そろそろ赤ちゃんの離乳食の時期だったり、色々食べられるようになったけどメロンはまだ初めて・・・
という方もおられると思います。
小さな赤ちゃんの離乳食としては、いつから与えて良いのでしょうか?
それにアレルギーの有無や注意点などは?
今日はそんな素朴な疑問を解決するために、メロンについて徹底的に調査してきました!
私の集めた情報がママさんと赤ちゃんの役に立てば幸いです。
目次
メロンは離乳食には向いているの?
よく熟したメロンは柔らかくて甘みも強くなり、水分も多く含まれているので赤ちゃんに食べさせやすいという特徴があります。
それから消化についてですが、メロンはスイカやオレンジと並んで消化が早い(=消化に良い)とされています。
平均的な消化時間をみるとリンゴで約1時間、バナナが約2時間なのに対してメロンは約30分で消化されます。
加えて栄養面ではカロテンとカリウムが豊富で、筋肉の疲労を回復させたり身体の粘膜や皮膚、喉や肺にも良いとされています。
上記のことを踏まえるとメロンは赤ちゃんにとって「食べやすさ」「消化のしやすさ」の点からも、離乳食には向いているといえます。
赤ちゃんにメロンはいつからどのように?
メロンは一般的に生後5~6ヶ月頃の離乳食初期(ゴックン期)から与えても大丈夫です。
皮をむいて中の種とその周辺の筋をきれいに取り除き、包丁で一口大に切ります。
その後、フォークやスプーンで食べやすいように果肉をつぶしてあげましょう。
果肉が固い場合にはおろし金ですりおろしたり、すり鉢ですりつぶします。
ちなみに外皮よりも中の種に近い方がよく熟れていて柔らかく、甘みも強くなります。
ひと手間加えるならば?
一例になりますが、まず外皮をむいて種や筋を取り除いたメロンをすりおろします。
それから
- 食パン(小さくちぎって)
- 粉ミルク(月齢によってはフォローアップミルクも可)
- 水
を適量、小さなお鍋に入れて弱火で5分程度煮込むと「メロン入りパン粥」のできあがりです。
食パンは絹ごし豆腐や、水で戻した麩(ふ)でも代用する事ができます。
ただし、ミルクの代わりに牛乳を使うのは消化吸収の点から、1歳を過ぎてからの方が無難です。
できたては熱いので充分冷ましてから与えましょう。
もしメロンの果肉が赤ちゃんの口に合わない場合には、すりつぶしてから絞って果汁だけを与える方法もあります。
与える分量については?
まるっきり初めて食べさせる場合、果肉も果汁もスプーン1杯からスタートしましょう。
何ともなければ日を追って様子を見つつ、少しずつ量を増やしていく方が無難です。
赤ちゃんが嫌がる場合には無理をせず、反対にどんどん食べるからといって一度に大量に食べさせるのは控えましょう。
与え過ぎると消化不良で下痢をしたり、いつもよりお腹がゆるくなったりします。
また、昨日はちゃんと食べてくれたのに今日はイマイチ進まない・・・というように食べる量にムラがあったりもします。
それも普通のことですので、焦らずに「こんな日もあるんだ」と考えて赤ちゃんのペースに合わせることが大切です。
果汁に関しては1日に大さじ2~3杯くらいが目安で、原液が濃過ぎると思われたら「湯冷まし」で少し薄めて与えましょう。
参考までに赤ちゃんの月齢別にみたメロンの分量を紹介しておきます。
(※単位は1日あたりです)
- 5ヶ月~6ヶ月(ゴックン期)・・・1/8切れのさらに1/3程度(約20グラム)
- 7ヶ月~8ヶ月(モグモグ期)・・・ 〃 1/2程度(約30グラム)
- 9ヶ月~10ヶ月(カミカミ期)・・・ 〃 2/3程度(約40グラム)
- 11ヶ月~1歳(パクパク期)・・・1/8切れ程度(約60グラム)
メロン1玉の大きさや可食部は種類によって違うのと、赤ちゃんの個人差にもよりますのであくまでも目安としてお考えください。
ちなみに赤ちゃんの離乳食の内容や分量、食後の変化の有無などをカレンダーに書き込んでいくと、後から確認できるので便利です。
生のまま与えても大丈夫?
幼い赤ちゃんに食べさせるものは火を通してからの方が良い、と主張される方がおられます。
ただ、果物に関していえば「加熱は必ずしも必要ではなく」食べやすければ生でも大丈夫、というのが一般的な傾向のようです。
ただ、加熱することで得られるメリットもあります。
- 甘味が増すので食べさせやすい
- 柔らかくなるので消化吸収を助ける
- 殺菌作用により食中毒の予防になる
- 身体(お腹)が冷えるのを防ぐ
- アレルギー対策にもなる
果物の多くは加熱により酸味が抑えられて甘味が増すほか、全体的に柔らかくなるので赤ちゃんにとっても食べやすくなります。
それから私たち大人と比べると赤ちゃんはまだまだ菌に対する抵抗力が少ないものです。
果物に付着している雑菌を除去するためにも加熱は有効です。
アレルギーについては次の項目で詳しく説明しますが、加熱されたものと比べて非加熱の方がアレルゲンになりやすい場合があります。
これはアレルギーを引き起こす原因となるタンパク質が熱によって変化することによります。
そのため、加熱されている缶詰やジュースなら大丈夫でも、生で食べたらアレルギーが出たというケースが報告されています。
したがって上記のような点を気にされたり、心配な方にはメロンの加熱をおススメします。
加熱のデメリットとしてはメロンに含まれるビタミン類が失われたり、本来持つ風味が損なわれることが考えられます。
メロンでアレルギーは出るの?
『食品の数だけアレルギーは存在する』と言われるように、どんな食品でもアレルギーが出る可能性があります。
今回のメロンも例外ではありませんが、アレルギーの可能性としては低い方になります。
アレルギーを起こしやすい原材料として、表示する事を勧められている20品目の食品(そのうちの果物は5品目)からは外れています。
(参照:農林水産省 表示のかしこい見かた アレルギー表示より
しかしながら、先述したように絶対大丈夫という訳ではありません。
『口腔アレルギー症候群』といって、アレルゲンになる食品を食べた直後に口の周りや唇が赤く腫れたりする場合があります。
また、個人差によりますがまれに嘔吐や下痢、呼吸困難などといった重い症状が出るケースも報告されています。
食後には赤ちゃんの口の周りや中、お腹の調子に変化が無いかチェックしておきましょう。
もしメロンで赤ちゃんにアレルギー反応が出た場合には、同じウリ科であるスイカやキュウリの他にも
- りんご
- 桃
- オレンジ
- キウイ
- バナナ
といった果物でも同様のアレルギーが出る場合があります。
数ある果物の中で、上記の5つが最もアレルギーになりやすいとされています。
それから特にメロンに限りませんが、赤ちゃんにとって初めての食品を口にするのは平日の午前中が良いといわれています。
この理由としては、もし重大なアレルギー反応などが出た場合すぐに病院に駆け込めるからです。
これが土日の夜などでしたら、診てくれる病院も限定されてしまいます。
赤ちゃんの万一に備えておくという観点で、頭に入れておきましょう。
もし下痢をしてしまったら?
メロンを食べてからお腹がゆるくなったり、明らかに下痢をしてしまったらすぐに食べさせるのをストップして嘔吐や発熱など、他の症状がないか確認しましょう。
下痢だけの場合でも原因については
- メロンの食物アレルギー
- 食べ過ぎによる消化不良
- 水分の摂り過ぎ
- お腹が冷えたため
- 実は他の原因
というようにいくつか考えられます。
口の周りが赤くなったりするなどの症状が出ればアレルギーの可能性が高いのですが、下痢だけでは原因が特定しにくいのです。
下痢が2~3日続いたり、赤ちゃんの体調が思わしくない場合には小児科を受診しましょう。
気になる方にはアレルギー検査をされることをおススメします。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
まとめと私の体験談
このように与え始める時期やアレルギーについて調べていると、注意点も色々出てきました。
少し気をつければ済むものも多いので、あまり固く考えずに要点だけ押さえておきましょう。
それでは最後にまとめとなりますが
- 生後5~6ヶ月くらいの離乳食初期から
- 柔らかい部分をそのまますりつぶして
- 生が気になる場合には加熱して
- 初めて口にするならスプーン1杯から
- 食後のアレルギーにも気を付けて
といったところでしょうか。
我が家では買ってまで与えるという機会がありませんでしたが、頂き物で何回かすりつぶして食べさせました。
生のままでもしっかり食べていたのを覚えています。