土用の丑の日などで夏バテ防止としても有名なうなぎ(鰻)ですが、赤ちゃんに離乳食として与えても良いのでしょうか?
先日、スーパーの魚売り場でうなぎのかば焼きのパックを見かけ、こんな疑問が頭に浮かんできました。
- 赤ちゃんにうなぎはいつ頃から?
- アレルギーにならないだろうか?
- 離乳食としては味が濃すぎるのでは?
などなど・・・私と同じような疑問や不安をお持ちのママさんもおられると思います。
今日はそんな心配を解決するために、うなぎについて徹底的に調査してきました!
私の集めた情報が皆さんと赤ちゃんのお役に立てば幸いです。
赤ちゃんにうなぎはいつからどのように?
うなぎは一般的に、生後1歳~2歳以降から与えても良いと思われます。
というのも、このうなぎの「与えはじめる時期」については様々な意見や見解が出回っています。
私が調べた離乳食のサイトや育児本でも
- 生後8ヶ月頃から大丈夫
- 少なくとも1歳を過ぎてから
- 2歳を過ぎてからが好ましい
- 3歳までは特に与える必要がない
- もっと遅くても構わない
というように意見が別れていました。
その理由としてはタレの味が濃いのと、うなぎ自体が脂っこいために消化能力的に心配というものでした。
あとは与えるうなぎの「分量」次第かとも思われます。
以下にあくまで目安ですが、年齢別のうなぎの与え方などをまとめてみました。
- 1歳未満・・・うなぎの身を細かくみじん切りで少量
(タレの部分は極力避けて) - 1歳~2歳・・・1センチ程度に切ったものを3~4切れ
(タレの部分はまだ少量で) - 2歳~3歳・・・3センチ程度に切ったものを2~3切れ
(タレの部分はまだ少量で) - 3歳以降・・・自分で食べられるならそのまま2~3切れ
(タレの部分は程々に)
基本的にはおかゆやご飯に混ぜて「ひつまぶし風」がおススメです。
どうしてもかば焼きのタレがかかっていたりして味が濃いので、ご飯類と混ぜて薄味にする工夫が必要となります。
また、注意点としてうなぎには小さな骨があります。
市販の物ならある程度は取り除かれていますが、それでも食べていると口の中に残ることが時々あります。
赤ちゃんの喉に刺さることも十分考えられますので、お箸やフォークなどで身をほぐしながら小骨を取りましょう。
それからうなぎの「皮」は子供の歯では噛み切りにくく、喉にも引っかかりやすいため5歳くらいまでは与えない方が良さそうです。
本人が1人で問題なく食べられるようになるまでは、うなぎの身だけにしておきましょう。
ちなみにうなぎのかば焼きには欠かせない「山椒(さんしょう)の粉」ですが、赤ちゃんの舌には合いにくいためかけない方が良いと思われます。
すでにかかっている場合には、その部分を避けて与えましょう。
調べている最中に、手軽で安心安全・美味しい国産うなぎを見つけましたので紹介しておきます。
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家族5人でも充分満足できると思います。
かば焼き以外の食べ方はないの?
うなぎのかば焼きの魅力の一つでもある「濃厚なタレ」ですが、やはり小さな子供には濃過ぎるという意見があります。
そこでおススメしたいのがうなぎの「白焼き」という食べ方です。
これは一般的にタレを付けずにうなぎを焼いたもので、好みによって「おろしポン酢」や「塩」で食べます。
こってりしたタレが苦手な人や、うなぎ本来の風味を楽しみたい方に人気があります。
焼肉を「焼肉のタレ」で食べずに、あっさりした「塩」などで食べるのと似ていますね。
子供が小さなうちは味の濃すぎる物は控えた方が良いともされていますので、大人用には「かば焼き」で子供用には「白焼き」を選んでみてはいかがでしょうか。
ただ、うなぎ屋さんによっては薄口しょうゆや塩で味付けがされていて「見た目は白いが味はしっかり付いている」という白焼きもあります。
味付けの濃さが気になる場合には買う前に聞いておく方が無難です。
うなぎにもアレルギーがあるの?
次にうなぎのアレルギーについて説明します。
政府発表の資料によると、最もアレルギーが起こりやすいとされている27品目(そのうち魚介類は7品目)には含まれていません。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
魚介類のアレルギーではエビやカニ、鯖(さば)などが有名ですが、その他にも多少のアレルギーの可能性はあります。
症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、特定の食品を食べた直後に口の周辺や舌、唇が赤く腫れたりする場合があります。
個人差によりますが、まれに嘔吐や下痢、全身に蕁麻疹(じんましん)、呼吸困難といった重症になるケースも報告されています。
食後1時間程度は赤ちゃんの口周りや、お腹の調子に変化が無いか気にしておきましょう。
もしも、うなぎで赤ちゃんにアレルギー反応が出た場合には、
- 鯖(さば)
- 鮭(さけ)
- 穴子(あなご)
- 鱧(はも)
などでも同様のアレルギーが出る可能性があるため、食べさせる際には注意が必要です。
サバやサケは魚介類の中でもアレルギーが出やすく、アナゴやハモは種類的にうなぎに近いものがあるためです。
また、うなぎに限らず何でも初めての食品を口にする場合には「平日の午前中が良い」といわれています。
それは、もし重大なアレルギー反応などが出た場合すぐに病院に駆け込めるからです。
これが土日祝日の夕方以降でしたら、診てもらえる病院を探すのが大変になります。
赤ちゃんの万が一に備えておくという意味でも、頭に入れておきましょう。
気になる方には小児科かアレルギー科で、パッチテストなどの検査をしてもらうこともできます。
うなぎは離乳食に向いているの?
上の項目でも少し触れましたが、うなぎは無理に離乳食として食べさせなくても良い食品とも言えます。
まず、消化に関係するものとして
- 脂質(脂分)が多く消化に時間がかかる
- タレ(主にしょう油と砂糖)の味が濃い
- 小骨や皮が赤ちゃんには不向き
といった難点があります。
ただ、うなぎ自体は身が柔らかくて食べさせやすい点と、栄養価的にも優れているという特徴があります。
カロリーは高めですが高タンパクで、良質なビタミンA、B1、B2、D、Eなどを多く含んでいます。
さらにカルシウムや亜鉛、リンといったミネラル類も豊富です。
注意点として、その高い脂質(脂分)により胃腸が受け付けず下痢や嘔吐をしてしまう可能性はあります。
分量や食べさせ方に注意しながら、「こんなお魚もあるんだよ~」という感じで少量から与えてみるのが良いでしょう。
それから赤ちゃんにうなぎを食べさせた後、いつもの寝る時間になっても全然寝る気配がなく走り回っていたという話を聞きました。
そもそもうなぎには「滋養強壮」や「夏バテ防止」の効果があるとされています。
たまたまかもしれませんが、赤ちゃんの中にはスタミナが付き過ぎて眠れなくなってしまう子がいるとも考えられます。
一応、このような例もあるということを頭に入れておきましょう。
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まとめと私の体験談
このように今回はうなぎについて、与え始めの時期やアレルギーについて調べてきました。
その中で注意点がいくつか出てきましたので、ポイントだけでも押さえておきましょう。
それではまとめになりますが
- 一般的には生後1歳~2歳以降から
- 小骨と皮はしっかり取り除いて
- 最初は少量で様子を見ながら
- タレも味が濃いので程々に
- 食後のアレルギーにも気を付けて
といったところでしょうか。
私自身、そう頻繁には食べられませんがうなぎは好きな方です。
上の娘(3歳4ヶ月)もうなぎを含めてだいたい何でも食べています。
下の子(1歳3ヶ月)にはまだ食べさせていませんが、今度の土用の丑の日には少しだけ試してみようと思っています。
子供が徐々に私たちと同じものを食べられるようになると、親としても嬉しいものですね。
皆さんのお子さんもアレルギーなど出ずに、美味しいうなぎが食べられるように願っています!