子育てに全力投球の皆さん、毎日お疲れ様です。
私にも3歳と1歳の娘がおりますので、苦労は身に染みてよく分かります。
さて今日は子供とチョコレートについてのお話です。
皆さんもどこかで耳にされたことがあると思いますが、
『小さな子供にチョコレートは良くない』
これってホントなのでしょうか・・・。
私も育児中の友人や諸先輩方から聞いたことがあります。
しかしながら、内心こんな疑問を持っていました。
- なぜダメだと言われる(思われる)のか?
- 固定観念や思い込みではないだろうか?
- 問題なのは「分量」なのでは?
などなど、結構気になる点でもありますので、この際徹底的に調べてみることにしました。
私と同じような疑問を持たれた方の、知識の足しにしてもらえれば幸いです。
また、子供とチョコに関する別の記事はこちらにまとめています。
合わせて参考になれば光栄です。
目次
子供にチョコがダメと言われる理由TOP8とは?
まずは小さな子に対して、チョコが『良くない』とされている理由について調べてみました。
主だったものとしては
- カフェインが含まれている
- テオブロミンが含まれている
- 甘いので虫歯の原因になる
- 高カロリーのため肥満の原因になる
- 脂肪分が多いため消化に良くない
- チョコレート中毒(依存)になる
- 味覚形成の妨げになる
- アレルギーを起こす可能性がある
などなど・・・チョコは食品ということもあって、やはり成分的な面が多いように感じられます。
次の項目から、それぞれの理由について詳しく検証していきましょう。
カフェインやテオブロミンの影響とは?
皆さんもご存知の通り、チョコレート以外にもコーヒーや緑茶などに含まれているのがこのカフェインです。
カフェインには一般的に
- 覚醒作用
- 解熱鎮痛作用
- 強心作用
- 利尿作用
などがあるとされています。
チョコを食べた夜に子供の寝付きが悪くなったりするのは、この覚醒作用によるものだと言われています。
そして、子供にとって必要な「成長ホルモン」は睡眠時に分泌されやすくなっています。
そのため、寝付きや睡眠の質が悪いのはあまり好ましいことではありません。
昔から『寝る子は育つ』とも言われていますね。
それから利尿作用がありますので、夏場などは水分補給の妨げになる可能性も出てきます。
子供のうちは必然的に、体内に留めておける水分が少ないものです。
特に暑い時期の脱水症状には気を付けましょう。
また、私の調べた資料の中にはこんな記述もありました。
『カフェインの摂り過ぎは骨を弱くし、ひどい場合には死亡する恐れもある』
(参考資料:「カフェインのWikipedia 副作用」より引用)
あくまでも「まれな例」であると書かれていましたが、ちょっと怖いですね。
ちなみにカフェイン同様、チョコレートにはテオブロミンというアルカロイド(天然由来の有機化合物)の1種が含まれています。
このテオブロミンはもともとカカオに含まれている「苦味成分」です。
しかしながらその副作用として
- 消化不良
- 利尿作用
- 興奮作用
などが挙げられており、摂取した際には内臓だけでなく中枢神経へも影響があるそうです。
虫歯や肥満になる可能性とは?
次に、菓子類として市販されているチョコレートは基本的に甘いものです。
ブラックチョコやビターチョコのようにカカオの割合が高くて「苦い」ものもありますが、ミルクチョコレートなどは砂糖が多く使われています。
参考までにチョコレート100グラムの栄養成分を見てみましょう。
上の項目でも紹介しましたが、カフェインとテオブロミンの数値も入れておきます。
- カロリー・・・・579kcal
- 糖分・・・・・・36.71g
- 脂肪・・・・・・38.31g
- たんぱく質・・・6.12g
- カフェイン・・・86mg
- テオブロミン・・632mg
というように、チョコの3分の1以上が糖分で構成されています。
チョコだけが虫歯の原因ではありませんが、歯磨きをおろそかにすると当然虫歯になる可能性が高くなります。
加えて、脂肪分も4割弱と結構多く含まれています。
チョコレートは少量でも高カロリーな食品になりますので、食べ過ぎると肥満の原因になり得るでしょう。
中毒(依存)や味覚形成の妨げになるの?
私たち大人でもそうですが、甘い物好きな人にとって「チョコレートの誘惑」は驚異的です。
実際には「中毒」や「依存症」までならなくても、俗に言う「癖になる」感覚を経験された方は多いのではないでしょうか。
これは小さな子供にとっても同様です。
むしろ理性による「抑え」が効きにくい分、私たちより『食べたい!!』という欲求が強くなると言われています。
- おやつは毎日チョコ
- チョコ以外に見向きもしない
- チョコばかり食べてご飯を食べない
というような子供は要注意と言えるでしょう。
また、多くの育児本やレシピ本にも書いてありますが、子供のうちは極端に「甘い・辛い・濃い」といった味のものは避けるべきというのが一般的です。
色んな味を体験するのは良いことですが、あまりにも偏った味に慣れてしまうと大人になってからの成人病や糖尿病の原因にもなりかねません。
子供には基本的に「薄味」が好ましいとされています。
チョコでもアレルギーの心配が?
それからチョコレートも食品である以上は「食物アレルギー」の心配があります。
チョコの原料であるカカオとは別に、製品の種類によっては乳製品が含まれているものもあります。
同じようにチョコレートが直接的な原因ではなく、中に入っているピーナッツやアーモンドがアレルゲンになることも考えられます。
どちらにしても子供にチョコを与え、口周りや身体に蕁麻疹(じんましん)などが見られた場合にはすぐに食べさせるのをやめましょう。
しばらく安静にしていても症状が治まらなかったり、気になる場合には小児科か皮膚科を受診された方が無難です。
まれな例になりますが、呼吸困難や痙攣(けいれん)といったアナフィラキシーショックを引き起こすケースも報告されています。
ちなみにネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。
⇒【楽天ブックス】はじめてママ&パパの0〜6才病気とホームケア
病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。
また、私自身も愛読していますが子育て全般に関する「育児本」として、このシリーズが分かりやすくておススメです。
⇒【楽天ブックス】子育てハッピーアドバイス 明橋大二 著 / 太田知子 イラスト
文字ばかりではなく、可愛らしいイラストや4コマ漫画が随所にありますので、気軽に読み進めることができます。
ご自身で読まれる以外に、初めてお子さんが生まれたご家庭へのプレゼントとしても喜ばれることでしょう。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
まとめと私の体験談
このように、今回はチョコレートが子供に与える影響について調べてきました。
上記の項目ではチョコがさも悪者のように書いてしまいましたが、デメリットばかりではありません。
ポリフェノールによる抗酸化作用など、いくつかメリットがあるのも事実です。
最後にまとめとなりますが、
- チョコに限らず何でも食べ過ぎは良くない
- カフェインやテオブロミンの覚醒作用には注意
- だらだら食べは避けて食後は歯磨きの徹底を
- チョコの成分と与える適量を正しく理解する
- 小さいうちから無理に食べさせる必要はない
といったところでしょうか。
最終的に「チョコの良し悪し」は大抵の場合、ママさんの判断に委ねられると思われます。
『うちは大きくなるまで絶対ダメ!』・・・でも構いませんが、大切なのは誤った情報を鵜呑みにしないということです。
誕生日や何か難しいことが上手に出来た場合のご褒美など、時と場合と分量をよく考えてチョコレートと関わっていくのがベストかと思われます。