和え物やおひたし、炒めても美味しい菜の花(なのはな)ですが、赤ちゃんの離乳食としてはどうなのでしょうか。
先日スーパーの野菜売り場で菜の花のパックを見かけ、こんな疑問が頭に浮かんできました。
- 赤ちゃんに菜の花はいつ頃からOK?
- アレルギーが出たりしないだろうか?
- そもそも離乳食には向いているの?
などなど・・・私にも1歳過ぎの娘がおりまして、離乳食に使う食材には色々と考えさせられています。
今回の菜の花についても知識的に足らない点が多かったため、色々と調べてみることにしました。
参考までに、似たような他の野菜については下記に詳しくまとめてあります。
私の集めた情報が、皆さんのお役に立てば幸いです。
目次
赤ちゃんに菜の花はいつから食べさせられる?
ではまず、気になる菜の花の開始時期から紹介していきましょう。
私が調べた育児本や離乳食サイトによりますと、菜の花はだいたい生後5~6ヶ月頃の離乳食初期から大丈夫という意見が多数でした。
菜の花の別名には「アブラナ」「セイヨウアブラナ」「なばな」などがあり、春になると川の土手などに黄色い花を咲かせています。
基本的に食用となるのは花が咲く前のつぼみや茎の部分となり、ほうれん草よりも「アク」が少ないという特徴があります。
菜の花を離乳食として使うには?
次に調理方法を見ていきましょう。
茹で過ぎはビタミン類が失われてしまいがちですが、離乳食初期の赤ちゃんにはしっかりと茹でます。
(離乳食の本には、茹でる際の塩は不要とありました)
アクは出にくいと言われていますが、それでも気になる場合は途中でアク取りをします。
茹で上がった後、しばらく冷水にさらしておくのも良いでしょう。
充分に茹でて柔らかくなったら、すり鉢などですり潰します。
菜の花の「茎」部分は繊維質で固いため、よけておくか徹底的に潰しましょう。
時間があれば「裏ごし」をして、おかゆやうどんに混ぜるのがおススメとなります。
同じように、茹でて潰した豆腐と和えても食べさせやすくなります。
菜の花は少しほろ苦さがありますが、赤ちゃんの好みに合わせて色々試してみるのがいいですね。
また、茹でて潰した菜の花は冷凍保存が可能になります。
離乳食の度に生から茹でて調理をするのは、結構時間がかかるものです。
私もできれば作り置きで楽をしようと考え、容器を探していたところこんなグッズを見つけました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機もOKという優れモノです。
平べったい作りになっているので、冷凍庫の中でそれ程邪魔になりません。
菜の花がたくさんある場合にはとにかく茹でてペースト状にし、上に紹介した保存容器などで冷凍しておくと便利です。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
菜の花でアレルギーが出ることも?
菜の花も食品である以上、食物アレルギーの可能性があります。
ただ、政府が発表している「アレルギーになりやすい食品一覧」の中にも入っていないため、比較的アレルギーは少ないと思われます。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
しかし、あくまでも「出にくい」だけで100%大丈夫というわけではありません。
いくつかの育児サイトを閲覧しましたが、菜の花アレルギーの子供は少なからず存在しているようです。
症状的には『口腔アレルギー症候群』といって、食べている最中や食後に口まわりなどが赤く腫れる場合があります。
その他にも
- 手足、身体の蕁麻疹(じんましん)
- 目のかゆみや充血
- 鼻水
- 喉の痛みや腫れ
- 喘息
- 下痢や嘔吐
というように、「花粉症」や「食中毒」に似た症状が出る場合もあります。
さらに、このようなアレルギー反応の出方として
- 即時性・・・食事中~30分以内に
- 遅延性・・・食後数時間~数日経ってから
症状が出るといった2つのパターンがあります。
即時性では原因が分かりやすいのに対し、遅延性だと「どの食品がアレルギーになるのか分かりにくい」ということが起こります。
もし赤ちゃんに菜の花を食べさせていて、体調に違和感を感じた場合には食事を中断して様子を見ましょう。
しばらくしても症状が治まらない時には、小児科かアレルギー科を受診された方が無難です。
また、乳幼児に対する検査方法としては、採血が不要なパッチテストなどがおススメです。
菜の花アレルギーを予防するには?
菜の花は、アブラナ科アブラナ属という野菜の仲間に分類されています。
調べてみたところ同じアブラナ属の野菜には
- 大根
- カブ
- 白菜
- チンゲン菜
- キャベツ
- カリフラワー
- ブロッコリー
- 水菜
などなど・・・離乳食としても馴染みの深い野菜が多くありました。
もし菜の花でアレルギーが出た場合には、これらの野菜にも注意が必要です。
逆に上記の野菜でのアレルギーが判明しているならば、菜の花でもアレルギーが出る可能性があります。
気になる場合には上の項目でも紹介しましたが、かかりつけの病院の先生に相談するのが良いでしょう。
それから「加熱済み」よりも「生」の方が、一般的にはアレルギーになりやすいと言われています。
赤ちゃんに食べさせる食材は、基本的に加熱するということも覚えておきましょう。
ちなみにネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。
⇒【楽天ブックス】はじめてママ&パパの0〜6才病気とホームケア
病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。
また、私自身も愛読していますが子育て全般に関する「育児本」として、このシリーズが分かりやすくておススメです。
⇒【楽天ブックス】子育てハッピーアドバイス 明橋大二 著 / 太田知子 イラスト
文字ばかりではなく、可愛らしいイラストや4コマ漫画が随所にありますので、気軽に読み進めることができます。
ご自身で読まれる以外に、初めてお子さんが生まれたご家庭へのプレゼントとしても喜ばれることでしょう。
菜の花は離乳食に向いているの?
ここでは菜の花の特徴をさらに詳しく紹介し、離乳食に適しているのかどうかを検証していきます。
まずは栄養面ですが、菜の花には
- ビタミン類(A・B1・B2・B6・C・E・Kなど)
- 葉酸
- ナトリウム
- 鉄分
- カルシウム
- モリブデン
などが非常に多く含まれています。
それから便秘の解消や予防に役立つ食物繊維は、菜の花100グラムに対して4.3グラムとかなり豊富に含まれています。
便秘が気になる赤ちゃんには、うまく離乳食に取り入れてあげたいところですね。
また、菜の花の美味しい旬(=季節)としては12月~3月頃となっています。
食べられる時期は限定されますが、クセが少なく栄養満点な菜の花は離乳食に向いていると言えるでしょう。
ただし、どんな食材にも共通していますが「食べ過ぎ」は消化不良の原因となります。
赤ちゃんの胃腸は私たちと比べてまだまだ未熟なものです。
その日の体調や食べた量によっては体内で消化されずに出てきたり、下痢をすることも考えられます。
はじめのうちは少しずつ、様子を見ながらゆっくりと食べさせてあげましょう。
参考までにこんな青汁を見つけました!
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に今回の菜の花が苦手で、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
以上のように、今回は菜の花の開始時期やアレルギーについて調べてきました。
そこまで大きな問題点は出ませんでしたが、要点だけでも覚えておくと良いでしょう。
では最後にまとめとして
- 生後5~6ヶ月頃の離乳食初期から
- しっかりと茹でてからすり潰して
- おかゆ・うどん・豆腐などと和えて
- 念のため最初はスプーン1さじから
- 食後のアレルギーにも注意して
といったところでしょうか。
参考までに先日、私の娘(1歳過ぎ)に菜の花の豆腐和えを作ってみました。
昆布だしでほんの少し味を付けた程度ですが、本人は美味しそうに手掴みで食べてくれました。
食後のアレルギーも特にありませんでしたので、またひとつ離乳食メニューに加えることができました。
皆さんの赤ちゃんにも、問題なく菜の花が食べられるように願っています!