お肉や他の野菜とも相性が良く、炒め物などにも最適なす(茄子)ですが赤ちゃんの離乳食にはどうなのでしょうか。
夏野菜がスーパーに並び始めた今日この頃・・・赤ちゃんのメニューを考えていてふとこんな疑問が浮かんできました。
- 赤ちゃんになすはいつからどのように?
- アレルギーが出たりしないだろうか?
- なすの「皮」などは離乳食に向いていないのでは?
などなど、やはり赤ちゃんの口に入るものは気になります。
おそらく私と同じような疑問を持たれた方も多いのでは?と思いまして、色々と調べてきたことを報告いたします。
毎日育児でお忙しい皆さんの知識の足しにでもなれば幸いです。
なすはいつからどのように?
それではまず、気になるなすの開始時期から確認していきましょう。
多くの育児本や離乳食メニューのサイトによると、なすは一般的に生後7~8ヶ月位の離乳食中期から与えても大丈夫とありました。
調理方法としてはまずなすを軽く水洗いしてから、赤ちゃんに与える分だけ皮をむいておきます。
この時期にはまだ消化能力が弱いために、なすの皮が体内で消化されずにそのまま出てきてしまうことがあります。
皮をむいたら小さめのサイコロ状に切り、薄い塩水を張ったボールに入れて「アク抜き」をします。
なすにアクが残っていると「苦味」や「えぐ味」の元となりますので、できれば抜いておきたいところです。
時間的には5~10分程度で大丈夫です。
浮いてくるなすを沈めるために、平べったいお皿を被せて重しにすると良いでしょう。
アク抜きが終わったら小鍋で茹でて、赤ちゃんの歯茎で潰せる程度に柔らかくします。
充分に茹で上がったら適温まで冷まして、おかゆや他のおかずに混ぜて与えましょう。
野菜スープやミネストローネなどもおススメです。
ちなみに、この茹でた後のなすは冷凍保存ができます。
毎回離乳食の度に、なすを切ってアク抜きして茹でるのは結構手間がかかります。
ただでさえ育児中は何かと時間に追われる毎日です。
私もそうなので、少しでも調理時間を短縮して楽をしようと思っていたらこんな物を見つけました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機に入れてもOKという優れモノです。
なすがたくさんある場合などには、とにかくアク抜きして茹でたものを冷凍しておくと便利です。
我が家でも、なすを買い過ぎて消費に困る場合に重宝しています。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
なすの「皮」はいつから大丈夫?
上の項目で少し触れましたが、なすの皮はいつ頃までむいた方が良いのか調べてきました。
といっても明確に「この時期からOK!」と記載されているものは少なく、多くは1歳を過ぎてからが無難というのが答えでした。
赤ちゃんにも個人差があって、歯の生える時期や消化能力もまちまちです。
あくまで目安ですが、上の歯と下の歯合わせて4本生えた頃になすの「皮」をむかずに少しずつ与えてみましょう。
汚いお話ですみませんが、食べさせた後の「うんちチェック」でなすの皮が出てきていないかも見ておくとよいでしょう。
なすでアレルギーが出たりするの?
さて、次になすも食品ですのでアレルギーが気になります。
ただ、政府発表の「特にアレルギーになりやすい食品一覧」には入ってないことから、なすは比較的アレルギーになりにくい食品といえます。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
しかしインターネットでよく調べたみたところ、報告例は少ないのですがなすアレルギーは存在します。
本人の体質にもよりますが、なすに含まれるヒスタミンやアセチルコリンといった物質が原因となる場合があるようです。
症状的には『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口周りや口の中などが赤く腫れたりします。
また、食べた分量によっては身体中に蕁麻疹(じんましん)が出たり、鼻水や目の痒みというような症状が出る場合もあるそうです。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食後すぐ~30分以内に
- 遅延性・・・食後数時間~数日経ってから
症状が出るという、2つのパターンがあります。
即時性の場合には原因となる食品が判明しやすいのですが、遅延性では「どの食材がアレルギーなのか分かりにくい」という状況になりがちです。
もし赤ちゃんになすの離乳食を食べさせていて、口の周りなどに異変を感じた場合は一旦食事を中断しましょう。
赤ちゃんに初めてなすを与える際には、念のためスプーン1杯からのスタートをおススメします。
そしていざという時すぐに病院に駆け込むためにも、平日の午前中(9時~10時頃)に食べさせるのが良いといわれています。
これは土日や祝日の夜だと、小さな赤ちゃんを緊急で診てくれる病院が限られてしまうからです。
ちなみになすはナス科に属する野菜で、同じ科には
- じゃがいも
- トマト
- ピーマン
- パプリカ
- ししとう
- 唐辛子
などが挙げられます。
特にじゃがいもやトマトなどは、離乳食にも定番の食材となっています。
もしなすでアレルギーが出た場合には、これらの野菜にも注意しておきましょう。
そもそもなすは離乳食に向いているの?
ここではさらになすの特徴を紹介して、離乳食に適しているかを検証していきます。
まずはなすの栄養面ですが、カロリーは少なめで主な成分は炭水化物と植物性タンパク質となっています。
ビタミン類の中ではKが最も多く、葉酸も豊富に含まれています。
また、なすに含まれるポリフェノールの1種であるナスニンには、抗酸化作用と癌を抑制する効果があるとされています。
おまけに便通を良くしてくれる食物繊維は、なす100グラム中に2.2グラムと程よく含まれています。
便秘気味な赤ちゃんには、うまく離乳食に取り入れることで効果が期待できるでしょう。
それからなすの季節(=旬)としては夏(7~9月)のイメージですが、ハウス栽培でほぼ1年中入手が可能です。
以上の点を踏まえると、なすはアク抜きに多少手間がかかるものの、茹でれば柔らかくなって食べさせやすいため離乳食に向いている方だといえるでしょう。
参考までに、こんな青汁を見つけましたので紹介しておきますね。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に今回のなすが苦手で、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このように今回はなすについての調査報告でした。
身近で手軽な野菜として大きな注意点はありませんでしたが、要点だけでも覚えておいて損はないと思います。
では最後にまとめとして
- 生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から
- 薄い塩水でアク抜きをして
- 柔らかく茹でて食べやすく
- アレルギーは出にくいが可能性はある
- 念のため最初はスプーン1さじから
といったところでしょうか。
参考までに、私の娘(1歳過ぎ)にもなすは薄味の煮物にして食べさせています。
ちょっと前から「掴み食べ」ができるようになり、なすも皮を付けたまま与えています。
特にアレルギーらしきものも出ず、本人はテーブルの上を大いに散らかしながらパクパク食べていました。
子供の成長に伴い、徐々に食べられる食材が増えてくるのは親としても嬉しい限りです。
離乳食のレパートリーも広がるため、皆さんの赤ちゃんにも無事になすが食べられることを願っています。