棒」を上の娘が見つけ、下の娘と一緒に食べていたことがあります・・・。

その他に気を付けたい事は？

お菓子全般に共通する点として

などにも気を付けましょう。
特にスナック菓子や煎餅類は、歯間に長時間留まりやすい食品とされています。
加えて間食としてお菓子を食べ過ぎると、食事自体が進まなくなるケースもあります。

塩分やカロリーの高さ、アレルギーといった健康面への影響も考慮しながら、子供の健全育成に努めたいですね。

日々の育児に役立つミニ情報とは？

ネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。

⇒【楽天ブックス】はじめてママ＆パパの0〜6才病気とホームケア

病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら？というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。

また、私自身も愛読していますが子育て全般に関する「育児本」として、このシリーズが分かりやすくておススメです。

⇒【楽天ブックス】子育てハッピーアドバイス　明橋大二　著　/　太田知子　イラスト

文字ばかりではなく、可愛らしいイラストや4コマ漫画が随所にありますので、気軽に読み進めることができます。

ご自身で読まれる以外に、初めてお子さんが生まれたご家庭へのプレゼントとしても喜ばれることでしょう。

それから、子供用品全般としてはこちらもおススメです。

⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby（アイラブベビー）】

圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
生まれたての赤ちゃんから6歳くらいまでの子の食事グッズ・衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。

まとめと私の体験談

このように今回は、子供とぱりんこに関する疑問点に注目してみました。
私もこれまで知らなかった部分があり、勉強になったと感じています。

では最後にまとめとして

小さな子供にぱりんこは？

• 小児科の先生は「3歳前後から」を推奨
• ただ無理に食べさせるものでもない
• 塩分、カロリー、硬さに注意して
• 1日のおやつの量を考えつつ
• 与える時間や歯磨きも忘れずに

といったところでしょうか。
我が家でも先日、上の子(4歳)にぱりんこを与えてみました。
今までに他のお煎餅を食べていることもあり、すぐに完食してしまいました。

最終的にはママの方針と判断になりますが、子供にとって無難と思われる開始時期と適量を考えて食べさせてあげたいですね。