たけのこご飯や若竹煮、土佐煮などで有名なたけのこ(筍)ですが、赤ちゃんの離乳食などにしても大丈夫でしょうか。
私にも1歳になる娘がおります。
ちょうどたけのこ狩りの広告を見ていて、こんな疑問が頭に浮かんできました。
- たけのこはいつから食べさせて良いのか?
- アレルギーが出たりしないだろうか?
- そもそも離乳食にむいているのか?
などなど、今日は赤ちゃんとたけのこについて徹底的に調査してきました。
そして、せっかくですので私と同じような疑問を持たれた方にも調べた結果を報告したいと思います。
毎日育児でお忙しいママさん方のお役に立てれば幸いです。
目次
赤ちゃんにたけのこはいつからどのように?
まずはじめに気になるのは、たけのこの開始時期ではないでしょうか。
私が読んだ育児本や閲覧してきた離乳食のサイトによりますと、たけのこは一般的に生後7~8ヶ月の離乳食中期頃から食べさせても良さそうです。
そして赤ちゃんに与えるたけのこは、「朝採り」などのできるだけ新鮮なものがおススメです。
というのもたけのこは採ってから時間が経つほどに固くなり、独特の「えぐみ」が増してしまいます。
また、たけのこの根元の方は繊維がしっかりしていて固いものです。
なるべき穂先の柔らかい部分を調理してあげましょう。
それから生のたけのこにはシュウ酸とホモゲンチジン酸を主成分とする灰汁(あく)があり、これがえぐみや渋味の元となっています。
したがって、美味しく食べる上では「灰汁抜き」の作業が必要となります。
以下に灰汁抜きの方法を簡単に説明しておきます。
- 皮付きのたけのこの先端を斜めに切り落とす
- 大きめの鍋に水を張ってたけのこ、米ぬか、鷹の爪を入れる
(お米のとぎ汁や重曹でも代用できます) - 沸騰したら落とし蓋をして弱火で2~3時間煮る
- 茹で汁が減ってきたら途中で水やお湯を足す
- 十分に茹で上がったら自然に冷めるまで待つ
ここまでできたら茹で汁を捨てて皮をむきましょう。
上にも書きましたが、赤ちゃんに食べさせやすい部分はたけのこの先の方です。
柔らかい部分を切り取って細かく刻むか、すり鉢などですりおろして与えます。
おかゆに混ぜればたけのこご飯ならぬ、「たけのこ粥」の出来上がりです。
あと、いくら新鮮でもたけのこを生で食べる「刺身」や、「焼きたけのこ」は赤ちゃんには向いていません。
消化不良でお腹をこわすことがありますので、やめておきましょう。
ちなみにスーパーなどで市販されている「たけのこの水煮」などは、ほとんど灰汁抜きがされています。
加熱済みで柔らかいので、離乳食としても使いやすくなっています。
ただ、気になる方は「国産たけのこ」かどうか確認しておきましょう。
たけのこを簡単に保存しておくには?
ちなみに、たけのこは茹でて灰汁抜きをしておけば冷凍保存が可能です。
赤ちゃんの離乳食用にも、細かく刻んでから小分けして冷凍するとすぐに使えて便利です。
私も家で使うのに何か良いものがないかと思い、ネットで探していましたらこんな容器を見つけました!
冷凍庫や電子レンジだけでなく、食洗機までOKという優れものです。
フタもできて平べったいので冷凍庫の中でも場所を取らず、使いたい時にさっと取り出せます。
我が家でもたけのこだけでなく、様々なおかずを冷凍保存するのに重宝しています。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
たけのこでアレルギーは出るの?
次に食品である以上、どうしても避けて通れないのがこの食物アレルギーに関する問題です。
たけのこはそこまでアレルギーになる食材ではないといわれています。
政府の発表による食品の中で最もアレルギーになりやすい品目の一覧にも、たけのこは含まれていません。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
しかし、あくまで「出にくい」というだけで絶対に出ないというわけではありません。
もしアレルギーが出た場合には『口腔アレルギー症候群』といって、食べた後に口周りやたけこのが触れた肌などが赤く腫れたりします。
アレルギー反応には個人差があり、重い場合には身体中に蕁麻疹(じんましん)が出ることもあります。
ちなみに、このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食べた直後~30分以内に
- 遅延性・・・食べて数時間~数日後に
症状が出るという、2つのパターンがあります。
即時性だと原因となる食品が分かりやすいのですが、遅延性では「どの食材がアレルギーなのか分かりにくい」という難点があります。
たけのこを食べている赤ちゃんの口周りや身体に異常が見られた場合には、すぐに食事を中断しましょう。
ごく稀なケースですが、アナフィラキシーショックを起こして呼吸困難や痙攣(けいれん)といった重症化する場合も考えられます。
仮性アレルゲンの場合も?
それから、たけのこに含まれるアセチルコリンという化学物質により、アレルギーに似た症状が出ることも報告されています。
これは仮性アレルゲンと呼ばれるもので、私たち大人でも体質によって喉の奥が痒くなったり不快感を感じたりすることがあります。
念のため初めて食べさせる赤ちゃんには少量ずつからスタートして、様子を見ながら量を増やしていく方が良いでしょう。
特に喘息やアトピー性皮膚炎の赤ちゃんは症状が重くなる傾向にあるために、より注意された方が無難です。
たけのこは離乳食に向いているの?
ここでは、たけのこの栄養面と消化に関する点を考えてみましょう。
たけのこには良質な植物性タンパク質をはじめ、ビタミンEやK、B1、B2などが豊富に含まれています。
それから整腸効果と便秘予防に役立つ食物繊維も、たけのこ100グラム中に3.2グラムと多いことがわかります。
さらに低カロリーであるため、おかゆなどとも相性がよく離乳食のおかずとしても適しているといえるでしょう。
ただ、上でも紹介したとおりたけのこはアクが強く繊維がしっかりしています。
いくら整腸効果があるといっても、食べ過ぎるとお腹をこわして下痢をする可能性もあります。
また、アク抜きが不十分だったりした場合赤ちゃんに「吹き出もの」が出るケースもあります。
どちらも個人差がありますので一概にはいえませんが、どんどん食べるからといって与え過ぎには注意が必要です。
少し余談になりますが、最近こんな青汁が話題になっています。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に今回のたけのこが苦手で、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
以上のようにたけのこの開始時期やアレルギーについて調べてみると、諸々の注意点があることが分かりました。
赤ちゃんに与える前に、ポイントだけは頭に入れておきましょう。
では最後にまとめになりますが
- 生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から
- 灰汁(あく)抜きと加熱はしっかりと
- 柔らかい穂先の方を刻むかすり潰して
- 念のため最初はスプーン1さじから
- アレルギーの可能性は低いがゼロではない
といったところでしょうか。
たけのこは時期的に春を感じさせる旬の食材になります。
上に紹介したように上手に調理をして、赤ちゃんにも無理なく食べてもらえるといいですね。
私も小さな子供を持つ親として、皆さんの育児を応援しています!