うどんやおそば、冷やっこの薬味だったりお鍋の具材として欠かせないネギですが、赤ちゃんの離乳食にはどうなのでしょうか。
先日冷やっこの上に乗っている刻みネギを見て、ふとこんな疑問が浮かんできました。
- 赤ちゃんにネギはいつからどのように?
- 生で食べさせるとアレルギーが出やすい?
- そもそも離乳食には向いているの?
などなど、色々と気になりましたので今日は徹底的に調べてきました。
おそらく私と同じような疑問を持たれた方も多いのではと考えています。
私の集めた情報が、毎日育児でお忙しい皆さんのお役に立てば幸いです。
赤ちゃんにネギはいつからどのように?
まずは気になるネギの開始時期について見ていきましょう。
私の調べた離乳食メニューのサイトによりますと、ネギは一般的に生後7~8ヶ月の離乳食中期頃から与えても良さそうでした。
それからネギと一口に言っても、食用になるものは数種類存在します。
代表的なものといえば
- 白ネギ・・・・いわゆる一般的な長ネギ
- 青ネギ・・・・細めで「万能ネギ」とも呼ばれる
- 九条ネギ・・・歴史が古く、京都で有名
- あさつき・・・細めだが青ネギとは別物で「糸ネギ」とも
- 芽ネギ・・・・最も細くて小さいネギの芽
といったところでしょうか。
他にも「下仁田ネギ」「わけぎ」「リーキ」というように、西洋原産であったり白ネギよりもはるかに太いネギも存在します。
また、どのネギにしてもはじめは生ではなく、しっかりと加熱して与えた方が無難です。
ネギの調理方法としてはまず細かく刻んでおいてから、柔らかくなるまで十分に茹でます。
特に太めのネギ(白ネギや下仁田ネギなど)は繊維がしっかりしているので、多少時間が必要となります。
赤ちゃんの歯茎で潰せるくらいになったら、おかゆや野菜スープに混ぜて食べさせてあげましょう。
お味噌汁の具にしたり、豆腐と和えるのもおススメです。
ちなみに我が家では、作るのに時間がかかる「茹でネギ」を小分けして冷凍保存しています。
はじめは小鉢に入れてラップをかけて冷凍していましたが、どうしても冷凍庫の中で場所を取ってしまいます。
そこで何か便利グッズがないか探してみたところ、こんな物を見つけました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機まで対応OKという優れモノです。
もちろんネギだけでなく大根や人参、ごぼうなど茹でるのに手間がかかる根菜類を小分けして、冷凍保存しておくのにも役立ちます。
容器自体が平べったい作りになっていますので、冷凍庫の中にすっきり納まるという利点もあります。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
「生」のネギはいつ頃から大丈夫?
冒頭でも少し触れましたが、ネギは生のまま刻んだりして「薬味」としての利用方法もあります。
ところが、赤ちゃんや小さな子供のうちは基本的に
- 青臭いもの
- 辛味(からみ)を感じるもの
- 苦味(にがみ)のあるもの
が苦手です。
ちなみに私たち大人の中でも、ネギが苦手で食べられないという人がいます。
種類によって多少の違いがありますが、ネギには硫化アリルという成分が含まれていて、これが独特の匂い(臭い)の原因になります。
本人に嫌がる様子がなければ、3~4歳くらいから少しずつ試してみてはいかがでしょうか。
ネギを食べないからといって叱ったり、無理やり食べさせようとするのはやめた方が無難です。
乳幼児期において、どうしても生のネギを食べなくてはならない理由はないのです。
それからアレルギーについては次の項目で詳しく説明しますが、基本的に「加熱済み」よりも「生」の方がアレルギーになりやすいと言われています。
ネギでもアレルギーが出たりするの?
それからネギは一般的にアレルギーが出にくい食品であるとされています。
確かに、政府が発表している「特にアレルギーになりやすい食品一覧」にも入っていません。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
ただあくまでも「出にくい」というだけで、100%大丈夫というわけではありません。
実例は少ないのですがネギアレルギーは存在します。
症状的には『口腔アレルギー症候群』といって、食べた直後に口まわりや舌、唇が赤く腫れる場合があります。
その他にも
- 手足、身体の蕁麻疹(じんましん)
- 目のかゆみや充血
- 鼻水
- 喉の痛みや腫れ
- 喘息
- 下痢
- 嘔吐
などのように、いわゆる食中毒や花粉症にも似た症状が出る場合があります。
ごく稀ですが、アナフィラキシーショックで呼吸困難や痙攣(けいれん)に陥るケースも報告されています。
それから、上のようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食事中~30分以内に
- 遅延性・・・食後数時間~数日経ってから
症状が出るといった、2つのパターンが存在します。
即時性の場合には原因が分かりやすいのですが、遅延性になると「どの食品でアレルギーが出たのか特定しにくい」ということが起きます。
ちなみに下記の食材も、分類上はネギとよく似ています。
- 玉ねぎ
- エシャロット
- ラッキョウ
- ニンニク
- ニラ
もし赤ちゃんにネギを食べさせていて口周りが腫れてきたり、体調に違和感を感じた場合にはこれらの野菜にも注意が必要です。
気になる場合には安易な素人判断をせずに、小児科やアレルギー科を受診して先生に相談してみましょう。
そもそもネギは離乳食に向いているの?
上の項目でネギが離乳食中期頃から食べさせられる点や、アレルギーも比較的出にくいことが分かりました。
ここではネギの栄養面などから、離乳食に向いているかどうかを検証していきたいと思います。
まずネギの栄養成分としては
- ビタミンB6
- ビタミンC
- ビタミンK
- 葉酸
- カリウム
などの値が高いことが分かります。
ビタミンB6には、一緒に摂取したタンパク質の吸収を助けるという効果があります。
ビタミンCについては身体の免疫力や抵抗力を高め、風邪などにかかりにくくしてくれます。
ネギは昔から薬効があるといわれ、含まれているアリシンという物質には身体を温めたり、新陳代謝を活発にするはたらきがあります。
また、便秘予防に役立つ食物繊維ですが、ネギ100グラムには2.2グラムと程よく含まれています。
もし赤ちゃんのお通じが気になるようでしたら、うまく離乳食に取り入れたいところですね。
ネギの旬(季節)は主に11月~2月といわれています。
真夏でも手に入らないことはありませんが、やはり単価が高くなってしまいます。
若干好みに左右される点もありますが、優れた栄養面から赤ちゃんの離乳食にも向いているといえるでしょう。
繰り返しになりますが、「薬味」として生で赤ちゃんに与えるのはまだ早いと思われます。
それから、参考までにこんな青汁を見つけました!
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に今回のネギが苦手で、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このように、今回はネギの開始時期やアレルギーについて調査してきました。
すでにご存知のことも多かったかもしれませんが、ポイントだけでも覚えておいて損はないと思われます。
では最後にまとめとして
- 生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から
- 最初はしっかり加熱して食べやすく
- 生で与えるのは3~4歳頃からが無難
- アレルギーは出にくいが可能性はある
- 最初は基本的にスプーン1杯から
といったところでしょうか。
参考までに私の3歳になる娘はネギが苦手で、お味噌汁の中の長ネギが食べられません。
うどんに入っている加熱済みの細かい青ネギでさえも、探し出して「これ、いらない~」と除けてしまいます。
時々は軽く食べるように促しますが、本人にとっては「辛(から)い」そうです。
そのうち食べられるようになればいいか・・・と思い、うちでも無理に勧めてはいません。
皆さんの子供さんには、なるべくネギが食べられるように願っています!