『元気ハツラツ!』のCMでもお馴染みのオロナミンCですが、小さな赤ちゃんにはどうなのでしょうか。
先日私がオロナミンCを飲んでいたところ、1歳過ぎの娘が興味を示していました。
「少しあげてみようかな・・・」
と思いながらも、ふとこんな疑問が頭に浮かんできました。
- 赤ちゃんにオロナミンCはいつ頃から?
- 炭酸やカフェインなどが良くないのでは?
- 含まれる糖類が多過ぎるのでは?
などなど・・・私たち大人にとっては普通に飲めても、小さな赤ちゃんの口に入るとなると気になります。
私も赤ちゃんとオロナミンCについて正しい知識を持ち合わせていませんでしたので、この際色々と調べてみることにしました。
同じような疑問をお持ちの方々へも参考になれば幸いです。
目次
赤ちゃんにオロナミンCはいつ頃からOK?
ではまず気になるオロナミンCの開始時期に注目してみましょう。
ただ、私が調べた育児サイトや離乳食の本には「〇歳からOK」などと明確には書かれていませんでした。
そこでネットの質問サイトでのやりとりや、先輩ママさん方の声を集めてみました。
それらの意見を集約しますと
- 1歳頃から飲ませ始めた
- 3歳過ぎたあたりから
- 5歳位になってから
- 小学生(7歳付近)になってから
- 中学生になるまでは禁止していた
というように、それぞれの家やママさんの方針によって様々な開始時期が見られました。
上記の中でも「5歳位になってから」と、「赤ちゃんにはまだ与えない方が良い」という意見が多数を占めていました。
1歳から与えていたという家庭の中には、ママの意に反してパパや祖父母が勝手に飲ませてしまったというケースもありました。
また、試してみたものの「炭酸を嫌がって飲まなかった」というお話も聞かせて頂きました。
オロナミンCの中には何が入っているの?
では次にオロナミンCの内容成分を見てみましょう。
まずは普通のオロナミンCですが
原材料名の表示を元に書き出してみますと
- 糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖)
- ハチミツ
- 食塩
- 香料
- ビタミンC
- クエン酸
- カフェイン
- ナイアシンアミド
- ビタミンB6
- ビタミンB2
- 溶性ビタミンP
- イソロイシン
- トレオニン
- フェニルアラニン
- グルタミン酸Na
という内容になっています。
こう見ると結構多くの成分が入っていることが分かります。
ちなみに原材料は「多く含まれているものから順に表示する」という決まりがあります。
したがって、オロナミンCの中身には糖類(いわゆる砂糖)の割合が一番高いということですね。
砂糖が大量に含まれている?
では実際に、オロナミンCの中にはどれ程の砂糖が入っているのでしょうか。
製造メーカー発表の数値がありましたので、紹介しておきます。
『1瓶120mlあたり、糖質は19g、カロリーは79kcalです。』
(参考資料:大塚製薬のHP「オロナミンCドリンクに関するよくあるご質問」より引用)
ここでいう「糖質」というのは、一般的に「炭水化物から食物繊維を除いたもの」と定義されています。
そして糖質の種類としては
- 単糖
- 二糖
- オリゴ糖
- 多糖
などがあります。
単純に「糖質=砂糖」という訳ではありませんが、炭酸飲料などにおいては糖質のほとんどが砂糖(炭水化物の量≒砂糖の量)という説が有力です。
(参考資料:ニュースと共に生きる「ジュースの砂糖の量の調べ方」より)
つまりオロナミンC(1瓶120ml)の中には、19gに限りなく近い量の砂糖が含まれていることになります。
ちなみに一般的な角砂糖が1個あたりだいたい3~4gですので、5~6個分ということになります。
皆さんご存知の通り、砂糖の摂り過ぎは
- 虫歯
- 肥満
- 味覚の偏り
- 癖になる
というように、赤ちゃんの健康を阻害する可能性があると言われています。
ハチミツは赤ちゃんにとって危険では?
2017年の3月に東京足立区で生後6ヶ月の赤ちゃんがハチミツ入りの離乳食を食べ、乳児ボツリヌス症で亡くなったのは記憶に新しいと思います。
最近ではハチミツを原材料に含む食品には「1歳未満の赤ちゃんには与えないで下さい」といった表記がされています。
ただ今回のオロナミンCに関してラベルやパッケージをくまなく探しましたが、そのような表記は見られませんでした。
(※2017年6月現在)
ネット上にある質問サイトでも同様の書き込みがされていて
『オロナミンC(に含まれるハチミツ)程度なら、問題はないと思いますよ。』
(参考資料:YAHOO知恵袋 「赤ちゃんとハチミツ」より)
といった質問者と回答者のやりとりがありました。
他にも何件かの回答がありましたが「まず大丈夫」とのことでした。
しかしながら100%絶対に大丈夫という訳ではありませんので、少しでも心配に思われる方は与えない方が無難でしょう。
炭酸で骨が溶けるってホントなの?
実は私が子供の頃にも親からこう言われ、炭酸飲料を飲ませてもらえなかった記憶があります。
本当のところどうなのか分かりませんでしたので、勤務先の管理栄養士の方に聞いてみました。
その答えとして返ってきたのは
『飲んだ炭酸が直接骨に触れるわけではないので、溶けるというのは迷信ですよ』
『ただ、飲み過ぎるとカルシウムの吸収を妨げてしまうことから「骨がもろくなる」⇒「骨が溶ける」といった過大解釈につながったのでは?』
というものでした。
骨がそのまま溶ける訳ではないようですが、成長過程にある赤ちゃんの骨にはあまり良くなさそうですね。
さらに炭酸は歯の健康にも影響があるそうです。
歯医者さんのホームページをいくつか閲覧したところ、赤ちゃんの乳歯は私たち大人の永久歯よりも弱いため注意が必要とのことでした。
カフェインはどれくらい入っているの?
さて、原材料の表示の中で気になる「カフェイン」について考えてみましょう。
オロナミンCに含まれるカフェイン量について、具体的に書かれている資料を見つけましたので紹介しておきます。
『オロナミンC1本(120ml)には、カフェインが18mg含まれています。』
(参考資料:話題集め隊 「オロナミンCのカフェイン!妊娠中でも大丈夫?」より引用)
上記のサイトを見た限りオロナミンCに含まれるカフェインは、そこまで多量ではないとされています。
ただし、小さな赤ちゃんには少量でも
- 覚醒作用
- 興奮作用
といったカフェインの影響を受けやすい傾向にあります。
夜に眠れなくなったりする可能性もありますので、こちらも注意が必要です。
参考までに、ノンカフェイン&ノンカロリーで赤ちゃんにおススメできる麦茶がありました!
保存料や添加物、タンニンなども使われていませんので安心して飲ませられそうですね。
それからこちらは夏の暑い日や、お風呂上がりの水分補給にも適した赤ちゃん用イオン飲料です。
もちろん着色料・保存料・香料なども無添加となっています。
携帯しやすいペットボトルになっていますので、ちょっとしたお出掛けから旅行まで幅広く利用することができます。
もうひとつ、最近こんな青汁も話題になっています。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に野菜嫌いで、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このように、今回は「元気ハツラツ!オロナミンC」と赤ちゃんについて色々と調べてみました。
そんな中で注意点も色々出てきましたので、要点をまとめておきます。
- 赤ちゃんのうちからは与えない方が無難
- 砂糖が大量に入っている
- 原材料にハチミツが使われている
- 炭酸が骨や歯に良くないと言われている
- 微量ながらカフェインも含まれている
といったところでしょうか。
いつから飲ませるかという最終的な判断は、私たち親の考え方次第かと思われます。
子供が成長して中学生くらいになれば、いくら親が「ダメ!」と言ってもこっそり飲んだりすることでしょう。
冒頭で「少しくらいなら・・・」と軽く考えていた私ですが、子供のためを思えば無理に飲ませる必要性は無さそうに感じました。
それもあって、我が家では少なくとも小学校に入るまではやめておこうと思います。