エスニック料理や中華料理などで見かけるパクチーですが、離乳食期の赤ちゃんにはどうなのでしょうか。
※パクチーは別名「コリアンダー」とも呼ばれています。
先日食べに行った中華料理屋さんでパクチー入りの料理が出され、ふとこんな疑問が頭に浮かんできました。
- 赤ちゃんにパクチーはいつ頃からOK?
- アレルギーになったりしないだろうか?
- 離乳食の食材としてはどうなの?
などなど・・・小さな赤ちゃんの口に入る食材には色々気になることがあります。
私もパクチーに関して正しい知識がありませんでしたので、この際じっくり調べてみることにしました。
毎日育児でお忙しい皆さんの参考になれば幸いです。
目次
赤ちゃんにパクチーはいつからOK?
まずはじめにパクチーの開始時期に注目してみましょう。
私の調べた離乳食サイトや育児本によりますと、パクチーはだいたい生後9~10ヶ月の離乳食後期頃から食べさせても良さそうでした。
しかしながらパクチーは、ミントやバジルといった「香味野菜(ハーブ)」の仲間に分類されています。
そして葉だけでなく、果実はスパイスとして利用されることもあります。
もともとパクチーには独特な香りや味があり、好き嫌いがはっきり分かれる食材であるとも言われています。
嫌いな人にとってはまるで「カメムシの臭い」に似ている・・・などと比喩されることもあるそうです。
そんなパクチーですので、風味に敏感な赤ちゃんの中には苦手な子がいてもおかしくないでしょう。
パクチーを離乳食として食べさせるには?
では次に調理方法を見ていきましょう。
パクチーはそのままサラダとしての食べ方もありますが、小さな赤ちゃんには消化の面や後述するアレルギーの心配もあります。
基本的には加熱してから与えた方が無難と思われます。
新鮮なパクチーをさっと水洗いしてから茹でて、アクが出るようなら取っておきます。
それから赤ちゃんには「茎」よりも「葉」の部分が柔らかくて食べやすいと思われます。
「葉」の部分を刻んだりすり潰したものを
- おかゆ
- うどん
- お吸い物
- お味噌汁
- 茶碗蒸し
- お焼き
- おひたし
- 和え物
などに混ぜて食べさせてあげましょう。
ただしあまりたくさん使った場合には、風味が強くなって嫌がられる可能性があります。
初めは味がするかしないか・・・という位の少量から試してみた方が良いでしょう。
余分なパクチーを保存しておくには?
また、茹でてすり潰したパクチーは冷凍保存が可能になります。
毎回離乳食の度にお湯を沸かして茹でるには手間がかかります。
そこで、調理の時間短縮にも役立ちそうな便利グッズを見つけました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機もOKという優れモノです。
しばらく使う予定が無さそうだったり、パクチーが大量に余った場合などにはとにかく茹でて刻んだりペースト状にしたものを冷凍しておくと良いでしょう。
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パクチーがアレルギーになることも?
さて、次はパクチーの食物アレルギーについて考えてみましょう。
参考までに政府発表の『アレルギーになりやすい食品一覧』の中には含まれていないため、比較的アレルギーになる可能性は少ないと思われます。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
ただしあくまでも「出にくい」というだけで、100%大丈夫という保証はありません。
アレルギーに関するサイトを調べてみたところ、パクチーアレルギーは存在しているようです。
症状的にみると『口腔アレルギー症候群』といって、食事中や食後に口周りなどが赤く腫れる場合があります。
赤ちゃんの体質や食事量によっては全身に蕁麻疹(じんましん)が出たり、稀にアナフィラキシーショックで呼吸困難や痙攣(けいれん)に陥るケースもあるそうです。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食事中~食後30分以内に
- 遅延性・・・食後数時間~数日経ってから
症状が出るといった2つのケースがあります。
即時性の方では原因が分かりやすいのですが、遅延性となると「どの食品でアレルギーが出たのか判断しにくい」という問題が起きます。
赤ちゃんにパクチーを使った離乳食を食べさせていて、口周りや身体に違和感を感じた場合には食事を中断させて様子を見ましょう。
しばらくしても症状が治まらない場合には小児科か、近くにあればアレルギー内科を受診された方が無難です。
気になる方には、採血無しで検査が可能なプリックテストなどもおススメです。
パクチーと同じ仲間の野菜には?
また、パクチーはセリ科の野菜に分類されています。
同じ科の仲間としては
- にんじん
- パセリ
- セロリ
- セリ
- 明日葉(あしたば)
- 三つ葉
などの野菜があります。
パセリやセロリはあまり離乳食に用いられませんが、にんじんは様々なレシピにも利用されています。
もしパクチーでアレルギーが出るような場合には、上記の野菜にも注意しておきましょう。
ちなみにネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。
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そもそもパクチーは離乳食としてどうなの?
ここではパクチーの特徴をもう少し詳しく説明して、離乳食に適しているのかどうかを検証していきます。
まずは栄養面としてパクチーにはビタミンKが非常に多く、次いでビタミンA、Cなどがバランスよく含まれています。
参考までに、ビタミンKの主な効能としては
- 血液をサラサラにする
- 出血時に血液の凝固(止血)を助ける
- 血液成分のバランスを正常に保つ
- 骨からのカルシウム流出を防ぐ
という具合に、赤ちゃんにとって大切な血と骨の健康に大きく関わっています。
加えて鉄分やマンガン、カリウムといったミネラルも豊富です。
また、便秘の解消や予防に役立つ食物繊維は、パクチー100グラムに対して2.8グラムと程よく含まれています。
便秘が気になる赤ちゃんには、うまく離乳食に取り入れてあげたいですね。
ちなみに、露地栽培されているパクチーの旬は3月~6月頃とされています。
このように風味にクセがあるものの、栄養面では申し分ないことからパクチーは離乳食向きと言えるでしょう。
しかしながらどんなに健康や身体に良いとされる食材でも、限度を超えて食べるとお腹をこわしたりします。
離乳食期にどうしても食べさせなくてはならない食材でもありませんので、本人が嫌がらなければ少しずつ試してみましょう。
余談になりますが、こんな青汁がありました!
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に野菜類が苦手でビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには、試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このように今回はパクチーについて色々と調べてきました。
そこまで重大な注意点は見つかりませんでしたが、ポイントだけでも押さえておくと良いでしょう。
では最後にまとめとして
- 生後9~10ヶ月頃の離乳食後期から
- 「葉」の部分を茹でてから刻んだりすり潰して
- 風味や香りが口に合わない場合もあり
- 念のため最初は少しずつ様子を見ながら
- 食後のアレルギーにも気を付けて
といったところでしょうか。
参考までに、うちの娘(1歳)にも茹でて細かくすり潰したパクチーをお味噌汁に入れてみました。
スプーンにほんの少し混ぜただけでしたが、途中から食べなくなってしまいました。
やはりパクチー独特の「苦味・青臭さ」を感じ取ったのでしょうか・・・。
今回はちょっと失敗でしたので、次はもっと目立たない方法(お焼きや茶わん蒸しなど)で試してみようと思います。
皆さんのご家庭でも、赤ちゃんが無理なくパクチーを食べてくれるといいですね!