「春の七草」の1つに数えられ「七草がゆ」の具材としても有名なセリですが、赤ちゃんの離乳食にはどうなのでしょうか。
先日スーパーの野菜売り場にて新鮮なセリを見かけ、こんな疑問が頭に浮かんできました。
- 赤ちゃんにセリはいつから?
- アレルギーが出たりしないだろうか?
- そもそも離乳食には向いてるの?
などなど・・・まだ小さな赤ちゃんの口に入るとなると多少心配になります。
私自身もちゃんと分かっていないことが多いため、この際色々と調べてみることにしました。
育児で毎日お忙しい皆さんのお役に立てれば幸いです。
目次
赤ちゃんにセリはいつ頃から?
まずはじめにセリの開始時期から見ていきましょう。
私の調べた離乳食サイトでは、セリは一般的に生後7~8ヶ月の離乳食中期頃から食べさせても大丈夫そうでした。
少し気になる点といえば、セリはその名の通りセリ科の植物となっています。
セリ科の植物の中にはパセリやミント、バジルといったハーブ(香草)類も含まれています。
今回のセリにも少し独特の香りがあるため、苦手とする赤ちゃんがいることも予想されます。
セリと間違えやすい植物とは?
ここで少し注意点を紹介しておきます。
川の土手や田んぼ付近などに自生している野草の中で
- ドクゼリ
- キツネノボタン
などには毒性があり、セリと間違えて食べてしまうと嘔吐や下痢といった食中毒を引き起こす危険性があります。
特に葉っぱだけを見比べた場合、セリとよく似ているため注意が必要です。
本物のセリかどうかは「香り」や「葉の裂け方」などで見分けられるそうですが、慣れない方はやめておいた方が無難です。
セリだけを摘んだつもりでも、気が付かないうちに上記のような毒草が混じる可能性があるため、赤ちゃんには市販品をおススメします。
セリを離乳食に利用するには?
では次に調理方法に注目してみましょう。
まずは新鮮なセリをよく洗ってから茹でてアクを抜きます。
もともと生食には向いておらず、後述するアレルギーの心配もありますのでしっかりと加熱してから与えましょう。
茹で上がったセリは細かく刻むかすり潰して
- おかゆ
- うどん
- おひたし
- 野菜スープ
- お焼き
などに混ぜて食べさせてあげましょう。
残ったセリを保存しておくには?
また、茹でて刻んだセリは冷凍保存が可能になります。
毎回離乳食の度に茹でて下ごしらえするには手間がかかります。
そこで、調理の時間短縮にも役立ちそうな便利グッズを見つけました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機もOKという優れモノです。
セリも日にちが経つとしなびて風味が落ちたりと、冷蔵庫の中でもあまり長持ちしません。
しばらく使う予定が無かったり痛みが早そうな場合にはとにかく茹でて、刻んだものを冷凍しておくと良いでしょう。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
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セリでもアレルギーが出たりするの?
さて次はセリのアレルギーについて考えてみましょう。
参考までに政府発表の「アレルギーになりやすい食品一覧」の中には含まれていないため、比較的アレルギーは少ないと思われます。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
ただあくまでも「出にくい」というだけで、100%出ないというわけではありません。
アレルギーのサイトを調べてみたところ、セリでのアレルギーは存在しているようです。
症状的にみると『口腔アレルギー症候群』といって、食事中や食後に口周りなどが赤く腫れる場合があります。
赤ちゃんの体質や食事量によっては全身に蕁麻疹(じんましん)が出たり、稀にアナフィラキシーショックで呼吸困難や痙攣(けいれん)に陥るケースもあるそうです。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食事中~食後30分以内に
- 遅延性・・・食後数時間~数日経ってから
症状が出るといった2つのケースがあります。
即時性の方では原因が分かりやすいのですが、遅延性となると「どの食品でアレルギーが出たのか判断しにくい」という問題が起きます。
もし赤ちゃんにセリの入った離乳食を食べさせていて、口周りや身体に違和感を感じた場合には食事を中断させて様子を見ましょう。
しばらくしても症状が治まらない場合には小児科か、近くにあればアレルギー科を受診された方が無難です。
気になる方には、採血不要で検査ができる「パッチテスト」などがおススメです。
セリの仲間にはどんなものがあるの?
また、先の項目でも書きましたがセリはセリ科の野菜に分類されています。
同じ科の仲間には
- ニンジン
- パセリ
- セロリ
- みつば
- 明日葉(あしたば)
などの野菜があります。
もしセリでアレルギーが確認された場合には、これらの野菜にも注意が必要です。
セロリやパセリはあまり離乳食として用いられませんが、ニンジンは多くの離乳食レシピにも使われています。
ちなみにネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。
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病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。
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そもそもセリは離乳食に向いているの?
ここではセリの特徴をさらに詳しく説明して、離乳食に適しているのかどうかを検証していきます。
まずは栄養面としてセリにはビタミンKが飛び抜けて多く、次いでビタミンA、C、葉酸などが豊富に含まれています。
参考までに、ビタミンKの主な効能としては
- 血液をサラサラにする
- 出血時に血液の凝固(止血)を助ける
- 血液成分のバランスを正常に保つ
- 骨からのカルシウム流出を防ぐ
という具合に、赤ちゃんにとって大切な血と骨の健康に大きく関わっています。
他にはカリウムや鉄分、マンガンといったミネラルも豊富に含まれています。
また、便秘の解消や予防に役立つ食物繊維は、セリ100グラム中に2.5グラムと程よく含まれています。
お腹の調子が気になる赤ちゃんには、うまく離乳食に取り入れてあげたいですね。
ちなみに、セリの美味しい季節(=旬)としては12月~4月頃となっています。
このように時期は限られるものの、栄養成分が豊富な点からもセリは離乳食に向いていると言えるでしょう。
ただ、どうしても食べさせなくてはならない食材でもありませんので、赤ちゃんが嫌がらなければ少しずつ食べさせてあげましょう。
参考までにこんな青汁を見つけました!
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に今回のセリが苦手で、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このように今回は、冬の野菜であるセリについて色々と調べてきました。
そこまで重大な注意点はありませんでしたが、ポイントだけでも押さえておくと良いでしょう。
では最後にまとめとして
- 生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から
- 野外で摘む場合には間違えないように
- 茹でて刻んでおかゆやうどんに混ぜて
- アレルギーは出にくいが一応の注意を
- 念のため最初はスプーン1さじから
といったところでしょうか。
参考までに、うちの娘(生後9ヶ月)にも茹でて細かくすり潰したセリをおかゆに混ぜてみました。
内容的に七草がゆとまではいきませんでしたが、香りなども気にならなかったようで完食してくれました。
食後の体調変化も特になく、アレルギーや消化の面も大丈夫な感じでした。
皆さんの赤ちゃんにも、セリが美味しく食べられますように!