お蕎麦やそうめん、冷やっこの「薬味」として味のアクセントにもなるみょうが(茗荷)ですが、赤ちゃんの離乳食にはどうなのでしょうか。
先日田舎の実家から送ってきたみょうがを見ていたら、こんな疑問が浮かんできました。
- 赤ちゃんにみょうがはいつ頃から?
- みょうがにもアレルギーがあるの?
- そもそも離乳食に向いているの?
などなど、赤ちゃんの口に入るものは私たちの食材よりも気を遣うものです。
私と同じようにお考えの方のためにも、今日は調べてきた情報を紹介していきたいと思います。
日々、育児でお忙しい皆さんの知識の足しにもなれば幸いです。
目次
赤ちゃんにみょうがはいつから?
まずは気になるみょうがの「開始時期」から考えてみましょう。
実は私が調べたいくつかの離乳食サイトでは、はっきりと「○歳からOK」とは記載されていませんでした。
そのため、知り合いの管理栄養士さんや小児科の先生から聞いた情報などを総合したところ
- 加熱して・・・1歳を過ぎてから
(お味噌汁の具など) - 生のまま・・・3歳を過ぎてから
(薬味として)
という感じになりました。
どちらにしても、みょうがはアクが比較的強く「特有の香り」があります。
食べさせるのにあたっても、赤ちゃん本人が嫌がらなければというのが前提となります。
みょうがの調理方法としては、新鮮なものを刻んでから「アク抜き」のために2~3分水にさらします。
加熱する場合にはその後で茹でたり、薬味に使う際にはそのまま水を切って使用しましょう。
ただ、上にも書きましたがみょうがは味にクセがありますので、赤ちゃんにとっても好き嫌いが出やすい食材です。
最初のうちは少しずつ試しながら、徐々に慣らしていくことをおススメします。
刻んだだけでは口の中に残って食べにくい場合もありますので、すり鉢などで完全にすり潰してみても良いでしょう。
ちなみに、みょうがは茹でた後でも生のままでも冷凍保存が可能です。
風味はある程度落ちてしまいますが、大量にあって消費しきれない時などにはこんな保存容器が便利です。
これは冷凍庫や電子レンジはもちろん、食洗機に入れてもOKという優れモノです。
みょうがだけでなく、大根や人参といった茹でるのに時間がかかる根菜などを小分けし、冷凍しておくのにも役立ちます。
容器自体が平べったい形になっていますので、冷凍庫の中であまり場所を取らないというメリットもあります。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
稀に寄生虫が付いていることも?
これは本当にごく稀なケースですが、肝蛭(かんてつ)という寄生虫が付いていて食中毒の原因になる場合があります。
肝蛭による食中毒は「肝蛭症(かんてつしょう」と呼ばれていて、発熱や腹痛から下痢をするといった症状があらわれます。
特に山などから採って来られたものは念入りに、スーパーで市販されているものでも調理前に流水でよく洗っておきましょう。
ちなみに十分加熱すれば、この肝蛭の食中毒はほぼ防げるといわれています。
心配な方は生食を避け、火を通したものを使われると良いでしょう。
みょうがでアレルギーが出たりするの?
それから、みょうがも食品である以上アレルギーの問題があります。
参考までに、政府が発表している「アレルギーになりやすい食品一覧」を確認してみましょう。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
この資料の中にみょうがは含まれていませんが、ネット上などには報告例が少ないもののアレルギーは存在するようです。
症状的には『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口周りや口の中などが赤く腫れたりします。
その他にも
- 手足、身体の蕁麻疹(じんましん)
- 目のかゆみや充血
- 鼻水
- 喉の痛みや腫れ
- 喘息
- 下痢や嘔吐
というように、「花粉症」や「食中毒」に似た症状が出る場合もあります。
そして、このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食事中~30分以内に
- 遅延性・・・食後数時間~数日経過後に
症状が出るという、2つのパターンがあります。
即時性アレルギーでは原因となる食品が分かりやすいのですが、遅延性だと「どの食材がアレルギーなのか分かりにくい」という難点があります。
もし赤ちゃんにみょうがを食べさせていて、体調に違和感を感じた場合には一旦食事を中断しましょう。
念のため赤ちゃんに初めてみょうがを与える際には、ほんの少しからスタートされることをおススメします。
そして万が一の場合にすぐ病院へ駆け込めるよう、平日の午前中(9時~10時頃)に試すのが良いといわれています。
もしみょうがでアレルギーが出てしまったら?
また、みょうがは分類上ショウガ科に属しています。
そして同じ科の仲間には
- ショウガ
- ウコン
などがあります。
そういえば、ショウガもウコンも独特な香りと味がありますね。
もしみょうがで赤ちゃんにアレルギーが出てしまったら、上記の野菜にも注意しておきましょう。
逆にショウガやウコンが駄目な場合には、みょうがでもアレルギーが出る可能性があります。
また、一般的に「加熱済み」よりも「生」の方がアレルギーになりやすいと言われています。
みょうがは離乳食に向いているの?
ここではみょうがの栄養面などから、小さな赤ちゃんに向いているかどうかを検証していきたいと思います。
まずはみょうがに含まれる栄養成分として、
- ビタミンK(飛び抜けて多い)
- ビタミンB6
- 葉酸
- マンガン
- モリブデン
などが挙げられます。
ビタミンKは出血した際などの「正常な血液凝固作用」を高めたり、丈夫な骨を作るはたらきを持っています。
ちなみに、上記の中で「モリブデン」というのはあまり知名度が高くないように思われます。
しかしながら効能としては結構重要で、貧血の予防や体内の解毒作用に役立ちます。
それからみょうがにはアルファピネンという成分が含まれています。
これは体内の消化を促進するはたらきがあり、食欲が低下しやすい夏場には嬉しい効果ともいえます。
加えて昔から解熱作用があったり、夏バテ防止にも効果があるとされています。
また、便秘予防や解消にもなる食物繊維はみょうが100グラム中に2.1グラムと、程よく含まれています。
お通じが硬かったり不規則な赤ちゃんには、うまく離乳食に取り入れたいところですね。
再度繰り返しになりますが、みょうがには独特の「香り」や「辛味」があります。
私たち大人の中でも苦手とする人がいる以上に、赤ちゃんの口に合わない場合も考えられます。
含まれる栄養素は確かに魅力的ですが、みょうがは小さな赤ちゃんに無理に食べさせる必要はないといえるでしょう。
乳幼児期からどうしても食べさせなくてはならない理由はありませんので、「食べてくれたら儲けもの」・・・程度で良いと思われます。
参考までにこんな青汁を見つけました!
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に野菜嫌いでビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには、試してみる価値があると思われます。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このように、今回はみょうがの開始時期やアレルギーについて調べてきました。
皆さん既にご存知かもしれませんが、再確認の意味も込めておさらいしておきましょう。
では最後にまとめになりますが
- 加熱調理したものは1歳くらいから
- 生のまま与えるのは3歳過ぎてから
- 独特の香りと味を嫌がる赤ちゃんも多い
- アレルギーの可能性は低いがゼロではない
- 乳幼児期から無理に食べさせなくても良い
といったところでしょうか。
ちなみに、みょうがには『食べ過ぎると物忘れが激しくなる・・・』という俗説があります。
もちろん科学的根拠などなく、ただの迷信です。
昔々、お釈迦様の弟子の一人がひどく物忘れをする方で、その弟子のお墓のすぐそばから生えてきたのが「みょうが」だったそうです。
そのため、みょうがを食べるとその弟子のように物忘れがひどくなる・・・というやや無理のあるこじつけになったものと思われます。
みょうがは赤ちゃんにとって必要不可欠な食材ではありませんが、上で紹介したような健康的な成分も含まれています。
焦る必要はありませんので、本人の成長に合わせてうまく料理に取り入れていきたいものですね!