お赤飯や和菓子の「あん」としても馴染みの深いあずき(小豆)ですが、赤ちゃんの離乳食として与えても良いのでしょうか。
私にも1歳になる娘がおりますが、先日ふとあずきを見ていて疑問が浮かんできました。
赤ちゃんにあずきは
- いつ頃から与えていいのか?
- アレルギーになったりしないだろうか?
- そもそも離乳食に向いているのか?
などなど・・・今日はこのような疑問点について気になったことを徹底的に調べてきました。
せっかくですので私と同じようにお考えの方々の役に立てばと思いまして、記事として報告いたします。
毎日育児に奮闘されているママさん達の参考になれば幸いです。
赤ちゃんにあずきはいつからどのように?
まずはあずきの開始時期からみていきましょう。
私の調べた育児サイトや離乳食のレシピ本によると、あずきは一般的に生後7~8ヶ月の離乳食中期頃から大丈夫とありました。
それから調理方法についてですが、あずきをよく水洗いしてからそのまま茹でましょう。
時間的な余裕がある場合には、あずきを前の日から水に浸けてふやかしておきます。
また、赤ちゃんに与える分には塩や砂糖などは入れず、単純に「水煮」にします。
しっかりと茹でた後、気になる方は「あずきの薄皮」を取り除きましょう。
この作業は必ず必要というわけではありませんが、皮は消化されにくいといわれています。
その後にスプーンですり潰すか、裏ごし器をお持ちでしたら皮を取り除くのも楽になります。
ここまでできたらそのまま食べさせられますが、おかゆや潰したうどんなどに混ぜるのがおススメです。
ちなみに我が家では、お祝いの席などの赤飯の代わりとして「あずき粥」にしてみました。
まだ歯が生えていなくても歯茎で充分噛める柔らかさに仕上げています。
ただ、調味料を一切加えてませんので当然ながら味気ないです・・・。
もし、茹でたあずきをたくさん作り過ぎてしまった場合には冷凍保存がおススメです。
そのためには小分けができて、冷凍庫の中でかさばらないような入れ物が必要となります。
何か良いものがないかと思い、ネットで探していましたらこんな容器を見つけました!
冷凍庫や電子レンジだけでなく、食洗機までOKという優れものです。
平べったいので冷凍庫の中でも場所を取らず、離乳食の「おかず」を冷凍保存するのに助かっています。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
赤ちゃんに餡子(あんこ)はどうなの?
あずきといえばやはり、あんパンや和菓子に使われる「あん」を連想される方も多いでしょう。
私自身も甘党なので、こしあん・粒あん・白あんなどは大好物です。
しかし、赤ちゃんにとってはやはり糖分が多すぎるのと味が濃すぎます。
砂糖の過剰摂取は肥満の原因にもなるため、できれば与えない方が無難です。
飲みやすそうですが「おしるこ」や「ぜんざい」もまだ時期的に早いと思われます。
加糖されたものを与えるのは2~3歳を過ぎてから、日をあけて少量ずつにしておきましょう。
そのうち嫌でも甘い物の味を覚えて欲しがるようになります。
虫歯予防の観点から、歯磨きの習慣もつけておくことをおススメします。
あずきでアレルギーは出るの?
次に気になるのは、やはり食物アレルギーについてではないでしょうか。
豆類の中では「大豆」のアレルギーが有名です。
他にはピーナッツ(落花生)やカシューナッツでもアレルギーが出やすいとされています。
詳しくは政府発表で、特にアレルギーになりやすい食品の一覧が参考になります。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
この中にあずきは含まれていませんが、絶対大丈夫という訳ではありません。
どんな食品でもアレルギーになる可能性があります。
ただ、あずきは豆類の中でも比較的アレルギーが出にくい食品とされています。
それでもアレルギーが出た場合には『口腔アレルギー症候群』といって、食べた後に口周りや口の中などが赤く腫れたりします。
症状には個人差があり、重い場合には身体中に蕁麻疹(じんましん)が出ることもあります。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食後すぐ~30分以内
- 遅延性・・・食後数時間~数日経ってから
症状が出るという、2つのパターンがあります。
即時性の場合では原因となる食品が分かりやすいのに対し、遅延性では「どの食材がアレルギーになっていたのか分かりにくい」という難点があります。
もしも赤ちゃんにあずきを食べさせていて、口の周りなどが「どうもおかしいな・・・」と感じたらすぐに食事を中断しましょう。
ごくまれではありますが、アナフィラキシーショックを起こして呼吸困難や痙攣(けいれん)といった重症になる可能性もあります。
そもそもあずきは離乳食に向いているの?
他の豆類がそうであるように、あずきにも高タンパク低脂肪という特徴があります。
栄養面ではビタミンK、B1、B2、B6などが豊富で、ミネラルではカリウムやマグネシウムを多く含んでいます。
それから整腸作用があって便秘予防にもなる食物繊維は、茹でたあずき100gに対して11.8gも含まれています。
また、あずきの一般的な収穫時期は秋になっています。
しかし現在では品質を保ったまま長期保存が可能となっていますので、ほぼ1年中安定した価格で入手することができます。
上のアレルギーの項目でも少し触れましたが、大豆でアレルギーが出る赤ちゃんでもあずきなら大丈夫という子もいます。
調理方法が比較的簡単でアレルギーも出にくいことから、あずきは離乳食として適しているといえるでしょう。
余談になりますがあずきはその粒の大きさから、「大納言」「中納言」などに分類されています。
それから色合いによる違いもあり、高級品とされる「白小豆」や通常のものよりも黒っぽい「黒小豆」などがあります。
まとめと私の体験談
このようにあずきについての開始時期やアレルギーを調べてみると、その他にも多少の注意点が見つかりました。
せっかくですので、重要と思われる点だけは頭に入れておきましょう。
では最後にまとめとして
- 生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から
- 水煮でしっかりと加熱する
- 念のため最初はスプーン1さじから
- アレルギーの可能性は低いがゼロではない
- 砂糖入りの「おしるこ」などは2~3歳を過ぎてから
といったところでしょうか。
お正月やお彼岸などの年間行事で、あずきを使ったお赤飯やおはぎが出ることもあります。
できれば赤ちゃんも私たちと同じものを食べられたら良いのですが、なかなか難しいでしょう。
無理に食べさせてお腹をこわしたりしては何にもなりませんので、上でも紹介した「あずき粥」あたりが無難です。
私も小さな子供を持つ親として、皆さんの育児を応援しています!