いつも朝から晩まで育児に全力の皆さん、毎日本当にお疲れ様です。
もしかすると赤ちゃんの身体について、下に書いたような症状が出ていないでしょうか?
- お腹や手足に赤い痣(あざ)のようなものがある
- 出産時には無かったのに最近できた
- 前は小さかったのにだんだん大きくなってる
これらの症状は、乳児期に発症しやすいとされる苺状血管腫(いちごじょうけっかんしゅ)の可能性があります。
※別名「乳児血管腫」とも呼ばれています。
実は私の娘が通う保育園にも二の腕辺りに「赤いあざ」のある赤ちゃんがおられ、以前から気になっていました。
今日はそんな苺状血管腫について、気になる情報を色々と集めてきました!
子供のお世話で忙しい皆さんのお役に立てば幸いです。
苺状血管腫の基本的な特徴とは?
まずはこの「苺状血管腫」について、基本的な特徴を説明します。
分かりやすいようにまとめてみますと
- 皮膚の血管が拡張・増殖することで起きる
- 皮膚の良性腫瘍で、母斑(ぼはん)の1つとされる
- 見た目が赤くイチゴに似ているためこう呼ばれる
- 多くは生後1歳くらいで薄くなるか消える傾向にある
- 大きいものや部位によっては治療が必要な場合も
といったところでしょうか。
次の項目で実際の写真を例に紹介していきますが、大きさも1センチ未満~10センチを超える大きなものまで存在します。
それから血管があるところならどこにでもできる可能性があり、皮膚だけでなく内臓にあらわれることもあるそうです。
もっとも内臓にできていたとしても、なかなか見つけられるものではなさそうですね。
苺状血管腫の写真や画像を見てみると?
では次に、苺状血管腫と診断されたものの写真を紹介します。
色々参考となりそうでしたので、代表的なものを選んでみました。
(以下の写真は「症例専門サイト たんぽぽこどもクリニック」様のHPを参照させていただきました)
まずはこちら、赤ちゃんのふくらはぎでしょうか、
500円玉大の血管腫が2ヶ所に広がっています。
次の写真は胸の辺りになります。
楕円形で浅黒い赤色をしていますが、苺状血管腫だそうです。
さらにはこちら、
赤ちゃんのお腹と思われますが、写真でも血管腫が「盛り上がって」いるのがよく分かります。
ここまで典型的なものは、服や下着が擦れて出血する可能性もあるそうです。
それから下のように足の裏にもできるケースがあるようです。
例としては珍しいそうですが、立って歩くようになると床に擦れて血が出ないか心配に思われます。
以上はあくまでも苺状血管腫の参考写真となります。
よく似ていたとしても、実は別の皮膚疾患だったりすることも考えられます。
安易な素人判断は避け、気になる場合には専門の医療機関に相談しましょう。
ちなみに、本物のイチゴはこんな感じです。
皮膚にできた血管腫の多くがイチゴのように見えることから、苺状血管腫と呼ばれるわけですね。
ここまで鮮やかではないとしても、肌のブツブツした感じは似ていると思います。
病院では何科を受診すればいいの?
これはやはり1番に皮膚科が良いとされています。
またはかかりつけの小児科で先生に相談してみたり、1ヶ月や6ヶ月の健診の際に聞いてみるのも良いでしょう。
それからネット上で、全国にある苺状血管腫を診察してもらえる病院を探すことができます。
家から近い所が見つかると便利ですので、リンク先にて紹介しておきます。
ただ、上の検索に挙がる医療機関以外でも診てもらえると思いますので、受診前に問い合わせてみると確実です。
ちなみにネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。
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病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。
また、私自身も愛読していますが子育て全般に関する「育児本」として、このシリーズが分かりやすくておススメです。
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文字ばかりではなく、可愛らしいイラストや4コマ漫画が随所にありますので、気軽に読み進めることができます。
思い通りにいかなくて悩むことも多い育児ですが、この本を読むと何か「ほっこり」した気持ちになれます。
できた部位によっては早めの受診を?
ちょうど私の勤務先に皮膚科の先生がおられまして、先日苺状血管腫についてお話を伺うことができました。
重要と思われる点を要約しますと
『一般的な苺状血管腫は1歳くらいで色が薄くなったり、ほとんど分からない程度に小さくなることが多く、特に治療の必要がないものもあります』
『ただし、以下のような部位に見られる場合には早めの受診をおススメします』
と言われました。
その部位とは
- 耳たぶ・・・・耳を塞いだり変形する
- 目の近く・・・視力に悪影響を及ぼす
- 鼻の近く・・・呼吸機能を妨げる
- 口の周り・・・呼吸や食事を妨げる
- 首の周り・・・呼吸や食事を妨げる
などで、要するに顔周辺のものには注意が必要とのことです。
それぞれの部位において、右に書いたような可能性が起こり得るそうです。
もしお子さんの「赤いあざ」がこのような箇所にできていましたら、なるべく早いうちに先生に相談された方が無難です。
参考までに、治療方法としては
- お薬
- レーザー照射
- 手術
等があるそうです。
どの方法がその子にとって最も適しているかは、先生と親御さんでよく話し合って決められるのが良いでしょう。
まとめと私の体験談
このように、今回は乳児期に見られる苺状血管腫について調査してきました。
ご自身のお子さんだけでなく、周りのお友達などに見られる場合も考えられます。
最後にまとめとして
- 出生時からあったかどうか
- あざに気付いたのはいつ頃か
- 急に大きくなっていないか
- 個数や箇所が増えていないか
- 耳や目、口の周りにできていないか
などの点に注意しつつ、気になる場合には皮膚科の受診をおススメします。
参考までに冒頭で触れました娘と同じ保育園の子についてですが、ママさんのお話によると薬で治療されるそうです。
その子も含め、他のお子さん達にもなるべく痕(あと)が残らないよう綺麗に治ることを願っています!