赤ちゃんにナシはいつから?アレルギーや下痢は大丈夫?


幸水・豊水・二十世紀といった秋の味覚のひとつでもあるナシですが、赤ちゃんに離乳食として与えても良いのでしょうか?
皮をむいて中の芯や種を取るのは分かるけど、アレルギーや消化について心配・・・。
水分が多過ぎないだろうか?
食べさせるとしてもいつからどのくらいの量を?
食べさせたら下痢や嘔吐をしてしまった!

など、色々な疑問や不安をお持ちのママさんもおられると思います。

今日はそんな心配を解決するために、ナシについて徹底的に調査してきました!
私の集めた情報がママさんと赤ちゃんの役に立てば幸いです。

ちなみに洋ナシ(西洋梨)についてはこちらのリンク先でまとめています。
赤ちゃんに洋ナシはいつから?アレルギーや下痢は大丈夫?

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ナシは離乳食に向いているの?

はじめに結論を言いますと、夏~秋という季節は限定されますがナシは離乳食として優れた果物なのです。

まずは消化に関することですが、下記の点からもお腹に優しい(消化に良い)ことが分かります。

  • 消化時間が早い
  • 食物繊維が少ない
  • 酸味が弱い

ナシの消化時間は果物の中でもトップクラスで早く、約30分程ともいわれています。
体内にとどまる時間が短いということは、それだけ胃腸への負担も軽いということになります。
参考までにリンゴの消化時間は約1時間、バナナは2時間くらいかかります。

次に食物繊維(特に不溶性)については少ない方が消化に良いとされていて、生のナシ100グラムに含まれているのは0.9グラム(果物の中では少ない方)となっています。
参考までに同じ100グラムで比較するとリンゴで1.5グラム、バナナで1.1グラム含まれています。

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それから、よく熟れたナシは甘味が強く酸味は弱くなります。
オレンジやキウイといった「やや酸っぱい果物」と比べても、お腹への刺激が少なく食べさせやすいという特徴があります。

栄養面についてはビタミン類と葉酸などのバランスが良く、ミネラルでは銅とカリウムが多く含まれています。
そのため風邪の予防だけでなく、赤ちゃんの体調を整える手助けをしてくれます。

他にリンゴやバナナといった離乳食に適した果物があるものの、旬の果物という点でナシはおススメです。

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赤ちゃんにナシはいつからどのように?

ナシは通常、生後5~6ヶ月頃の離乳食初期(ゴックン期)から与えても大丈夫です。

皮をむいて中の芯と種を取り除き、包丁で1~2センチ角に切ってからスプーンやフォークで食べさせやすい大きさに潰します。
実が少し硬い場合にはおろし金ですりおろしても良いです。

※角切りのままだと「喉詰め・窒息」の危険性もありますので、できるだけ小さくしてあげましょう。

赤ちゃんが食べてくれない場合には?

ナシの果肉が赤ちゃんの口に合わない場合には、絞って果汁だけを与えてみましょう。
参考までに、こんなしぼり器を見つけました。
「しぼる・つぶす・すりおろす」の3役をこなす上にコンパクトな形で、離乳食以外にも色々と使い道がありそうです。

楽天でしぼり器を見てみる

または、寒天を加えたりベビーダノンなどの赤ちゃん用ヨーグルトに混ぜるのも効果的です。
舌触りが滑らかになって食べやすくなります。

それから、赤ちゃんには加熱してからの方が良いのでは?とお考えの方もおられると思います。
基本的に赤ちゃんに与える果物について加熱は不要ですが、メリットはいくつかあります。

  • 果物によっては甘味が増す
  • 柔らかくなるのでお腹に優しい(消化に良い)
  • 食中毒の予防(熱で殺菌される)
  • 温めることでお腹が冷えるのを防ぐ
  • アレルギーが出にくくなる

果物の多くは加熱により酸味が抑えられて甘味が増すほか、全体的に柔らかくなるので赤ちゃんにとっても食べやすくなります。

それから私たち大人と比べると赤ちゃんはまだまだ菌に対する抵抗力が少ないものです。
まな板や包丁、果物自体に付着している雑菌を除去するためにも加熱は有効です。

アレルギーについては下の項目で詳しく説明しますが、加熱されたものと比べて非加熱の方がアレルゲンになりやすい場合があります。
これはアレルギーを引き起こす原因となるタンパク質が熱によって変化することによります。

そのため、加熱されている缶詰やジュースなら大丈夫でも、生で食べたらアレルギーが出たというケースもあります。

このように、上で挙げたような点が心配に思われる方には食前の加熱をおススメします。
デメリットとしてはナシに含まれているビタミン類が減少したり、もともとの風味が損なわれることが考えられます。

食べ過ぎるとどうなるの?

次にナシの分量について説明します。
赤ちゃんに初めて食べさせる場合(果汁でも)、まずはスプーン1杯からスタートしましょう。
何ともなければ日を追って様子を見つつ、少しずつ量を増やしていく方が無難です。

どんどん食べるからといって一度に大量に食べさせるのは控えましょう。

ナシやスイカ、メロンなどは昔から「身体を冷やす果物」といわれており、食べ過ぎると消化不良で下痢をしたり、いつもよりお腹がゆるくなったりします。

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参考までに赤ちゃんの月齢別にみたナシの分量を紹介しておきます。
私の勤務先におられる小児科の先生と、管理栄養士の方に適量を聞いてきました。
(※単位は1日あたりです)

  • 5ヶ月~6ヶ月(ゴックン期) ・・・2~3切れ(約20グラム)
  • 7ヶ月~8ヶ月(モグモグ期) ・・・3~4切れ(約30グラム)
  • 9ヶ月~10ヶ月(カミカミ期)・・・4~5切れ(約40グラム)
  • 11ヶ月~1歳(パクパク期)・・・・5~6切れ(約50グラム)

上記の「1切れはだいたい7~8グラム」で計算しています。

果汁に関しても上のグラム数が適量ですが、原液が濃過ぎると思われたら「湯冷まし」で少し薄めて与えましょう。

ちなみに赤ちゃんの離乳食の内容や分量、食後の変化の有無などをカレンダーに書き込んでいくと、後から確認できるので便利です。

ナシでアレルギーは出るの?

ここではナシのアレルギーについて説明します。
実は果物に限らず、どんな食べ物でも少なからずアレルギーの可能性があります。

政府の機関から発表されている資料によると、最もアレルギーが起こりやすいとされている20品目(そのうち果物は5品目)には含まれていません。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)

しかしながら、先述したように絶対大丈夫という訳ではありません。

症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、特定の食品を食べた直後に口の周辺や舌、唇が赤く腫れたりする場合があります。

個人差によりますが、まれに嘔吐や下痢、全身に蕁麻疹(じんましん)、呼吸困難といった重症になるケースも報告されています。
食後1時間程度は赤ちゃんの口周りや、お腹の調子に変化が無いか気にしておきましょう。

もし、ナシで赤ちゃんにアレルギー反応が出た場合には

  • リンゴ
  • イチゴ
  • サクランボ
  • ビワ

など、同じバラ科の果物でも同様のアレルギーが出る場合があります。

また、ナシに限らず何でも初めての食品を口にする場合には「平日の午前中が良い」といわれています。

それは、もし重大なアレルギー反応などが出た場合すぐに病院に駆け込めるからです。
これが日曜祝日の夜などでしたら、診てくれる病院も限定されてしまいます。
赤ちゃんの万一に備えておくという観点で、頭に入れておきましょう。

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もし下痢や嘔吐をしてしまったら?

ナシを食べてから急にお腹がゆるくなったり、吐き戻してしまった場合にはすぐに食べさせるのをやめて他の症状(発熱や呼吸困難など)がないか確認しましょう。

下痢や嘔吐だけの場合でも原因は

  • ナシの食物アレルギー
  • 食べ過ぎによる消化不良
  • 生食によりお腹が冷えた
  • 胃が受け付けなかった
  • 食中毒やその他の原因

というようにいくつか考えられます。

口の周りが赤くなったりするなどの症状が出ればアレルギーの可能性が高いのですが、下痢や嘔吐だけでは原因が特定しにくいのです。
そのため、食べさせる分量や与え方(調理方法など)に再検討が必要な場合もあります。

下痢や嘔吐の状態が続いたり、赤ちゃんに元気がないなどの場合には小児科を受診しましょう。
気になる方にはパッチテストなどのアレルギー検査をされることをおススメします。

まとめと私の体験談

このように与え始める時期やアレルギーについて調べていると、注意点も色々出てきました。
少し気をつければ済むものも多いので、あまり固く考えずに要点だけ押さえておきましょう。

それでは最後にまとめとなりますが

赤ちゃんにナシは?
  • 生後5~6ヶ月くらいの離乳食初期から
  • すり潰すかすりおろして食べやすく
  • 生が不安な場合には加熱して
  • 最初はスプーン1杯から
  • 食後のアレルギーにも気を付けて

といったところでしょうか。

参考までに私には2人の娘(2歳9ヶ月と0歳8ヶ月)がいます。
ちょうどナシのシーズンでしたので与えましたが、果肉の食感が気に入らなかったのかあまり食べてくれませんでした。

その代わりに、しぼった果汁だけはよく飲んでくれました。

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