私も幼少期からよく食べていたベビースターラーメンですが、あらためて小さな子供のおやつとしてはどうなのでしょうか。
私にもちょうど今年で4歳と2歳になる娘がおります。
2人とも食べられる食品が増えてきましたが、最近では「そろそろ大丈夫かな?まだ少し早いかな・・・?」という迷いも生じています。
今回のベビースターラーメンに関しても
- いつから(何歳から)食べさせてOK?
- 一日のおやつとしての適量は?
- 塩分やアレルギーが心配では?
というように私たちは昔から食べ慣れていますが、いざ自分の子供に食べさせるとなると多少心配に感じます。
今日はこんな私と同じような疑問をお持ちの方々へ、集めた情報を順次紹介していきたいと思います。
毎日育児でお忙しい皆さんにとって、少しでもお役に立てば幸いです。
目次
子供にベビースターラーメンはいつからOK?
まず気になるのは「何歳から?」という開始時期ではないでしょうか。
私が調べた育児サイトや離乳食本によりますと、色々な説が見つかりました。
一例を紹介しますと
- 0歳ではまだ控えるべき
- 1歳で歯が生えてくる頃から
- 2歳を過ぎるまでは避けた方が良い
- 3歳になったらそろそろ試しても?
- 5歳以降でもなるべく与えたくない
というように、育児専門家の方や各家庭の考えがそれぞれあるようです。
特に「○歳からOK!」と明記されているわけではありませんので、判断に迷うケースが多いですね。
ちなみに、私の勤務先におられる小児科の先生に質問してみたところ
「味も濃いので2歳を過ぎて、初めは少量から」
「あくまでもおやつなので、ご飯をしっかり食べていれば無理に与える必要はないですよ」
という回答を頂くことができました。
確かにベビースターラーメンには、お湯をかけて「ラーメン風」にして食べるという方法もあります。
つまりはそれだけ味が濃く作られているとも言えますね。
最初のうちはお湯でふやかすと同時に、そのお湯を捨てて塩分を減らす方が無難と思われます。
参考までに小さな子供向けとして、こんなおやつを見つけました!
これは生後6ヶ月頃から食べられる乳幼児用のおせんべいです。
原料には国産米が使われており味も薄味となっているため、ベビースターラーメンはまだ早いと思われる子供におススメです。
年齢別に考えたベビースターラーメンの適量とは?
では次に、子供にベビースターラーメンを与えるとしたらその「分量」はどうなのでしょうか?
上の項目でも書きましたが、このお菓子は食事とは違い「おやつ」に分類されています。
そもそも「おやつ」とは、1日3度の食事でも不足しがちな栄養素やカロリーを補うためのものです。
食事が十分に足りているのに「おやつ」を食べ続けることは、栄養過多となり肥満の原因になるとも言われています。
加えて塩分や脂質の摂り過ぎも気になるところですね。
ここでは子供の年齢別に必要なカロリーを計算し、1日のおやつとして与えても良さそうな分量を紹介します。
まずは幼児に対して、1日に必要なカロリーから見てみましょう。
- 1歳~2歳・・・男の子 950kcal 女の子 900kcal
- 3歳~5歳・・・男の子 1,300kcal 女の子 1,250kcal
僅かではありますが、男女で差があることが分かります。
(参考資料:厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2015年版)』より)
そして「おやつ」として1日に与えても良いのは、上記の10~20%であるとされています。
試しに15%で計算してみたのがこちらです。
- 1歳~2歳・・・男の子 143kcal 女の子 135kcal
- 3歳~5歳・・・男の子 195kcal 女の子 188kcal
ちなみに、ベビースターラーメン(チキン)は100gで494kcalもあります。
炊いたご飯100gが168kcalなのを考えると、約3倍ものカロリーということですね。
※ベビースターラーメン(うましお)は100gで506kcalでした。
それをもとに上記を「ベビースターラーメンの重さ(g)」に換算してみると
- 1歳~2歳・・・男の子 29g 女の子 27g
- 3歳~5歳・・・男の子 39g 女の子 38g
となります。
1日のおやつとしてベビースターラーメン(チキン)だけを与える場合、上記の分量をひとつの目安に考えておきましょう。
(ちなみにジュースや牛乳、みかんやりんごといった果物のカロリーもおやつに含まれるそうです)
繰り返しになりますが、1日に3食しっかり食べているならこれだけの量を与える必要は無いと思われます。
参考までに我が家では上記の半分量で考えています。
ベビースターラーメンに関する注意点とは?
これまでの項目でベビースターラーメンの開始時期と適量について、ある程度ご理解いただけたかと思います。
併せて子供に食べさせる場合の注意点なども確認しておきましょう。
含まれている塩分が高いのでは?
皆さんもご存知のとおりベビースターラーメンはスナック菓子であり、食べていると喉の渇きを感じることでしょう。
そこで100gあたりに含まれる塩分(食塩相当量)を計算してみました。
- ベビースターラーメン(チキン)・・・・2.72g
- ベビースターラーメン(うましお)・・・2.33g
このように、「チキン」の方がやや塩分高めとなっています。
(私はうましおの方でも充分辛く感じました)
(参考画像「ベビースターラーメン うましお」の栄養成分表示)
ちなみに100gあたりの塩分が2gを超えている場合、結構塩辛いものです。
そして塩分の摂り過ぎは
- 腎臓への負担
- 身体の浮腫(むくみ)
- 血管の硬化と高血圧
- 水分不足からの脱水症状
- 体外へのカルシウム排出
というように日常的に食べ続けた場合、健康を害する可能性も出てきます。
もちろん私たちが生活する上で適度な塩分は必要となります。
ただ塩分は普段の食事のお味噌汁やおかずなどにも、一定量含まれていることを認識しておきましょう。
ベビースターラーメン「チキン」の原材料は?
次はベビースターラーメンの「中身」について考えてみたいと思います。
普段食べるだけで気に留めていなかった内容表示ですが、今回はしっかり読んでみました。
まずは「チキン」の原材料から見てみましょう。
- 小麦粉
- 植物油脂
- しょうゆ
- 砂糖
- 食塩
- チキンエキス
- たんぱく加水分解物
- ミート調味エキス
- ミート調味パウダー
- 酵母エキスパウダー
- 加工デンプン
- 調味料(アミノ酸等)
- 酸化防止剤(ビタミンE)
というように、メインは小麦粉から作られてます。
また、砂糖の方が食塩よりも先に表示されている(=多く含まれている)というのは驚きです。
その他は味付けのための調味料や、各種添加物が使われていますね。
また、アレルギーの出やすい食品としては
- 小麦
- 大豆
- 鶏肉
- 豚肉
- ゼラチン
と記載されています。
チキン味なのに豚肉が使用されていたりと、よく読まないと見落としてしまう表記もあります。
これらの食品でアレルギーが出る子供には気を付けましょう。
ベビースターラーメン「うましお」の原材料は?
続いて、現在「チキン」と並んでレギュラー商品である「うましお」についても調べてみました。
(昔あった「カレー味」「みそ味」は販売終了の為か、近年見かけなくなりました)
原材料の表記が細かく見にくいため、同様に書き出してみました。
- 小麦粉
- 植物油脂
- うましお風味パウダー(たんぱく加水分解物、ぶどう糖、食塩、チキンエキスパウダー、野菜パウダー、酵母エキスパウダー、砂糖、乳糖、香辛料、調味油)
- アサリエキス
- 食塩
- チキンエキス
- たんぱく加水分解物
- 香辛料
- 調味料(アミノ酸等)
- 乳化剤
- カラメル色素
- 酸化防止剤(ビタミンE)
- 酸味料
- 香料
というように「うましお風味パウダー」で独自の味付けがなされているようです。
その他の添加物も数多く含まれています。
アレルギーになりやすい食品も
- 乳成分
- 小麦
- ごま
- 大豆
- 鶏肉
- 豚肉
- ゼラチン
となっており、チキンに対して乳成分とごまが増えています。
どちらのベビースターラーメンを与えるにしても、子供の身体に異変を感じた場合には小児科か皮膚科を受診された方が無難と思われます。
もしも喉に詰まった場合には?
子供がまだ小さいうちは、この「喉詰め」も身近で深刻な問題となります。
今回のベビースターラーメンでも、口いっぱいに詰め込んで飲み込もうとすると喉に詰まる事があるかもしれません。
もし子供が窒息状態に陥った際には、すぐ119番で救急車を呼ぶことをお勧めします。
その後(状況によっては電話を繋いだまま)で、背部叩打法(はいぶこうだほう)などにより詰まった異物を取り出す努力を試みます。
分かりやすい動画を見つけましたので、下記のリンク先にて紹介しておきます。
⇒乳児の気道異物を除去する方法 背部叩打法と胸部突き上げ法
(動画作成:日本赤十字社さん)
ただし、やり方によっては逆に詰まったものを喉の奥に押し込んでしまう恐れもあります。
数回試しても取れない場合には、無理をせず救急隊の到着を待った方が良いという意見もあります。
またベビースターラーメンに限らず、お菓子類は上の子(兄姉)が下の子(弟妹)に勝手に食べさせてしまうことも予想されます。
そのため、食べられて困るものは子供たちの手の届かない所に保管しておきましょう。
うちでも中途半端な高さに隠した場合、上の娘が椅子を使って取ってしまいます・・・。
その他に気を付けたい事は?
これらもお菓子全般に共通することですが
- 食後には歯磨きをさせる
- お茶や水での「うがい」も良い
- 「ダラダラ食べ」をさせない
などにも気を付けましょう。
虫歯予防もそうですが、お菓子の食べ過ぎで朝昼晩の食事が食べられなくなるパターンもあります。
塩分や味の濃さ、高カロリーといった健康への悪影響にも考慮しながら、子供の健全育成に努めたいですね。
日々の育児に役立つミニ情報とは?
ネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。
⇒【楽天ブックス】はじめてママ&パパの0〜6才病気とホームケア
病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。
また、私自身も愛読していますが子育て全般に関する「育児本」として、このシリーズが分かりやすくておススメです。
⇒【楽天ブックス】子育てハッピーアドバイス 明橋大二 著 / 太田知子 イラスト
文字ばかりではなく、可愛らしいイラストや4コマ漫画が随所にありますので、気軽に読み進めることができます。
ご自身で読まれる以外に、初めてお子さんが生まれたご家庭へのプレゼントとしても喜ばれることでしょう。
それから、子供用品全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
生まれたての赤ちゃんから6歳くらいまでの子の食事グッズ・衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
まとめと私の体験談
このように今回は、ベビースターラーメンに関する疑問点について調査してきました。
これまで気にせず食べていた私自身にとっても勉強になりました。
では最後にまとめとして
- 味が濃いため2歳くらいからが無難
- ただし無理に与える必要は特になし
- 塩分やおやつとしての分量を考慮して
- 添加物やアレルギーにも注意しながら
- 与え方や虫歯予防の歯磨きも忘れずに
といったところでしょうか。
ちなみに、うちの娘たちにはまだベビースターラーメンを与えておりません。
ただお菓子は大好きですので、出せばすぐに食べてしまうでしょう。
私もそうですが、おやつの時間はとても楽しく幸せを感じます。
最終的にはママの方針と判断になりますが、子供にとって無難と思われる開始時期と適量を考えて食べさせてあげたいですね。