毎日毎日、朝から晩まで育児に奮闘されている皆さん、本当にお疲れ様です。
もしかすると子供の具合が普段と違い、下に書いたような症状が出ていないでしょうか?
- 38度前後の微熱(または高熱)が出ている
- 顔や背中に赤い発疹(または水疱)がポツポツとできている
- 身体のあちこちをかいたり何となく機嫌が悪い
これらの症状は、12月~7月頃(冬場~初夏)にかけて乳幼児がかかりやすい水疱瘡(みずぼうそう)の可能性があります。
私にも2人の娘(3歳と1歳)がおりますので、子供の病気に関することは特に気になります。
今日はそんな水疱瘡について色々と調査してきました!
子供のお世話で忙しい皆さんのお役に立てば幸いです。
また、その他にも水疱瘡に関する情報をまとめています。
合わせて疑問や不安の解消に繋がれば光栄です。
水疱瘡の基本的な特徴とは?
まずはこの「水疱瘡」について、基本的な特徴を説明します。
分かりやすいようにまとめてみますと、
- もともと「水痘(すいとう)」と呼ばれる感染症の一種
- 夏場よりも冬場に流行する傾向にある
- 感染症法では「第5類感染症」に指定
- 学校保健安全法では「第2類学校感染症」に分類
- 原因はヘルペスウィルス科の「水痘・帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウィルス」
- 非常に強い感染力を持ち「空気感染」が主な感染経路となる
- 潜伏期間は約2週間(10日~21日間程)とされている
- 平均して1週間程度で治ることが多い
といったところでしょうか。
ちなみに水疱瘡と診断された場合には、学校保健安全法によって「身体中にできた全ての水疱がかさぶたになるまで」登校や登園することができません。
保育園や幼稚園、小学校のお子さんには特に注意が必要です。
冬場を中心として主に10歳未満の子供がかかりやすいのですが、体力や免疫力が落ちている場合には私たち大人でもかかる可能性があります。
よく「一度かかると、もう二度とかからない」と言われる水疱瘡ですが、体内から抗体が消えてしまうと再びかかる例も報告されています。
水疱瘡の初期症状はどうなの?
では次に水疱瘡の初期症状を見ていきましょう。
一部は冒頭でも書きましたが、私の勤務先におられる小児科の先生に聞いてきたことを紹介します。
一般的には、
- 37度~38度くらいの微熱が出る
- 場合によっては39度以上の高熱になることも
- 身体や顔にポツポツと赤い発疹ができている
- 発疹の部分を掻いたり気にしている
- 機嫌が悪く食欲も落ちている
というような症状があらわれます。
発熱の仕方や発疹の出方には、個人差があって一律ではないそうです。
全然熱が出ずに発疹だけという子もいれば、高熱が出て発疹が目立たなかったために「ただの風邪」と勘違いするケースもあるとのことです。
流行しやすいのが冬場ということもあり、急な発熱という点ではインフルエンザの症状と似ているとも言えます。
また、季節的に初夏などで発疹が出るといえば「汗疹(あせも)」や「手足口病」が思い当たります。
どちらにしても安易な素人判断は避け、子供の体調に違和感を感じた場合には速やかに医療機関を受診させるのが無難です。
繰り返しになりますが、水疱瘡のウィルスは非常に強い感染力を持っています。
皮膚にできた水疱に直接触らなくても、同じ室内にいるだけでうつることも十分考えられるそうです。
早期に診察を受けて適切な治療を受けることで、周りの子供にうつす可能性が減ることに繋がります。
さらには、本人自身の回復も早くなることが多いと言われています。
ちなみにネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、分かりやすく書かれた本を見つけました。
⇒【楽天ブックス】はじめてママ&パパの0〜6才病気とホームケア
病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。
ご自身で読まれる他にも、初めてお子さんが出来たご家庭へのプレゼントとしてもおススメです。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
水疱瘡の写真や画像は?
「もしかしたらうちの子も・・・」という方のために水疱瘡の写真を探してきました。
発疹の様子などは、文章で説明するよりも実際に見ていただいた方が分かりやすいと思われます。
(画像引用:みやけ内科・循環器科 町医者の「家庭の医学」より)
上の写真では脇腹からお腹にかけて、ポツポツと赤い発疹が見られます。
これはまだ「出始め」の状態だそうです。
(画像引用:みやけ内科・循環器科 町医者の「家庭の医学」より)
こちらは背中一面に発疹が広がっていて、見るからに痒そうです。
2~3日かけてこうなる場合もあれば、一気に出る子もいるとのことです。
ちなみに、身体中にブツブツの発疹ができる病気は他にもあります。
合わせて皆さんの参考になれば幸いです。
まとめと私の体験談
このように、今回は「もしかして水疱瘡では・・・?」という場合について調査してきました。
周りのお友達などに同じような症状の子がいると、やはり自分の子供も心配になります。
最後にまとめとして
- 急に発熱(微熱でも高熱でも)がないか?
- 身体に赤い発疹ができていないか?
- 本人の機嫌や食欲に変化がないか?
- 同じクラスや友達に水疱瘡の子がいないか?
- 素人判断はやめてなるべく早めの受診を!
などの点に注意が必要です。
参考までに、私自身は幼稚園の頃に水疱瘡にかかりました。
かすかな記憶ですが、お腹に何やら痒いものができて先生に言うとすぐに母を呼ばれました。
おそらくその後病院に行って「水疱瘡」と診断されたと思うのですが、その辺りはよく覚えていません。
そして私のお腹には今でも数ヶ所、水疱瘡の痕が残っています。
できることなら、重症化する可能性の高い「2度目の水疱瘡」にはかかりたくたいものです。
皆さんのお子さんが水疱瘡だったとしても、痕など残らずに一日でも早く良くなりますように!