ピザやパスタなど主にイタリアンでは欠かせないマッシュルームですが、赤ちゃんの離乳食にはどうなのでしょうか。
お昼にスパゲティミートソースを食べながら、こんな疑問が浮かんできました。
- 赤ちゃんにマッシュルームはいつ頃から?
- アレルギーになったりしないだろうか?
- 繊維が多そうだけど離乳食に向いているのか?
私にも1歳になる娘がいますので、この際気になることを調べてみることにしました。
せっかくですので、調査結果を育児中の皆さんと共有できればと思います。
赤ちゃんにマッシュルームはいつからどのように?
まず気になるマッシュルームの開始時期ですが、私の調べた育児サイトや離乳食の本によると生後7~8ヶ月の離乳食中期頃から大丈夫のようです。
ただ中には1歳を過ぎてからが良いとか、2歳までは食べさせない方が無難といった意見もありました。
一口にマッシュルームといっても大きく分けて
- ホワイト種
- オフホワイト種
- クリーム種
- ブラウン種
というように4種類に分かれます。
このうち主に市場に出回っているのは白いホワイト種になります。
調理方法としてはマッシュルームの「軸(茎)」よりも柔らかい「かさ」の部分を、包丁である程度小さく切ってからしっかり茹でます。
その後でさらに細かく刻み、スープやシチューの具として使うのがおススメです。
それから市販されている水煮の缶詰は便利ですが、赤ちゃんが噛み潰せるほど柔らかくなっていない場合があります。
試しに噛んでみて硬ければ再度加熱された方が良いでしょう。
また、しっかり茹でていても丸ごと与えると喉詰めの危険性があるため、少なくとも1/4以下には刻みましょう。
参考ですが、このマッシュルームを茹でたものは冷凍保存が可能です。
毎回離乳食の度に時間をかけて調理するのは結構手間がかかります。
私もできれば「作り置き」で楽をしようと考え、ネットで探していたらこんなものを見つけました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機に入れても大丈夫という優れモノです。
時間に余裕があったり、マッシュルームがたくさんある場合などには多めに茹でて冷凍しておくと便利です。
我が家でもシイタケやエノキ、シメジなどと一緒に茹でたものを小分けして冷凍するのに重宝しています。
ちなみにマッシュルームはきのこ類にしては珍しく、薄くスライスして「生」でも食べられます。
ただ、赤ちゃんの胃腸はまだまだ未熟なため生食は避けた方が無難です。
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マッシュルームでアレルギーが出たりするの?
次にマッシュルームも食品ですのでアレルギーが気になりますが、政府発表の「特にアレルギーになりやすい食品一覧」には含まれていません。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
しかし絶対に大丈夫というわけではなく、報告例が少ないだけでマッシュルームのアレルギーは存在します。
症状的には『口腔アレルギー症候群』といって、食べた直後に口まわりや舌、唇が赤く腫れる場合があります。
食べた量や赤ちゃんの体調にもよりますが全身に蕁麻疹(じんましん)が出たり、稀にアナフィラキシーショックで呼吸困難や痙攣(けいれん)に陥るケースもあります。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食後すぐ~30分以内に
- 遅延性・・・食後数時間~数日経ってから
症状が出るといった2つのパターンがあります。
即時性の場合には原因となる食品が分かりやすいのですが、遅延性となると「何でアレルギーが出るのか分からない」という状況になります。
もし赤ちゃんにマッシュルームを食べさせていて、口周りや身体に違和感を感じた場合には一旦食事を中断しましょう。
しばらく様子を見て良くならない場合には小児科か、アレルギー科の受診をおススメします。
マッシュルームのように昔から日本にない(外国から入ってきた)食品については、私たちが「遺伝子的に慣れていない」ためアレルギーが出やすいという説もあります。
日本人がマッシュルームを食べるようになったのは明治時代の終わり頃だそうなので、まだ100年ちょっとしか経っていない計算になります。
余談ですが「マッシュルーム」という単語は英語で「きのこ類全般」を指します。
アレルギー検査結果などで「マッシュルーム」という項目がありますが、これはいわゆるマッシュルームだけではなく「きのこ類全般」を意味します。
つまり「マッシュルーム」の値が高いからといってマッシュルームだけに気を付けるのではなく、シイタケやエノキ、シメジなど他のきのこにも注意が必要ということになります。
マッシュルームは離乳食に向いているの?
これまでの項目で、マッシュルームの開始時期とアレルギーについてはだいたいお分かりかと思います。
ここではさらにマッシュルームの特徴を紹介して、離乳食に向いているのかを検証していきます。
まずは栄養面ですが、カロリーもタンパク質も炭水化物もほとんど皆無となっています。
ビタミン類などわずかに含まれてはいますが、低カロリー低脂肪でダイエット食品としても有名です。
それから便秘の解消や予防に役立つ食物繊維は、マッシュルーム100グラム中に2.0グラムと程よく含まれています。
便秘がちな赤ちゃんでしたら、食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
また、マッシュルームの本来の旬(=季節)は10月から12月ですが、現在では人工栽培で一年中手に入ります。
このような点を総合的に考えると、シイタケやシメジなど他にもっと手軽なきのこ類があります。
どうしてもマッシュルームでないといけない理由もありませんので、機会があれば「こんなきのこもあるんだよ~」という感じで与えてみるのも良いでしょう。
まとめと私の体験談
以上のように、今回はマッシュルームの開始時期やアレルギーについて注目してみました。
離乳食として与える必要性はそれ程なさそうですので、様子を見ながらの成り行きで良いと思います。
では最後にまとめとして
- 生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から
- しっかり茹でてから刻んで食べやすく
- 生食は避けた方が無難
- アレルギーは出にくいがゼロではない
- 最初は基本的にスプーン1杯から
といったところでしょうか。
先日、私の娘(1歳)にも茹でて刻んだマッシュルームを食べさせてみました。
アレルギーチェックの意味もありましたので、特に味付けをせず他のおかずとは別に与えてみました。
食後数日が経ちますが目立った変化は見られませんでしたので、アレルギーは大丈夫と判断しています。
最近「掴み食べ」に慣れてきて食欲も旺盛になってきました。
今度、マッシュルームを入れたオムレツなど作ってみようと考えています。
無理に食べさせる必要はあまりないマッシュルームですが、好き嫌いなく何でも食べられるように成長してくれればと願っています。