ピーマンよりも少し大きめで黄色や赤といった彩り鮮やかなパプリカですが、赤ちゃんの離乳食にはどうなのでしょうか。
ちなみにパプリカは黄ピーマン、赤ピーマンと呼ばれることもあります。
先日娘(1歳)の離乳食メニューを考えているうちに、こんな疑問が浮かんできました。
- 赤ちゃんにパプリカはいつからどのように?
- アレルギーは大丈夫だろうか?
- そもそも離乳食に適しているのだろうか?
などなど・・・特に小さな赤ちゃんの口に入るものは色々気になります。
自分自身も知らないことが多いため、この際徹底的に調べてみることにしました。
せっかくですから、私と同じような疑問を持たれた方々の参考にもなれば幸いです。
ちなみに分類的によく似ているピーマンが気になるという方には、こちらの記事がおススメです。
赤ちゃんにパプリカはいつからどのように?
ではまず気になるパプリカの開始時期から見ていきましょう。
私が調べた育児サイトや離乳食の本などによると生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から少しずつなら大丈夫となっていました。
その理由ですが、パプリカの実は繊維がしっかりしていて加熱しても歯茎で潰しにくい点と、若干の「苦味」「青臭さ」があるためといわれています。
それでもピーマンよりはだいぶ食べやすいということで、先にパプリカを試してみるのが無難とも考えられます。
調理方法としては、さっと水洗いしたパプリカを切ってヘタと中のワタ、種を取ります。
ピーマンと同じように、この白いワタに「苦味成分」が多く含まれていますので、なるべく丁寧に取り除きましょう。
それから沸騰したお湯に一旦くぐらせてから冷水にさらし、表面の「薄皮」をむきます。
赤ちゃんが小さなうちは、食べる時にこの薄皮が口に残ったりして嫌がることがあります。
お湯にくぐらせる代わりに、電子レンジで30秒ほど加熱しても同じ効果が得られます。
少し面倒ですが、薄皮がむけたら再びお湯に入れて、今度は柔らかくなるまでしっかりと茹でます。
充分に火が通ってくたくたになったら水気を切ってすり潰し、野菜スープやポタージュなどがおススメです。
赤ちゃんの食べ具合を見ながら、まだ何となく難しそうならミキサーにかけても良いでしょう。
ちなみに、この茹でて潰した後のパプリカは冷凍保存ができます。
毎回離乳食の度に最初から作っていては結構時間を取られます。
そうでなくても、育児中は時間がいくらあっても足らないくらいです。
そんな時に少しでも時間短縮ができそうな保存グッズを見つけました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機に入れてもOKという優れモノです。
パプリカがたくさんある場合などには、とにかく茹でて潰して冷凍しておくと良いでしょう。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
パプリカでアレルギーが出たりするの?
では次にパプリカの食物アレルギーについて考えてみましょう。
参考までに、政府が発表している「アレルギーになりやすい食品一覧」には含まれていないため、パプリカでアレルギーは出にくいと考えられます。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
ただ、医療関係の方のお話によれば、パプリカのアレルギーは存在するとのことです。
ちなみに良く似たピーマンでもアレルギーを発症する場合があるそうです。
症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口周りや口の中などが赤く腫れたりします。
また、赤ちゃんの体質によっては身体中に蕁麻疹(じんましん)が出たり、鼻水や目の痒みが出るなどのケースもあるそうです。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食事中~30分以内に
- 遅延性・・・食べて数時間~数日経過後に
症状が出るという、2つのパターンがあります。
即時性だと原因となる食品が分かりやすいのに対し、遅延性の場合では「どの食材がアレルギーになるのか分かりにくい」という難点があります。
もし赤ちゃんにパプリカの離乳食を食べさせていて、口の周りなどに違和感を感じた際には食事をやめて様子をみましょう。
しばらくしても症状が治まらないようなら、小児科かアレルギー科を受診された方が無難です。
気になる方には、採血不要で検査ができるパッチテストなどがおススメです。
ちなみにパプリカはナス科の野菜に分類されています。
もしパプリカでアレルギーが確認された場合には、仲間であるピーマンの他にも
- じゃがいも
- トマト
- なす
- ししとう
- とうがらし
などに注意が必要です。
特にじゃがいもやトマト、なすなどは、この時期の離乳食にも利用されやすい食材です。
念のため赤ちゃんに初めてパプリカを食べさせる際には、スプーン1さじからが無難です。
それからもしもの時すぐに病院へ駆け込むためにも、平日の午前中(9時~10時頃)に食べさせるのがベストとされています。
これが土日祝日の夜などでは、小さな乳幼児を診てもらえる病院を探すのが大変になります。
そもそもパプリカは離乳食に向いているの?
ここではさらにパプリカの特徴や性質を詳しく紹介して、離乳食に向いているかどうかの検証をしたいと思います。
まずは栄養面ですが、ピーマン同様にビタミンCが飛び抜けて豊富に含まれています。
一般的なビタミンCは熱に弱く、加熱すると半減してしまうといわれています。
ところがパプリカに含まれるビタミンCは熱を加えても壊れにくく、身体への吸収率も高いという性質があります。
赤ちゃんの離乳食は「加熱」が基本でもあるため、パプリカはビタミンCを効率よく摂取できる食材ともいえるでしょう。
次いでビタミンEやB6なども多く、カリウムや銅などのミネラルの数字も高くなっています。
それから便秘の解消や予防の効果が期待できる食物繊維も、パプリカ100グラム中に1.3グラムと適度に含まれています。
お通じが不規則だったり、毎日出にくい赤ちゃんにはうまく離乳食に取り入れたいものです。
また、パプリカ本来の季節(=旬)としては6月~9月頃ですが、現在ではハウス栽培でほぼ1年中収穫されています。
このように栄養面で優れてはいるものの、時期や種類によっては多少の「苦味・青臭さ」が残るものもあります。
上の項目でも少し触れましたが、パプリカはピーマンより離乳食に向いているといえるでしょう。
ピーマンに挑戦する前の「お試し」的な感じで、少しずつ様子を見ながら食べさせることをおススメします。
ちなみに、こんな青汁を見つけましたので紹介しておきますね。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に今回のパプリカが苦手で、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このように、今回はピーマンの仲間であるパプリカについて色々調べてきました。
それほど大きな注意点はありませんでしたが、ポイントだけでも覚えておいて損はないでしょう。
では最後にまとめとして
- 生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から
- ヘタ・種・特にワタを丁寧に取り除いて加熱
- 面倒でも「薄皮」をむいた方が良い
- アレルギーの可能性は低いが一応の注意を
- 念のため最初はスプーン1杯から
といったところでしょうか。
ピーマンもそうですが、パプリカにしても赤ちゃんのうちにどうしても食べておかなくてはいけない訳ではありません。
赤ちゃんが嫌がるそぶりを見せたら無理をせずに、「今はまだその時期ではない・・・」と一旦諦めることも大切です。
そのうち、いつの間にかサラダでも食べられるようになったりします。
私も小さな子を持つ親の1人として、皆さんの育児を応援しています!