味が控え目で特に大きなクセもないため煮物や汁物、和え物などに応用が可能な冬瓜(とうがん)ですが、赤ちゃんの離乳食にはどうなのでしょうか。
先日スーパーの野菜売り場でカットされた冬瓜の見かけ、こんな疑問が浮かんできました。
- 赤ちゃんに冬瓜はいつからどのように?
- アレルギーが出たりしないだろうか?
- 消化に良さそうだけど離乳食に向いているの?
などなど・・・特に赤ちゃんの口に入るものは、私たちの食材よりも気を遣います。
私にも1歳になる娘がいますが、そろそろ食べさせて良いものかどうか迷ったので色々と調べてきました。
私と同じような疑問をお持ちの方とも、情報を共有できればと考えています。
赤ちゃんに冬瓜はいつからどのように?
まずは気になる冬瓜の開始時期から確認していきましょう。
私が調べた育児サイトや離乳食関係の本によりますと、冬瓜は一般的に生後7~8ヶ月の離乳食中期から与えても大丈夫とありました。
冬瓜の調理方法としては、まず半分か1/4程度に切って種とワタを取り除いて皮もむきます。
注意点として、冬瓜の皮はけっこうしっかりしていて滑りやすいためケガに気をつけましょう。
包丁よりも皮むき器の方が安全ともいえます。
皮がむけて実だけになったら3~4センチ角に切って水を張ったお鍋で茹でます。
この際、特に塩などは不要です。
最初は白っぽかった冬瓜の実が、うっすら透明になってきたらお箸などを刺して湯で具合を見ましょう。
お箸がスッと通れば加熱は完了です。
あとはザルにあげて水気を切って、赤ちゃんが食べやすいように潰します。
加熱した鳥のひき肉を混ぜたり、茹でたトマトやオクラなどの「夏野菜」を加えた野菜スープもおススメです。
離乳食中期頃でしたらまだ味付けはほとんど不要です。
1歳過ぎたあたりから、少し物足りない感じがする場合には薄めのお出汁を入れても良いでしょう。
ちなみに、茹でて潰した冬瓜は冷凍保存しておくと次回簡単に使えて便利です。
私が見つけた保存用グッズにはこんな物がありました。
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機に入れてもOKという優れモノです。
冬瓜が大量に残っている場合などには、とにかく茹でて潰して冷凍しておくと良いでしょう。
その名の通り丸ごとのままなら冬ぐらいまで日持ちしますが、カットされている冬瓜は意外と傷みが早いものです。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
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圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
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冬瓜でアレルギーが出たりするの?
では次に冬瓜のアレルギーについて考えてみましょう。
参考までに政府の「アレルギーになりやすい食品一覧」には含まれていないことから、冬瓜は比較的アレルギーになりにくいと思われます。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
ただしネットの質問サイトなどでは、報告例は少ないものの冬瓜のアレルギーは存在しているようです。
主な症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口周りや口の中などが赤く腫れたりします。
また、食べた量や赤ちゃんの体質によっては身体中に蕁麻疹(じんましん)が出たり、鼻水や目の痒みなどの症状が出る場合もあるそうです。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食べて間もなく~30分以内に
- 遅延性・・・食べて数時間~数日経ってから
症状が出るという、2つのパターンがあります。
即時性では原因となる食品が分かりやすいのですが、遅延性の場合だと「どの食材でアレルギーが出たのか判別しにくい」という難点があります。
もし赤ちゃんに冬瓜を食べさせていて、口の周りなどに異変を感じた際には食事をやめて様子をみましょう。
しばらく経っても症状が治まらなければ、小児科かアレルギー科を受診された方が無難です。
アレルギー検査には採血が不要なパッチテストなどがあり、乳幼児にはおススメです。
ちなみに冬瓜はウリ科の植物となっています。
もし、冬瓜でのアレルギーが確認された場合には同じ科の
- かぼちゃ
- きゅうり
- スイカ
- メロン
- ゴーヤ(ニガウリ)
- ズッキーニ
などにも注意が必要です。
特にかぼちゃやきゅうりなどは、夏場の離乳食にも利用されやすい食材です。
念のため赤ちゃんに初めて冬瓜を食べさせる際には、スプーン1杯からスタートしてみてはいかがでしょうか。
それからいざという時すぐに病院に駆け込むためにも、平日の午前中(9時~10時頃)に試すのが良いとされています。
土日や祝日の夜などに赤ちゃんが急変した場合、診てくれる病院を探すのが大変です。
そもそも冬瓜は離乳食に向いているの?
これまでの項目で、冬瓜の開始時期とアレルギーについては何となくお分かりかと思います。
ここではさらに冬瓜の特徴を掘り下げて、離乳食に適している食品かどうかを検証していきます。
まずは栄養面ですが、冬瓜の主成分は主に水分(平均して95%以上)となっています。
栄養価は低い方で、100グラムあたりわずか16kcal程度です。
しかしながらビタミン類ではB類、C、E、Kなどが豊富で、カリウムやカルシウムといったミネラルも多く含まれています。
さらに冬瓜100グラムに含まれる食物繊維は1.3グラムと、こちらも適度に含まれています。
参考までに同じ100グラムで身近な果物と比べてみると
- りんご・・・1.5グラム
- 冬瓜・・・・1.3グラム
- バナナ・・・1.1グラム
- みかん・・・1.0グラム
というように、冬瓜の食物繊維量がよく分かります。
便秘気味な赤ちゃんにはうまく離乳食に取り入れたいところです。
また、冬瓜の季節(=旬)としては本来6月~11月くらいになりますが、切らずに丸ごとなら夏に収穫して冬まで保存できる場合もあります。
「冬瓜」という名前の由来も、実はこの特徴からきています。
皮が硬いのでむくのに多少手間がかかるものの、その栄養価と食べやすさにより冬瓜は離乳食に向いているといえるでしょう。
ひとつ注意点としては、冬瓜などウリ科の野菜は食べることで身体を冷やす作用があります。
また、利尿などの排泄を促す性質もあるため下痢をしている赤ちゃんには控えた方が無難です。
どんな食品にも当てはまりますが、与え過ぎには気を付けましょう。
ちなみに、こんな青汁を見つけましたので紹介しておきますね。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に今回の冬瓜が苦手で、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このように、今回は冬瓜について色々調べてきました。
特に大きな注意点はありませんでしたが、ポイントだけでも軽く押さえておくと良いでしょう。
では最後にまとめとして
- 生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から
- 皮と種とワタを取り除いてしっかり加熱
- アレルギーは出にくいが一応の注意を
- 念のため最初はスプーン1さじから
- 下痢をしている時には与えない方が無難
といったところでしょうか。
参考までに、私の娘(1歳3ヶ月)にも冬瓜を角切りにして茹でたものを食べさせています。
ちょうど掴み食べも始まって、大根より柔らかくて食べやすいのか結構好んで食べてくれます。
赤ちゃんにとって食べられる食材がどんどん増えてくるのは、親としても嬉しい限りですね。
皆さんの赤ちゃんにも、アレルギーや好き嫌いなく冬瓜が食べられることを願っています!