豚骨ラーメンのトッピングや中華料理でよく見かけるきくらげ(木耳)ですが、赤ちゃんの離乳食にしても大丈夫なのでしょうか。
この前酢豚を食べていて、中に入っていたきくらげを見てふと思いました。
- 赤ちゃんにきくらげはいつから?
- アレルギーが出たりしないだろうか?
- いかにも繊維質なので消化できるだろうか?
などなど・・・今日は赤ちゃんときくらげについて、気になる疑問を解決するために色々と調査してきました。
私と同じような疑問を持たれた方のお役に立てば幸いです。
赤ちゃんにきくらげはいつからどのように?
実は私が調べた離乳食のサイトや育児本には、明確に「この時期からOK!」というような答えがはっきり載っていませんでした。
その中でも少ない情報を集約しますと
- 生後9~10ヶ月くらいの離乳食後期
- 生後11ヶ月~1歳くらいの離乳食完了期
という辺りで、赤ちゃんの歯の生え具合や消化能力を考えながら試すのがおススメです。
「まだ早いかも・・・?」と心配に思われる方は1歳過ぎてからが無難ともいえます。
調理方法としてはしっかり茹でてから包丁で細かく刻んであげましょう。
きくらげはあのコリコリした食感からも分かるように、繊維が丈夫なので茹で時間も多少長めになります。
おかゆに混ぜたり、「お焼き」の具材として一緒に入れても良いでしょう。
ちなみに、このきくらげを茹でたものは冷凍保存が可能です。
離乳食を作る度に時間をかけて茹でるのは結構な手間になってしまいます。
私もどうせなら「作り置き」で少しでも楽をしようと思い、ネットで探していたらなかなか良いものがありました!
これは冷凍や電子レンジだけでなく、食洗機で洗えるという優れモノです。
時間に余裕があったり、きくらげがたくさんある場合には多めに茹でて冷凍しておくと便利です。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
余談ですが、上の写真のような「黒いきくらげ」の他に「白いきくらげ」もあります。
主に中華スープの具やデザートとして使われています。
また、半透明の「中華くらげ」という食材は食感もきくらげによく似ていますが、こちらは本物の「海のクラゲ」が原料になっています。
きくらげでアレルギーが出たりするの?
次に、きくらげも食品であることからアレルギーが気になります。
ただ、政府が発表している「特にアレルギーを起こしやすい食品一覧」の中には入っていませんので、きくらげは比較的アレルギーになりにくいようです。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
しかし、それでも絶対大丈夫というわけではありません。
報告例は少ないのですが、きくらげアレルギーは存在します。
症状的には『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口周りや口の中などが赤く腫れたりします。
赤ちゃんの体調や食べた分量にもよりますが、身体中に蕁麻疹(じんましん)が出ることもあります。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食べた直後~30分以内に
- 遅延性・・・食べて数時間~数日経ってから
症状が出るという、2つのパターンがあります。
即時性の場合では直前の食事に原因があることが多いのですが、遅延性では「どの食品がアレルギーになるか分かりにくい」という難点があります。
赤ちゃんにきくらげを食べさせていて、口周りや身体に違和感を感じた時には食事を中断して様子をみましょう。
稀にはなりますが、呼吸困難や痙攣(けいれん)というようなアナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。
念のため赤ちゃんに初めてきくらげを食べさせる際には、平日の午前中にスプーン1さじから試すことをおススメします。
土日や祝日の夕方以降になると、もしもの場合に診てくれる病院が限られてしまうためです。
きくらげは離乳食に向いているの?
ここではさらにきくらげの特徴を紹介していきます。
まずはきくらげの栄養面ですが、ダイエット食品にも挙げられるようにカロリーはほとんどありません。
成分ではビタミンDと鉄分がかなり豊富に含まれています。
逆に言うと、それ以外の成分はほとんど含まれていないくらいに極端でもあります。
それから便秘解消や予防に役に立つ食物繊維は、きくらげ(乾燥)100グラム中になんと57グラムも含まれています。
この数字はきのこ類の中でもダントツのトップで、参考までに2位の干ししいたけは38グラムとなっています。
しかし食物繊維があり過ぎても赤ちゃんの胃腸で消化されずに、そのまま便に出てきてしまうことも考えられます。
きくらげは栄養を摂るというよりも食感を楽しむ食材ともいえるため、無理に赤ちゃんの時期から食べさせる必要が無いという意見もあります。
そうは言っても含まれるビタミンDと鉄分は魅力的なので、アレルギーさえ出なければ「こんなきのこもあるんだよ~」という感じで食べさせてみても良いでしょう。
まとめと私の体験談
以上のように今回はきくらげの開始時期やアレルギーを調べてきました。
離乳食として向いているかどうかは意見が分かれるところですが、様子を見ながら機会があればで良いと思います。
では最後にまとめとして
- 生後9~10ヶ月頃の離乳食後期以降で
- しっかり茹でてから刻んで食べやすく
- アレルギーは出にくいがゼロではない
- 最初は基本的にスプーン1杯から
- 無理に食べさせる必要はあまりない
といったところでしょうか。
私自身がコリコリした食感が大好きで、ラーメンも中華もよく食べます。
できれば娘(1歳)にもきくらげの美味しさを知って欲しいと思っています。
先日、茹でたきくらげとひじきのお焼きを食べさせました。
ちょうど掴み食べの時期でもあり、食欲旺盛な娘は両手に持ってパクパク食べていました。
しばらく経ってもアレルギーらしい変化は見られなかったので、またひとつ離乳食のレパートリーが増えた感じです。
離乳食からきくらげを食べさせるかどうかは皆さんのご判断にお任せしますが、赤ちゃんには何でも好き嫌いなく食べて貰いたいと思っています。