野菜としてよりも青汁の原料の方が有名になりつつある明日葉(あしたば)ですが、赤ちゃんの離乳食には利用できるのでしょうか?
先日、スーパーの野菜コーナーで見かけてふと思いました。
- 赤ちゃんに明日葉はいつからどのように?
- アレルギーは出たりするの?
- そもそも明日葉は離乳食に向いているの?
などなど・・・赤ちゃんの口に入るものは私たちの食材よりも気を遣います。
私もこれまで明日葉の料理をしたことがなかったので、この際色々と調べてきました。
せっかくですので、私と同じような疑問を持たれた方の参考にもなれば幸いです。
赤ちゃんに明日葉はいつからどのように?
まずは気になる明日葉の開始時期ですが、育児サイトや離乳食の本ではだいたい生後9~10ヶ月頃の離乳食後期から大丈夫とされていました。
ただ、この明日葉自体の知名度がそれほどないためか、出回っている情報が意外と少ないように感じました。
調理方法としては、赤ちゃんの食べられそうな大きさに切っておいて一旦電子レンジで30秒ほど加熱します。
それから卵やしらすと相性が良いので、フライパンで一緒に炒めてもよいでしょう。
あまり火が強いと焦げ付きますので、弱火でじっくり炒めると「明日葉と(卵、しらす)の炒め物」の出来上がりです。
炒め物の他にもくたくたになるまで茹でてすり潰せば、もっと早い月齢の赤ちゃんでも食べることが可能です。
おかゆに混ぜたり、野菜ポタージュなどに加えるのもおススメです。
また、明日葉は地域によって多少の「苦味」や「渋味」が出る場合があります。
生で食べなければそれほど気になることはありませんが、味に敏感な赤ちゃんだと食が進みにくいことも考えられます。
かといって過度に味付けを濃くしたり、調味料の入れ過ぎは控えた方が無難です。
作ったのに食べてくれない時には、無理して食べさせないようにしましょう。
ちなみに、この明日葉を茹でたものは冷凍保存が可能です。
離乳食を作る時間を短縮させるためにも、「作り置き」を利用してみてはいかがでしょうか。
ネットで探していましたら、こんなグッズを発見しました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機までOKという優れモノです。
時間に余裕のある時や明日葉がたくさんある場合には、とにかく刻んで茹でて冷凍しておくと便利です。
我が家では明日葉だけでなくほうれん草や小松菜、チンゲン菜やしらすなどの「ごちゃまぜ煮」を冷凍保存するのに重宝しています。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
明日葉でアレルギーが出たりするの?
では次に食材として避けて通れないのがこのアレルギーについての問題です。
ただ、政府が発表している「アレルギーになりやすい食品一覧」には含まれていません。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
しかしネットの質問サイトなどを閲覧していると、少数ながら「これは明日葉のアレルギーではないか?」というような報告例がありました。
どんな食材にも少なからずアレルギーの可能性がありますので、念のため注意しておきましょう。
一般的な症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口周りや口の中などが赤く腫れたりします。
また、赤ちゃんによっては身体中に蕁麻疹(じんましん)が出たり、鼻水や目の痒みというような花粉症に似た症状が出る場合もあるそうです。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食後~30分以内に
- 遅延性・・・食後数時間~数日経過後に
症状が出るという、2つのパターンがあります。
即時性の場合では原因となる食品が分かりやすいのに対し、遅延性では「どの食材でアレルギーが出るのか分かりにくい」という難点があります。
もし赤ちゃんに明日葉の離乳食を食べさせていて、口の周りなどに違和感を感じた場合には一旦食事を中断しましょう。
しばらくしても症状が治まらない時には、小児科かアレルギー科を受診された方が無難です。
さらに万全を期すなら、平日の午前中に「スプーン1さじ」から与えて様子を見ましょう。
この時間帯なら、万一赤ちゃんが急変してもすぐに病院に駆け込むことができます。
どんな食材でもそうですが、土日祝日の夕方以降に赤ちゃんにとって「初めての食材」を口にするのは避けた方がよいでしょう。
ちなみに明日葉はセリ科の野菜に分類されています。
もし明日葉でアレルギーが確認された場合には、以下に挙げるセリ科の野菜にも気を付けましょう。
- 人参
- パセリ
- セロリ
- 三つ葉
などなど、特に人参は初期頃の離乳食から使われていることも多い野菜です。
逆に、人参でアレルギーが出る場合には明日葉にも注意が必要となります。
そもそも明日葉は離乳食に向いているの?
それから、明日葉はもともと離乳食に適しているのでしょうか。
まずは明日葉の栄養面から考えてみると、ビタミンKが飛び抜けて豊富に含まれています。
次いでビタミンAやC、ミネラルではカリウムやマンガンなどの数値が高くなっています。
また、便秘の予防や解消に役立つとされる食物繊維は明日葉100グラムの中に5.6グラムも含まれています。
参考までに、これがどのくらい多いのか同じ100グラムの野菜で比べてみましょう。
- ごぼう・・・・・・6.1グラム
- グリンピース・・・5.9グラム
- 明日葉・・・・・・5.6グラム
- かぼちゃ・・・・・4.1グラム
- ほうれん草・・・・3.6グラム
というように明日葉は葉物でありながら、ごぼうなどの根菜類や豆類に匹敵するほどの食物繊維を含んでいることが分かります。
お通じの出が気になる赤ちゃんには、うまく離乳食に取り入れたいところです。
ただ、明日葉の季節(=旬)としては一般的に2月~5月くらいの間といわれています。
春の野菜としても知られていますが、意外に季節が限定されていますので一年中食べさせられるという訳ではなさそうです。
このように明日葉は栄養面では優れていますが、離乳食に使える時期が限られていますので「こんな野菜もあるんだよ~」という感じで与える程度で良いと思われます。
ちなみに余談になりますが、明日葉の名前の由来についてこんな情報がありました。
それは「今日食べるために摘んでも、明日(あした)にはまた新しい葉(は)が出ている」ということから来ているそうです。
明日葉はそれだけ成長が早く、強い植物でもあるということですね。
参考までに、こんな青汁を見つけましたので紹介しておきます。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に今回の明日葉が苦手で、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
以上のように、今回は春の野菜である明日葉について色々と調べてきました。
それほど大きな注意点は見つかりませんでしたが、要点だけでも頭に入れておいて損はないと思われます。
では最後にまとめになりますが
- 生後9~10ヶ月頃の離乳食後期から
- しっかり茹でて刻んで食べやすく
- 念のため最初はスプーン1さじから
- 多少の「苦味・渋味」があることも
- アレルギーの可能性は低いが一応の注意を
といったところでしょうか。
私の娘がちょうど1歳を過ぎて、現在「つかみ食べ」の真っ最中です。
明日葉を豆腐ハンバーグ(お焼き)に混ぜて与えてみたところ、特に嫌がるそぶりもなくぱくぱく食べてくれました。
このようにだんだん食べられる食材が増えてくると、親としても嬉しい限りです。
皆さんのご家庭でも、赤ちゃんが明日葉を無理なく食べられるように願っています!