乳酸菌飲料の代表格とも言えるヤクルトですが、小さな赤ちゃんに飲ませても大丈夫なのでしょうか。
先日私が飲んでいたヤクルトに1歳過ぎの娘が興味を示し、飲みたそうにしていました。
「少しならいいかな・・・」
と思いつつも、
- 赤ちゃんにヤクルトはいつから大丈夫?
- 甘いので虫歯の原因になるのでは?
- アレルギーになったりしないだろうか?
というような疑問が頭に浮かんできました。
私自身が明確な答えを持ち合わせていませんので、この際しっかり調べてみることにしました。
同じような疑問を持たれた方々の参考になれば幸いです。
目次
赤ちゃんにヤクルトはいつから飲ませられる?
まずは気になるヤクルトの開始時期から見ていきましょう。
製造メーカーの発表を見つけましたので、紹介しておきます。
『お子様、幼児もお飲みいただけます。赤ちゃんは、ミルク以外のもの(離乳食等)を口にする頃からお与えいただけます。ぬるま湯(人肌程度)で2倍くらいに薄め、赤ちゃんの便や健康状態をみながら、ごく少量から与えはじめてください。その際、哺乳びんの使用は避け、スプーンなどを用いてください。これは、赤ちゃんの食機能の発達を促すことや、口腔衛生上のことを考慮してのことです。また、母乳やミルクの代わりにはなりませんので、それらの摂取量に影響を及ぼさないように量を調節してお与えください。』
(参考資料:ヤクルトのHP お客様相談センター ヤクルト類(乳酸菌飲料)より引用)
というように、離乳食初期(生後5~6ヶ月)から大丈夫とのことです。
ただし赤ちゃんへの与え方については上記の通り、人肌程度のぬるま湯で2倍くらいに薄めるとともに少量から与えるのが無難だそうです。
離乳食の味付けにも同じことが当てはまりますが、「赤ちゃんには基本的に薄味」ということですね。
他にも哺乳瓶は使用しない方が良かったり、母乳やミルクの代用にはならない点に留意しておきましょう。
赤ちゃんに不向きなヤクルトとは?
ちなみにヤクルトには2017年5月現在で
- ヤクルト400
- ヤクルト400LT
- NEWヤクルト
- NEWヤクルト カロリーハーフ
- ヤクルトAce
- 毎日飲むヤクルト
- ヤクルトゴールド
という7種類が販売されています。
この中で1番下の「ヤクルトゴールド」はシニア層向けに作られているため、赤ちゃんには不向きとされています。
製造メーカーからも
『本品はグルコサミン、ローヤルゼリーを使用していますので、妊婦・授乳中の方、小児、薬を服用あるいは通院中の方は医師または薬剤師にご相談ください。』
(参考資料:ヤクルトのHP 商品情報「ヤクルトゴールド」より引用)
と発表されています。
赤ちゃんにヤクルトを飲ませる際には、ヤクルトゴールド以外にしておきましょう。
ヤクルトが虫歯の原因になることも?
飲んだことのある方なら分かると思いますが、ヤクルトは結構甘い飲み物です。
そこでヤクルトの成分を調べてみることにしました。
いくつか種類がありますが、最も一般的な「NEWヤクルト」に注目してみましょう。
原材料名の表示を元に書き出してみると
- ぶどう糖果糖液糖
- 砂糖
- 脱脂粉乳
- 香料
という内容になっています。
ちなみに原材料は「最も多く含まれている順に表示する」という決まりがあります。
したがって、ヤクルトの中身には「糖分」の割合が一番高いということですね。
飲ませた後はしっかりと歯磨きをするか、お白湯や麦茶などを飲ませて虫歯予防に努めましょう。
ヤクルトに含まれる砂糖はどれくらい?
では実際に、ヤクルトの中にはどれだけの糖分が入っているのでしょうか。
製造メーカーのホームページによりますと、NEWヤクルト1本の中には11.5gの「糖質(炭水化物)」が含まれているという記述があります。
(参考資料:ヤクルトのHP 「内容成分・アレルギー表示」より)
それから別のサイトでも、ヤクルト1本には角砂糖2個分程度の糖分が入っているとされています。
(参考資料:西条市歯科医師会HP『おやつに含まれる砂糖の量』より)
歯医者さんの医師会のホームページですので、信憑性は高いと思われます。
製造元が『赤ちゃんには2倍程度に薄めて』としている点や、NEWヤクルト1本(65ml)でエネルギーが50kcalもある辺りからも糖分の高さが感じられます。
適度な糖分は脳への栄養として必要ですが、過剰摂取をしてしまうと
- 虫歯
- 肥満
- 味覚が偏る
- 癖になる
- ご飯を食べなくなる
というような悪影響になる可能性もあります。
ヤクルトは赤ちゃんの便秘に効果的?
ヤクルトと言えば、生きたまま腸まで届く「乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT9029)」が有名です。
難しい名前をしていますが、簡単に説明すると腸内の良い菌(ビフィズス菌)を増やし悪い菌(大腸菌)を減らしてくれるはたらきがあります。
その結果腸内の環境が改善され、お腹の調子を整えるとともに便通を良くしてくれる効果が期待できます。
NEWヤクルト1本(65ml)には何と200億個!
と言われてもなかなかピンときませんが、とにかくたくさん入っているようです。
ちなみに「ヤクルト400」には、1本(80ml)の中に400億個の乳酸菌シロタ株が入っています。
さらにヤクルトは特定保健用食品といって、国(消費者庁)から許可を受けています。
特定保健用食品について調べてみると、
『からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、血圧、血中
のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするの
に役立つ、などの特定の保健の用途に資する旨を表示するものをいいます。』
(参考資料:消費者庁のHP「特定保健用食品」より引用)
というような説明がされていました。
「おなかの調子を整えたり~」の辺りなど、まさに乳酸菌のことを指しているような記述がありますね。
ヤクルトがアレルギーになることも?
さてここで、ヤクルトのアレルギーについても紹介しておきます。
ヤクルトの容器にも表示されていますが、
- 乳
はアレルギーになりやすい食品とされています。
これまでに牛乳やチーズ、ヨーグルトといった乳製品でアレルギーが出たことのある赤ちゃんには注意が必要です。
赤ちゃんの体質や個人差もありますので、あらかじめかかりつけの先生などに相談された方が無難と思われます。
心配な方には、採血不要でアレルギー検査ができるパッチテストなどもおススメです。
ちなみにノンカフェイン&ノンカロリーで、赤ちゃんにおススメできる麦茶も見つけました!
保存料や添加物、タンニンなども使われていませんので安心して飲ませられそうですね。
それからこちらは夏の暑い日や、お風呂上がりの水分補給にも適した赤ちゃん用イオン飲料です。
もちろん着色料・保存料・香料なども無添加となっています。
携帯しやすいペットボトルになっていますので、ちょっとしたお出掛けから旅行まで幅広く利用することができます。
もうひとつ、最近こんな青汁も話題になっています。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
特に野菜嫌いで、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
赤ちゃんの飲み物がヤクルトばかりに偏るのもどうかと思いますので、参考になれば幸いです。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
まとめと私の体験談
このように今回は、特定保健用食品でもあるヤクルトと赤ちゃんについて調べてきました。
そんな中でいくつか注意点が見つかりましたので、ポイントをまとめておきます。
- 生後5~6ヶ月の離乳食初期から
- ぬるま湯で2倍程度に薄めて
- 最初は少量で様子を見ながら
- 飲ませた後には虫歯予防の歯磨きを
- 「乳」アレルギーには注意が必要
といったところでしょうか。
冒頭の続きになりますが、私の娘(1歳過ぎ)にも約2倍に薄めたヤクルトを少しだけ飲ませてみました。
スプーンに1さじだけでしたが、娘は美味しそうにしていました。
「これでも乳酸菌シロタ株が数億個は入っているかも・・・」
などと考えつつ、今後は徐々に与える量を増やしていく予定です。
皆さんのご家庭でも飲み過ぎには注意して、子供と一緒に美味しいヤクルトを楽しみたいですね!