子供にチョコパイは何歳から?洋酒やカロリーは大丈夫?


しっとり食感とどこか高級さが感じられるチョコパイですが、小さな子供のおやつとしてはどうなのでしょうか。

私にもちょうど今年で4歳と2歳になる娘がおります。
2人とも食べられる食品が増えてきたものの、おやつに何でも与えて良いのか気になってきました。

今回のチョコパイに関しても

  • いつから(何歳から)大丈夫?
  • 1日に与えて良いのはどれ位?
  • 洋酒が含まれていると聞いたけど?

というように・・・私たちは何気なく食べられても、小さな子供に与える際には心配な点も出てくることでしょう。
今日はこんな私と同じような疑問をお持ちの方々へ、集めた情報を紹介していきたいと思います。

友人宅でチョコパイを頂いた場合など、皆さんの判断材料になれば幸いです。

スポンサードリンク




子供にチョコパイはいつからOK?

まず気になるのは「何歳から?」という開始時期かと思われます。
いくつかの育児サイトや離乳食本を参考にさせて頂くと、色々な意見が載っていました。

一例になりますが

  • 0歳でチョコパイは無理がある
  • 1歳でもカロリーや脂質が心配
  • 2歳からたまに食べさせていた
  • 3歳過ぎてもまだ与えていない
  • 5歳前から普通に食べている

というように、育児評論家の方やママさんの方針もそれぞれあるようです。
特に「○歳からOK!」と明記されているわけではありませんので、判断に迷うケースが多いですね。

IMG_4938

ちなみに、私の勤務先におられる小児科の先生に質問してみたところ

「カロリーも高く喉詰めしやすので、3歳以降で少量からが無難でしょう」

「あくまでもおやつなので、ご飯をしっかり食べていれば無理に与える必要はないですよ」

という回答を頂くことができました。
もし欲しがったとしても、子供が1~2歳のうちは控えた方が良さそうですね。

タイトルにも書きましたが、含まれている「洋酒」に関しては原材料の項目にて後述します。

そして楽天市場ではこんなおやつを見つけました!

【楽天】ピジョン 元気アップカルシウム お野菜せんべい

これは生後6ヶ月頃から食べられる乳幼児用のお煎餅です。
原料には国産米が使われており味も薄味となっているため、チョコパイはまだ早いと思われる子供におススメです。

スポンサードリンク





年齢別によるチョコパイの適量とは?

では次に子供にチョコパイを与えるとしたら、その分量はどうなのでしょうか?
上の項目でも書きましたが、お菓子は基本的に食事ではなく「おやつ」に分類されています。

そもそも「おやつ」とは、1日3度の食事でも不足しがちな栄養素やカロリーを補うためのものです。
食事が十分に足りているのに「おやつ」を食べ続けることは、栄養過多となり肥満の原因になるとも言われています。

ここでは子供の年齢別に必要なカロリーを計算し、1日のおやつとして与えても良さそうな分量を紹介します。

まずは幼児に対して、1日に必要なカロリーから見てみましょう。

  • 1歳~2歳・・・男の子      950kcal  女の子      900kcal
  • 3歳~5歳・・・男の子 1,300kcal  女の子 1,250kcal

僅かではありますが、男女で差があることが分かります。
(参考資料:厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2015年版)』より)

そして「おやつ」として1日に与えても良いのは、上記の10~20%であるとされています。
間を取って15%で計算してみたのがこちらです。

  • 1歳~2歳・・・男の子 143kcal  女の子 135kcal
  • 3歳~5歳・・・男の子 195kcal  女の子 188kcal

ちなみに、チョコパイは100gで510kcalもあります。
炊いた白米100gが168kcalなのを考えると、3倍超えのカロリーですね。

IMG_4940
(↑「チョコパイ」の栄養成分表示)

それをもとに、上記カロリーを「チョコパイの分量(g)」に換算してみると

  • 1歳~2歳・・・男の子 28g  女の子 26g
  • 3歳~5歳・・・男の子 38g  女の子 37g

となります。
1日のおやつとしてチョコパイだけを与える場合、上記の分量をひとつの目安に考えておきましょう。
(あくまで比較のために1歳~2歳の分量も挙げています)

また、牛乳や果物のカロリーもおやつに含まれるそうです。
繰り返しになりますが、1日に3食しっかり食べているならこれだけの量を与える必要は無いと思われます。
それもあって、我が家では上記の半分量を参考にしています。

スポンサードリンク





チョコパイに関する注意点とは?

ここまでの項目でチョコパイの開始時期や適量について、ある程度お分かり頂けたかと思います。

ついでに子供に食べさせる際の注意点なども確認しておきましょう。

含まれている塩分はどれくらい?

チョコパイは味覚的に「甘い」というイメージがありますが、塩分はどれ位あるのでしょうか。
具体的な数字では、チョコパイ100gあたり0.4gの食塩(相当量)が使われています。

参考までに、他のチョコパイ系のお菓子100gと比べてみましょう。

  • エンゼルパイ(森永製菓)・・・・0.31g
  • 源氏パイチョコ(三立製菓)・・・0.53g
  • パイの実(ロッテ)・・・・・・・0.68g

というように製品によって、そこそこ差がある結果となりました。

見た目がよく似ている森永のエンゼルパイと比較した場合、チョコパイの方がやや塩分多めとなっています。
もちろんバターやチョコレートの使用量、生地の種類によって塩分も変わってくるでしょう。

そして塩分の摂り過ぎは

  • 腎臓への負担
  • 身体の浮腫(むくみ)
  • 血管の硬化と高血圧
  • 水分不足からの脱水症状
  • 体外へのカルシウム排出

というように、健康を害する可能性も出てきます。
塩分はお味噌汁やおかずといった普段の食事の中にも、一定量含まれていることを認識しておきましょう。

チョコパイの原材料は?

次はチョコパイの「中身」について考えてみたいと思います。
いつも食べ終わったら捨ててしまうパッケージですが、今回は隅々まで読んでみました。

IMG_4941

表示が細かいので全部書き出してみたところ

  • 小麦粉
  • 砂糖
  • ショートニング
  • 水あめ
  • カカオマス
  • 植物油脂
  • 乳糖
  • 全卵
  • 全粉乳
  • 脱脂粉乳
  • ココアバター
  • ホエイパウダー
  • 乳等を主要原料とする食品
  • ココアパウダー
  • 洋酒
  • 食塩
  • ソルビトール
  • 酒精
  • 乳化剤
  • 膨張剤
  • 香料
  • 加工でん粉

というようにメインは小麦粉ですが、その他様々な添加物が使われているようです。

中でも特に気になるのが「洋酒」かと思われます。
そこで職場におられる管理栄養士の方に聞いてみたところ

「市販のお菓子やケーキなどに使われている洋酒のアルコールは、極めて微量か全く残っていないため、常識的に食べる分には心配いりませんよ」

という返答を頂くことができました。
確かに「アルコール度数○%」や「未成年には与えないこと」などとは書かれていませんね。

ただそれでも気になるという方は、子供がもう少し大きくなるまで待ってみてはいかがでしょうか。

また、アレルギーの出やすい食品としては

  • 乳成分
  • 小麦
  • 大豆

と記載されています。
これらがアレルギーとなる子供には注意が必要です。

もしチョコパイを食べさせていて身体に異変を感じた場合には、念のため小児科皮膚科を受診された方が無難でしょう。

スポンサードリンク





もしも喉に詰まった場合には?

子供がまだ小さいうちは、この「喉詰め」も身近で深刻な問題となります。
今回のチョコパイでも、口いっぱいに頬張って飲み込もうとすると喉に詰まる危険があるでしょう。

万が一子供が窒息状態に陥った際には、すぐ119番で救急車を呼ぶことをお勧めします。

その後(状況によっては電話を繋いだまま)で、背部叩打法(はいぶこうだほう)などにより詰まった異物を取り出す努力を試みます。
分かりやすい動画を見つけましたので、下記のリンク先にて紹介しておきます。

乳児の気道異物を除去する方法 背部叩打法と胸部突き上げ法
(動画作成:日本赤十字社さん)

ただし、やり方によっては逆に詰まったものを喉の奥に押し込んでしまう恐れもあります。
数回試しても取れない場合には、無理をせず救急隊の到着を待った方が良いという意見もあります。

また「チョコパイ」に限らず、お菓子類は上の子(兄姉)が下の子(弟妹)に勝手に食べさせてしまうことも予想されます。

そのため子供向けでないものは、簡単に手が届かない場所に保管しておきましょう。
我が家では以前に私が隠しておいた「うまい棒」を上の娘が見つけ、下の娘と一緒に食べていたことがあります・・・。

その他に気を付けたい事は?

お菓子全般に共通する点として

  • 食後には歯磨きをさせる
  • お茶や水での「うがい」も良い
  • 「ダラダラ食べ」をさせない

などにも気を付けましょう。
特に小麦粉メインのお菓子は、歯間に長時間留まりやすいと言われています。
加えて間食としてお菓子を食べ過ぎると、食事自体が進まなくなるケースもあります。

塩分や糖分、カロリーやアレルギーといった健康面への影響も考慮しながら、子供の健全育成に努めたいですね。

日々の育児に役立つミニ情報とは?

ネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。

【楽天ブックス】はじめてママ&パパの0〜6才病気とホームケア

病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。

また、私自身も愛読していますが子育て全般に関する「育児本」として、このシリーズが分かりやすくておススメです。

【楽天ブックス】子育てハッピーアドバイス 明橋大二 著 / 太田知子 イラスト

文字ばかりではなく、可愛らしいイラストや4コマ漫画が随所にありますので、気軽に読み進めることができます。

ご自身で読まれる以外に、初めてお子さんが生まれたご家庭へのプレゼントとしても喜ばれることでしょう。

それから、子供用品全般としてはこちらもおススメです。

おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】

圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
生まれたての赤ちゃんから6歳くらいまでの子の食事グッズ・衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。

まとめと私の体験談

このように今回は、子供とチョコパイに関する疑問点に注目してみました。
使われている洋酒や添加物など、私自身にとっても勉強になったと感じています。

では最後にまとめとして

小さな子供にチョコパイは?
  • 小児科の先生は「3歳以降」を推奨
  • ただし無理して食べさせる必要は無し
  • 「洋酒」の影響はほぼ無いとの事
  • 糖分やカロリーの高さを理解しつつ
  • 1日あたりの適量に気を付けて

といったところでしょうか。
先日上の子(4歳)にチョコパイを試してみたところ、口の周りや手をベタベタにしながらもすぐに完食でした。

最終的にはママの方針と判断になりますが、子供にとって無難と思われる開始時期と適量を考えて食べさせてあげたいですね。

スポンサードリンク

こちらの記事も合わせてお読みください

コメントを残す




CAPTCHA