ラーメンに焼きそば、炒め物、鍋物・・・まさに「煮てよし焼いてよし」のもやしですが、赤ちゃんの離乳食にはどうなのでしょうか。
先日もやし炒めを食べていて、ふとこんなことを考えていました。
- 赤ちゃんにもやしはいつから食べさせていいの?
- もやしでアレルギーが出たりしないの?
- 「ひげ」や「豆」は取り除いた方がいいの?
というようにふだん何気なく食卓に並ぶもやしですが、色々気になりましたので調査してきました。
私と同じような疑問をお持ちの方々の、知識の足しになれば幸いです。
赤ちゃんにもやしはいつからどのように?
まず気になるもやしの開始時期についてですが、多くの離乳食サイトでは生後7~8ヶ月の離乳食中期頃から大丈夫とありました。
ちなみに一口にもやしと言っても、大きく分けて3種類あります。
- 緑頭もやし・・・・・一般的なもやし
- 大豆もやし・・・・・大豆なので豆が大きい
- ブラックマッペ・・・豆に黒いカラが付いている
それぞれのもやしには食感や栄養面に多少の違いがありますが、そこまで大きな違いはありません。
調理方法ですが、赤ちゃんに与える離乳食にする場合にはしっかり茹でるなどの加熱が必要になります。
というのももやしはその栽培の過程上、日光による殺菌がされないまま育ちます。
一説によると、もやし1グラムには100万~1000万もの細菌が付着しているという指摘もあります。
特に大腸菌やサルモネラ菌など食中毒の原因になる細菌も増殖しやすいため、しっかりと加熱調理されることをおススメします。
また、手間はかかりますがもやしの「ひげ」と「豆」を取り除いた方が赤ちゃんには食べやすいと思われます。
茹でる前に赤ちゃんに分だけでも下処理をしておきましょう。
茹で上がったらすり鉢などで潰してペースト状に仕上げます。
あとはおかゆに混ぜたり、他のおかずと合わせて食べさせてあげましょう。
それから、このもやしのペーストは冷凍保存が可能です。
毎回離乳食の度にもやしの下処理をして、茹でて潰すのは結構面倒になります。
私もできれば「作り置き」で楽をしようと考え、何かないかと探していたらちょうど良いものが見つかりました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機までOKという優れモノです。
時間に余裕があったり、もやしを大量消費しないといけない場合には多めに茹でて、ペーストにしてから冷凍すると便利です。
特にもやしは傷みやすいので、買ってきて3~4日が限界と思われます。
我が家ではもやしの他にほうれん草や小松菜、チンゲン菜やしらすなどの「ごちゃまぜ煮」を冷凍保存するのに重宝しています。
注意点として袋の中で水分が多く出て色が変色していたり、臭いを嗅いでみて「ちょっと怪しいな・・・」と思うもやしはやめておきましょう。
赤ちゃんの胃腸は私たちと比べてもデリケートなものです。
1袋数十円のもやしをケチってお腹をこわしては何にもなりません。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
もやしでアレルギーが出たりするの?
次に、もやしも食品である以上アレルギーの心配があります。
ただ一般的にもやしは、アレルギーが出にくい部類に入るといわれています。
実際に、政府が発表している「特にアレルギーになりやすい食品一覧」にも含まれていません。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
しかし、「大豆もやし」はその名の通り「大豆」が発芽したものです。
大豆アレルギーが分かっている場合などは気をつけましょう。
他の種類のもやしであっても報告例が少ないだけで、もやしアレルギーは存在します。
症状的には『口腔アレルギー症候群』といって、食べた直後に口まわりや舌、唇が赤く腫れる場合があります。
赤ちゃんにも個人差があって、食べた量や体調によっては全身に蕁麻疹(じんましん)が出たり、稀にアナフィラキシーショックで呼吸困難や痙攣(けいれん)に陥るケースもあります。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食後まもなく~30分以内に
- 遅延性・・・食後数時間~数日経ってから
症状が出るといった2つの種類が存在します。
即時性の場合には原因が分かりやすいのですが、遅延性となると「どの食品がアレルギーに当たるのかが分からない」ということが起きます。
もし赤ちゃんにもやしの離乳食を食べさせていて、口周りや身体に違和感を覚えた場合には一旦食事を中断しましょう。
しばらく様子を見て症状が治まらない場合には小児科か、できればアレルギー科の受診をおススメします。
もやしは離乳食に向いているの?
上の項目でもやしの開始時期とアレルギーについて説明しました。
ここでは、そもそも「もやし」が離乳食に向いているのかを検証していきたいと思います。
まずはもやしの栄養面から考えてみましょう。
人によって
- 「もやしにはたいして栄養が無い」
- 「いや、見ための割には有る方だ」
と意見が分かれます。
確かにダイエット食品にも挙げられるように、もやしの約95%は水分から成っています。
栄養価ではタンパク質が多く、ビタミンCと葉酸がそれなりに含まれています。
ミネラルでは銅とモリブデンの値が高くなっています。
ちなみにモリブデンの効果とは主に鉄分の吸収を助け、貧血の予防になります。
ただ、このモリブデンはもやしに頼らなくても普段の食事から充分摂取が可能であるため、不足する心配はほぼ無いといわれています。
それから便秘の解消や予防に効果のある食物繊維は、もやし100グラム中に
- 大豆もやし・・・・・2.2グラム
- 緑頭もやし・・・・・1.5グラム
- ブラックマッペ・・・1.4グラム
と、大豆もやしが頭ひとつ飛び抜けている感じです。
また、もやしは淡白で特に癖がないため他の食材との相性も良く、その低価格も魅力のひとつとなっています。
上でも少し触れましたが傷みが早いのと、調理の下準備がやや面倒な点を除けばもやしは離乳食に向いている方だといえるでしょう。
あと余談になりますが、こんな青汁を見つけましたので紹介しておきます。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に今回のもやしが苦手で、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このように今回もやしの開始時期やアレルギーについて調べてみると、私自身も知らなかった点が出てきました。
ご存知だった方もそうでない方も、赤ちゃんに与える前に要点だけでも頭に入れておきましょう。
では最後にまとめになりますが
- 生後7~8ヶ月頃の離乳食初期から
- なるべく「ひげ」と「豆」を取り除いて
- 加熱調理は充分に
- 念のため最初はスプーン1さじから
- アレルギーの可能性は低いがゼロではない
といったところでしょうか。
私の1歳の娘は、先日から茹でて刻んだもやしをお味噌汁の具として入れています。
2歳くらいになって歯も生え揃えば、「ひげ」や「豆」も取らなくて大丈夫だと思います。
早く私たち大人と同じメニューが食べられるようになるといいですね。
私も小さな子供を持つ親として、皆さんの育児を応援しています!