バターやチーズと相性が抜群で、炒め物や鍋物など幅広い料理に使えるエリンギですが離乳食にはどうなのでしょうか。
ちょうど家で焼きそばの具材に使いながら、ふとこんな疑問が浮かんできました。
- 赤ちゃんにエリンギはいつから食べさせられる?
- エリンギでアレルギーが出たりしないだろうか?
- いかにも繊維質なのでちゃんと消化できるだろうか?
などなど、私自身が気になりましたので色々と調べてみることにしました。
せっかくですので、私と同じような疑問をお持ちの方々お役に立てれば幸いです。
赤ちゃんにエリンギはいつからどのように?
まず皆さんも最初に気になったのが、このエリンギの開始時期かと思われます。
私の調べた離乳食のサイトによりますと、エリンギは一般的に生後9~10ヶ月頃の離乳食後期あたりから食べさせても大丈夫とありました。
ただいくつか注意点もありまして、食べはじめのうちはエリンギの茎ではなくて「かさ」の方が繊維が少なく食べさせやすいでしょう。
調理方法としては、水でさっと洗ったエリンギの「かさ」を細かく刻んでからしっかり茹でます。
刻んでから茹でる際にはザルに入れて茹でると水切りが楽にできます。
また、エリンギは長時間茹でてもなかなか柔らかくなりません。
そしてすり鉢などですり潰そうとしても、繊維の塊のような感じで難しいです。
ある程度刻んで茹でたら、おかゆや他のおかず類と混ぜて食べさせてあげましょう。
もし圧力鍋があれば比較的短時間でエリンギを柔らかく煮ることができます。
赤ちゃんに歯が生え揃ってきたら、エリンギの「茎の部分」も同様にして離乳食に取り入れます。
炊き込みご飯などもおススメです。
それから、このエリンギの茹でたものは冷凍保存が可能です。
毎回離乳食の度に時間をかけて調理するのは結構面倒になります。
私もできれば「作り置き」で楽をしようと考え、ネットで探していたらちょうど良いものがありました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機までOKという優れモノです。
時間に余裕があったり、エリンギが余っている場合などには多めに茹でて冷凍しておくと便利です。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
エリンギでアレルギーが出たりするの?
次にエリンギも食品であることから、避けて通れないのがアレルギーの問題です。
ただ、エリンギは比較的アレルギーになりにくく、私自身もこれまで聞いたことがありませんでした。
参考までに、政府が発表している「特にアレルギーになりやすい食品一覧」にも含まれていません。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
しかしよく調べたみたところ、報告例が少ないというだけでエリンギアレルギーは存在するようです。
症状的には『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口周りや口の中などが赤く腫れたりします。
食べた分量や赤ちゃんの体質にも関係しますが、身体中に蕁麻疹(じんましん)が出たり、鼻水や目の痒みといった花粉症に似た症状が出る場合もあるそうです。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食べた直後~30分以内に
- 遅延性・・・食べて数時間~数日後に
症状が出るという、2つのパターンがあります。
即時性の場合には原因となる食品が分かりやすいのに対し、遅延性では「どの食材でアレルギーが出るのか分かりにくい」という難点があります。
もし赤ちゃんにエリンギの離乳食を食べさせていて、口の周りなどに違和感を感じた場合には一旦食事を中断しましょう。
念のため初めてエリンギを食べさせる時には、スプーン1杯から試してみてはいかがでしょうか。
そしていざという時にすぐ病院に駆け込めるよう、平日の午前中に試されることをおススメします。
日曜の夕食時などでは、診てくれる病院も限られてしまうためです。
そもそもエリンギは離乳食に向いているの?
上の項目でも少し触れましたが、ここではもう少しエリンギについて詳しく検証してみたいと思います。
エリンギそのものには味がほとんどないため、クセも少なく他の食材との相性も良いことが知られています。
さらにあのコリコリとした食感と、煮汁やお出汁をよく吸う特徴があります。
栄養面でもビタミンB群やナイアシンが豊富で、銅やカリウムといったミネラルもバランスよく含まれています。
ただ、あの独特の食感からも分かるようにエリンギ100グラム中に食物繊維は4.3グラムも含まれています。
これは数あるキノコ類の中でもトップクラスの含有量となっています。
適度な食物繊維は便秘の予防になりますが、あまり多過ぎると消化不良でそのまま便に出てきてしまう可能性があります。
ちなみにエリンギの本来の季節(=旬)としては秋~冬なのですが、人工栽培でほぼ一年中同じような価格で入手が可能です。
シイタケやエノキなど他にも手軽なキノコがあるため、どうしてもエリンギの離乳食にこだわる理由はあまりないかもしれません。
「こんなキノコもあるんだよ~」という感じで与える分には良いでしょう。
まとめと私の体験談
このように今回はエリンギの開始時期やアレルギーについて調べてみました。
私自身エリンギのコリコリ食感が好きなのですが、赤ちゃんにはやはり食べにくいようにも思われます。
では最後にまとめとして
- 生後9~10ヶ月頃の離乳食後期から
- まずは「茎」よりも「かさ」の部分を
- しっかり加熱して細かく刻んで
- アレルギーは出にくいが可能性はゼロではない
- 念のため最初はスプーン1杯から
といったところでしょうか。
私にもちょうど1歳の娘がおります。
少し前に卒乳したのですが、そのせいか食欲が大変旺盛になってきました。
基本的に何でも食べますので、先日エリンギをよく茹でて刻んで炊き込みご飯風にして食べさせてみました。
掴み食べでテーブルの上は毎回大変なことになりますが、気にせずモリモリ食べていました。
このように、だんだん食べられる食品が増えてくるのは親としても嬉しいものです。
私も小さな子供を持つ身ながら、皆さんの育児を応援しています!