乳酸菌飲料としてスーパーでもよく目にするピルクルですが、小さな赤ちゃんに飲ませても大丈夫なのでしょうか。
先日私がピルクルを飲んでいたところ、1歳過ぎの娘が欲しがりました。
「少しなら飲ませてもいいかな・・・」
と思いつつも、
- 赤ちゃんにピルクルはいつ頃からOK?
- 甘いので虫歯の原因になるのでは?
- アレルギーが出たりしないだろうか?
- 便秘解消の効果はあるの?
といった疑問が頭に浮かんできました。
私自身ちゃんとした答えを持っておりませんので、この際しっかり調べて勉強することにしました。
同じような心配や不安に感じられた方々の参考になれば幸いです。
目次
赤ちゃんにピルクルはいつ頃から大丈夫?
まずはじめにピルクルの開始時期から見ていきましょう。
製造メーカーからの発表がありましたので、紹介しておきます。
『離乳食を始めたころ (8ヶ月くらい) から、最初は白湯で薄めて少しずつ飲ませてください。
65mlサイズ1本を飲むのは1歳半くらいからを目安として、摂りすぎに注意しながら与えてください。』
(参考資料:日清のHP お客さま窓口「よくあるご質問」より引用)
とあるように、生後8ヶ月(離乳食中期)辺りから大丈夫のようですね。
ただし赤ちゃんへの与え方については上記の通り、お白湯で薄めて少しずつ与えるのが良さそうです。
1本(65ml)まるまる飲み切るのは1歳半くらいからと、目安が書かれているのも具体的で参考になります。
ピルクルが虫歯の原因になることも?
飲まれたことのある方なら分かると思いますが、ピルクルは少量でも意外と甘い飲み物です。
そこでピルクルの中に何が入っているかを調べてみました。
ピルクルには何種類かありますが、最も一般的な「普通のピルクル」について見てみましょう。
原材料名の表示を元に書き出してみると
- 砂糖
- ぶどう糖果糖液糖
- 脱脂粉乳
- 香料
という内容になっています。
ちなみに原材料は「最も多く含まれている順に表示する」という決まりがあります。
したがって、ピルクルの中には「砂糖」が一番多く含まれていることになります。
道理であの甘さになるという納得もできました。
赤ちゃんに飲ませた後はしっかりと歯磨きをするか、お白湯や麦茶などを飲ませて虫歯予防に努めましょう。
砂糖はどの位入っているの?
では実際に、ピルクル1本(65ml)の中にはどれ程の糖分が入っているのでしょうか。
色々探したのですが、はっきりと「砂糖〇g」と表記されている資料は見つけられませんでした。
しかしながら、製造元である日清ヨークのホームページには「炭水化物(糖質+食物繊維)」が9.8gとありました。
(参考資料:日清のHP 製品情報「ピルクルの栄養成分表」より)
他のサイトもいくつか見て回ったところ、この炭水化物9.8gのほとんどが砂糖であるという説が多数でした。
ちなみに角砂糖1個がだいたい3~4gですので、ピルクル1本(65ml)には角砂糖が2~3個入っているという計算になります。
適度な糖分は脳への栄養として必要ですが、過剰摂取をしてしまうと
- 虫歯
- 肥満
- 味覚が偏る
- 癖になる
- ご飯を食べなくなる
というような悪影響になる可能性もあります。
ピルクルは赤ちゃんの便秘に効果がある?
ピルクルには、生きたまま腸まで届く「カゼイ菌 NY1301株」が含まれています。
カゼイ菌というのは乳酸菌の1種で、NYとは「日清ヨーク」頭文字なんですね。
簡単に説明すると腸内の良い菌(ビフィズス菌)を増やし悪い菌(大腸菌)を減らしてくれるはたらきがあります。
その結果腸内の環境が改善され、お腹の調子を整えるとともに便通を良くしてくれる効果が期待できます。
(参考資料:日清のHP 製品情報「ピルクルのひみつ1」より)
ピルクル1本(65ml)には、このカゼイ菌がなんと150億個以上!!
と言われてもなかなかピンときませんが、とにかく数えきれない程入っているようです。
さらにピルクルは特定保健用食品といって、国(消費者庁)から許可を受けています。
特定保健用食品について調べてみると、
『からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、血圧、血中
のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするの
に役立つ、などの特定の保健の用途に資する旨を表示するものをいいます。』
(参考資料:消費者庁のHP「特定保健用食品」より引用)
というような説明がされていました。
「おなかの調子を整えたり~」の辺りなど、まさに乳酸菌のことを指しているような記述がありますね。
いわゆる「トクホマーク」ですが、ピルクルにも上のようなマークが表示されているためすぐに分かると思います。
ピルクルでアレルギーが出ることも?
実はピルクルにもアレルギーに関する心配があります。
容器にも表示されていますが、
- 乳成分
はアレルギーになりやすい食品とされています。
これまでに牛乳やチーズ、ヨーグルトといった乳製品でアレルギーが出たことのある赤ちゃんには注意が必要です。
赤ちゃんの体質や個人差もありますので、あらかじめかかりつけの先生などに相談された方が無難と思われます。
心配な方には、採血不要でアレルギー検査ができるパッチテストなどもおススメです。
ちなみにノンカフェイン&ノンカロリーで、赤ちゃんにおススメできる麦茶も見つけました!
保存料や添加物、タンニンなども使われていませんので安心して飲ませられそうですね。
それからこちらは夏の暑い日や、お風呂上がりの水分補給にも適した赤ちゃん用イオン飲料です。
もちろん着色料・保存料・香料なども無添加となっています。
携帯しやすいペットボトルになっていますので、ちょっとしたお出掛けから旅行まで幅広く利用することができます。
もうひとつ、最近こんな青汁も話題になっています。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に野菜嫌いで、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
赤ちゃんの飲み物がピルクルばかりに偏るのもどうかと思いますので、参考になれば幸いです。
まとめと私の体験談
このように今回は、乳酸菌飲料であるピルクルと赤ちゃんについて調べてきました。
そんな中でいくつか注意点が見つかりましたので、要点をまとめておきます。
- 生後8ヶ月頃の離乳食中期辺りから
- 原液をお白湯で薄めて(割って)
- 最初は少しずつ様子を見ながら
- 飲ませた後には虫歯予防の歯磨きを
- 乳製品アレルギーには気を付けて
といったところでしょうか。
色々調べてみて飲ませ方なども勉強になりました。
冒頭の続きですが、私の娘(1歳過ぎ)にも倍くらいに薄めたピルクルを少しだけ飲ませたところ、ゴクゴクと飲み干してしまいました。
娘は時々便秘になったりするので、カゼイ菌の効果が出ればいいなと思っています。
皆さんのご家庭でも飲み過ぎには注意して、赤ちゃんと一緒に美味しいピルクルを楽しみたいですね!