1歳~3歳くらいの子供さんをお持ちの方々、毎日の育児本当にお疲れ様です。
今日は食事の際に使う、子供のお箸について考えてみたいと思います。
赤ちゃん用のスプーンやフォークはだいたい使えるようになってきたけど、お箸トレーニングはまだこれから・・・という状況ではないでしょうか。
そんな時に頭に浮かんでくる
- 赤ちゃんのお箸トレーニングはいつから?
- おススメの練習用お箸はどれがいいの?
- ちゃんとお箸が使えるようになるだろうか?
といった疑問や不安な点に関しても、ひとつずつ紹介していきます。
私の集めた情報が、日々お忙しい皆さんのお役に立てば幸いです。
目次
お箸トレーニングの「きっかけ」とは?
まずはじめに、子供のお箸トレーニングの「きっかけ」について触れておきましょう。
皆さんそれぞれに理由や動機があると思いますが、たいていは
- 同い年の○○ちゃんはもうお箸が持てる
- 保育園・幼稚園で言われた
- お義母さんなどから「そろそろお箸を~」と指摘された
といったところではないでしょうか。
確かに同世代のお友達ができるようになっていると、我が子のことが気にかかるものです。
加えて「周りからの声」が聞こえてくると、多少焦るのも無理ありません。
ただ、順番からしてスプーンやフォークの次はお箸なのですが、それほど慌てることはないと思われます。
次の項目では、お箸トレーニングの開始時期について紹介していきます。
赤ちゃんにお箸トレーニングはいつから?
これには「○歳から」という決定的な時期があるわけではありません。
色々な育児本やネット上の情報を集約してみますと、だいたい2歳前後から開始される割合が多いようでした。
ちょうどこの時期の子供は、一般的に好奇心が旺盛になってきて私たち大人のすることや手にしているものに興味を持ち始めます。
何でも手にして触ってみたり、何とか自分でも使ってみようとします。
この「自分でもやってみたい」という気持ちに乗じて、お箸トレーニングを開始すると比較的成功しやすいとされています。
ただ、中にはお箸に全然興味や関心のない子もいます。
だからといって無理にスプーンやフォークを取り上げて、お箸を持たせるのはやめておきましょう。
あくまで最初は子供自身の自主性を優先してあげたいところです。
私たち親の方もあまり気負うことなく「気が向いたらやってみる?」という感じで、お箸トレーニングを開始されることをおススメします。
練習用のお箸はどれがおススメ?
では実際に、お箸トレーニングに適したお箸にはどういったものがあるのでしょうか。
もちろん、普通の「子供用のお箸」でも練習は可能です。
(昔はトレーニング用のお箸なんてありませんでした)
ただ、いきなり難易度の高いお箸に挑戦してもうまくいきにくく、子供が投げ出してしまうことも考えられます。
小さな子供にもなるべく取っ付きやすく練習ができるようにと、考え出されたのが「トレーニング用のお箸」なのです。
そして100円均一の「セリア」と「Can★Do(キャンドゥ)」にて、とても良いものを発見しました!
「ステップアップ 箸サポート」という商品名で、写真のように約16センチの子供用のお箸がプラスチックとシリコンゴムの接合部品で繋がっています。
使い方としては、ピンクの接合部品の上にちょうど親指を乗せる感じです。
大人の私の手でもしっくりと馴染み、自然に本来のお箸の持ち方が身に付きそうです。
お箸の先端は写真のように少し平べったく作られていて、食べ物を掴みやすくなっています。
いわゆる「バネ」の代わりになるのが黄色のシリコンゴムの部分で、子供の握力でも十分にお箸を閉じることができます。
それからこの「ステップアップ 箸サポート」は上のように分解する事が可能です。
ピンクの接合部品と黄色のシリコンゴムを取り外せば、普通の子供用の箸として今後も使用できます。
この点が「ステップアップ」という商品名の由来になっているものと思われます。
ちなみに近くにセリアやCan★Doなどのお店がない場合でも、ネットで注文する事ができます。
注意点として接合部品が組み合わされる構造上、2本のお箸の「持つ辺り」には多少のくぼみが付けられています。
そのまま使えるには使えますが、子供にとっては持ちにくいかもしれません。
ステップアップして「サポート」が不要になったら、記念として新しい子供用のお箸を買ってあげるのも良いでしょう。
また、100円均一の商品という性質上、どうしても耐久性には劣るものがあります。
あまり頻繁に接合部品を取り外したり、取り付けたりを繰り返すと「ポッチ部分」がゆるくなってしまうことが考えられます。
シリコンゴムも劣化によって割れたり裂けたりする可能性があります。
所詮は100円均一とも言えますが、機能的には大変優れたコストパフォーマンスを発揮していると思います。
参考として、もうひとつ紹介しておきます。
下記のものは100円均一ではありませんが、トレーニングお箸として有名な商品です。
こちらはお箸に取り付けられているリングに指を通すだけで、自然と正しいお箸の持ち方が身に付くというものです。
なかなかうまく作られていて、通常の右利き用の他に「左利き用」も販売されています。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
分解して元に戻せなくなった場合には?
ちなみに私は初めて分解して元に戻す際、しばらく取り付け方が分からなくなりました・・・。
同じように悩まれた方がおられましたら、下記の写真を参考にしてください。
元に戻す手順としましては
- 2本のお箸とピンクの接合部品をこの向きで並べる
- まず左のお箸と接合部品を「ポッチ部分」にはめて取り付ける
- 次に右のお箸のシリコンゴムを接合部品の中に収める
(バネの原理になるように) - そのまま右のお箸と接合部品を組み合わせる
- 元通りお箸の開閉ができるかを確認して完成
注意点として、左右のお箸を逆に取り付けようとしても「くぼみ」の形が違うため、うまく組み合わせられません。
力任せに組み合わせた場合、壊れる原因にもなりますので気を付けましょう。
お箸の練習方法と注意点とは?
ここでは上で紹介しましたトレーニングお箸を用いた練習方法を紹介します。
子供にとっても成功しやすくなるコツとしては
- うまくできたら大袈裟に褒める
- 失敗しても怒ったりイライラしない
- 気長に焦らず練習する
- 難しい場合には一旦間をおいてみる
といったところでしょうか。
冒頭でも少し触れましたが、子供の器用さや興味には個人差があります。
トレーニングお箸をある程度試してみてもうまくいかない時には、「まだその時期ではないのかも?」と考えを切り替えることも必要です。
どうしてもできない場合に叱ったりしては逆効果にもなりますので、無理をしない方が無難かと思われます。
そのうち本人自身が周りの子を見て、「やってみよう!」と積極的になる場合もあります。
また、練習の際の注意点ですが
- お箸で目や顔を突く危険性がある
- 食事以外には1人で触らせない
- お箸トレーニング中は目を離さない
- 周りで兄弟姉妹を遊ばせない
- 使用後は洗剤で丁寧に洗う
などなど・・・特にお箸を手に持ったり口にくわえたまま歩き回るのは大変危険です。
子供が転倒した際に思わぬケガをする事故が、全国的にも多発しています。
お箸の先は一応「丸め」に作られてはいますが、使用の際には十分に注意しておきましょう。
まとめと私の体験談
このように、今回は赤ちゃんや子供の「お箸トレーニング」について色々と調査してきました。
開始時期やおススメのお箸など、私自身にも非常に勉強になりました。
では最後にまとめになりますが
- 一般的には2歳前後からの開始が多い
- 100円均一の「ステップアップ 箸サポート」がおススメ
- 上手にできたらとにかく褒める
- 子供の自主性を尊重して気長に練習を
- うまくいかない時にはしばらく間を空けるのも良い
といったところでしょうか。
ちなみに私の長女が2歳過ぎの頃、下の写真のような「トング持ち」からスタートしました。
トレーニング開始から数ヶ月はこの状態でしたが、少しずつ正しい持ち方を教えていくうちにちゃんとお箸が持てるようになりました。
3歳半になった今ではラーメンなどの麺類や、小さな豆なども子供用のお箸で意外とうまく食べています。
そして100円均一で買った我が家のトレーニングお箸は、現在1歳半の次女にも使うため大切に保管してあります(笑)
これから練習を開始するお子さんにも上手にお箸が使えるようになり、家族全員で食事を楽しめるように願っています!