大晦日の「年越しそば」としても知名度の高いソバ(蕎麦)ですが、赤ちゃんにはいつ頃から食べさせて良いのでしょうか?
年末もだんだん近くなり、先日スーパーに買い出しに行ったところでこんな疑問が湧いてきました。
- 赤ちゃんにソバはいつ頃からOK?
- アレルギーが出やすいと聞くけど?
- そもそも離乳食にしても大丈夫?
などなど・・・私にも2人の娘(3歳半と1歳半)がおりますが、ソバは未だに試していません。
今日はそんな私と同じような疑問を持たれた方々のためにも、調べて集めた情報を紹介していきたいと思います。
毎日お忙しい皆さんのお役に立てれば幸いです。
赤ちゃんにソバはいつ頃から大丈夫?
ではまず、ソバの開始時期から見ていきましょう。
私の調べたいくつかの離乳食サイトによりますと、ソバは少なくとも1歳過ぎるまでは与えない方が良いという意見が多数ありました。
さらに、あまり早くから与える必要性もなく2~3歳を過ぎてからが無難という考えが広まっているようです。
その理由については後述しますが、やはりアレルギーが心配というママさんが多いようです。
つまり小さな「赤ちゃん」のうちはまだソバを与えない方が良いでしょう。
当然ながら、離乳食の初期(生後5~6ヶ月)や中期(生後7~8ヶ月)には向いていないと思われます。
ソバもうどんやパスタと同じようにしっかり煮ると柔らかくなって食べやすそうですが、その原料が全然違うということを頭に入れておく必要があります。
- ソバ・・・・そば粉、小麦粉(つなぎとして)
- うどん・・・小麦粉
ちなみに「焼きそば」「中華そば」「ソーキそば」なども「そば」と付いていますが、通常はそば粉ではなく小麦粉が原料となっています。
同様にイタリアンのパスタや中華のラーメンも、一般的には小麦粉から作られています。
子供にソバはどのように食べさせれば?
次にソバの食べさせ方についてですが、これには昔から様々な食べ方があります。
日本各地の地域性や季節も関係していますが、主だったものには
- ざるソバ
- 盛りソバ
- かけソバ
- つけソバ
- きつねソバ
- たぬきソバ
というように、数え上げるとかなりの種類のソバがありました。
これ以外にも「とろろ」「月見」「天ぷら」「おろし」「南蛮」「山菜」「にしん」など、上に乗せるトッピングによっても様々なメニューが存在します。
しかしながらアレルギーの事もありますので、上記の中でも小さな子供が食べられそうなソバメニューは限られています。
初めはなるべくシンプルに、単なる「かけソバ」からスタートされることをおススメします。
柔らかくなるまで茹でたソバを食べやすい長さに切り、薄めのお出汁をかけてあげましょう。
熱々だとやけどしますので、よく冷ますか氷を入れて温度を調整します。
それから、初めてソバを試す場合には少量からが基本となります。
後のアレルギーの項目でも解説しますが、最初からたくさん食べ過ぎるともしアレルギーが出た場合に大変です。
ちなみに、他のアレルギーになりやすい食材(卵・とろろ・エビ天・油揚げなど)でまだ試したことのないものと一緒に食べさせるのは避けましょう。
アレルギーが出た場合、ソバなのか他の食材なのか原因が分かりにくくなります。
ソバはアレルギーになりやすいってホント?
上の項目でも少し触れましたが、ここではソバのアレルギーについて説明します。
政府発表の資料によると、麺類の中でもソバはアレルギーが出やすい部類に入ります。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
卵や牛乳、小麦などと並んで「7大アレルゲン」とも呼ばれていて、ソバを原料に含む食品には表示義務がある程です。
症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、食べた直後に口の周辺や舌、唇が赤く腫れたりする場合があります。
その他にも
- 手足、身体の蕁麻疹(じんましん)
- 目のかゆみや充血
- 鼻水
- 喉の痛みや腫れ
- 喘息
- 下痢や嘔吐
というように、中には「花粉症」や「食中毒」に類似する症状が出る場合もあります。
念のため食後1時間くらいは子供の身体や、お腹の調子に変化が無いか観察しておきましょう。
また、ソバにはアナフィラキシーショックという極めて重篤なアレルギー反応が起こるケースもあります。
症状としては
- 痙攣(けいれん)
- 呼吸困難
- 意識障害
- 急激な血圧低下
などがあるとされています。
生命の危険にも関わるため、もし子供の様子が急変した場合にはすぐに救急車を呼ぶことも覚えておきましょう。
注意点として、レストランなどでソバとうどんを取り扱っているお店では「茹で汁が同じ」という場合があります。
うどんを頼んで食べさせていても同じ茹で汁を使っているために、ソバの成分が混ざっていてアレルギーが出るという可能性が考えられます。
もし子供のアレルギーが心配な場合には、注文時に『うどんとソバを一緒に茹でていないか?』と店員さんに確認しておきましょう。
それから、ソバに限らず初めての食品を赤ちゃんに試すのは「平日の午前中が良い」といわれています。
それは、もし重大なアレルギー反応などが出た場合すぐに病院に駆け込めるからです。
これが土日祝日の夕方以降でしたら、診てもらえる病院を探すのが大変になります。
したがって、大晦日の「年越しソバでソバデビュー」はリスクが高いと思われます。
子供の万が一に備えておくという意味でも、頭に入れておきましょう。
気になる方には小児科やアレルギー科で、パッチテスト(採血不要)などの検査をしてもらうことをおススメします。
ちなみにネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。
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病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。
また、私自身も愛読していますが子育て全般に関する「育児本」として、このシリーズが分かりやすくておススメです。
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文字ばかりではなく、可愛らしいイラストや4コマ漫画が随所にありますので、気軽に読み進めることができます。
ご自身で読まれる以外に、初めてお子さんが生まれたご家庭へのプレゼントとしても喜ばれることでしょう。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
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まとめと私の体験談
このように今回はソバの開始時期や、アレルギーについて調べてきました。
注意点もいくつか出てきましたので、ポイントだけでも押さえておくことをおススメします。
それではまとめになりますが
- 生後1歳までは控えた方が無難
- 2~3歳を過ぎてからが良いという意見もあり
- 与える際にはしっかり茹でて食べやすいように刻んで
- 最初はスプーン1さじなどの少量からスタート
- アレルギーが出やすい点にも注意しておく
といったところでしょうか。
冒頭でも書いたとおり、我が家の2人の娘(3歳半と1歳半)にはまだソバを食べさせていません。
うちでは妻が意外と慎重派なもので、上の娘が4歳になってから試してみることになっています。
ソバの開始時期に関しては、それぞれのご家庭やママさんの方針もあるかと思われます。
子供にアレルギーが出ることなく、家族揃って美味しいソバが食べられるように願っています!