筑前煮や鍋物として芋類の中でも身近な里芋ですが、赤ちゃんの離乳食に取り入れるにはどうしたら良いのでしょうか。
里芋がOKになれば離乳食のレパートリーも増えるのですが、中には
- いつからどのように?
- 食べさせる量は?
- アレルギーは大丈夫?
- 下痢や嘔吐をしてしまったら?
というような疑問や不安をお持ちのママもおられることでしょう。
私にもちょうど離乳食真っ最中の娘がいますので、気になって色々調べてきました!
今日はそんな調査結果を紹介して、同じような時期のママと赤ちゃんのお役に立てれば幸いです。
里芋はいつから食べさせていいの?
まずはじめに考えるのは、この開始時期についてではないでしょうか。
いくら美味しい離乳食のレシピがあっても、月齢的にまだまだ早いと赤ちゃんの体調を崩してしまう可能性があります。
多くの育児本や料理サイトによりますと、里芋は一般的に生後7~8ヶ月の離乳食中期から食べさせても大丈夫とされています。
調理方法もいたって簡単で、里芋をよく洗って皮をむいて薄めのおだしでコトコト煮るだけでも充分です。
また、電子レンジでも手軽に加熱が可能です。
中まで火が通ったかどうかは、お箸か爪楊枝で軽く突いてみましょう。
柔らかくなっていればスプーンですり潰して冷ましてから与えますが、煮た里芋は粘りが強いので赤ちゃんにとって少し食べにくいかもしれません。
様子を見ながらお湯か薄めのだし汁で「のばして」あげると良いでしょう。
そもそも里芋は離乳食に向いているの?
里芋はじゃがいもやさつまいもと並び、昔から赤ちゃんの離乳食には欠かせない食材とされています。
上の項目で少し触れたように、粘りによるのど詰めさえ注意していれば特に大きな問題はなく離乳食に向いているといえるでしょう。
里芋の成分からみても食物繊維(100g中に2.3g)やでんぷんを多く含んでいるため、お腹に優しく整腸効果も期待できます。
そのため、便秘しがちな赤ちゃんには積極的に取り入れてあげたい食材のひとつでもあります。
さらに食欲増進や体内の解毒作用もあるのに加えて、意外と低カロリーなのも魅力です。
里芋でかぶれたりアレルギーが出ることも?
ただ、里芋にまったく短所や欠点がないかというとそうではありません。
里芋を素手で洗っている時に何やら手がむず痒くなった経験はないでしょうか?
これは里芋の皮の下に含まれるシュウ酸カルシウムという物質が、手の皮膚に刺激を与えるのが原因といわれています。
肌が敏感だったりするとかぶれてしまう場合もありますので、心配な方は調理用のビニール手袋かゴム手袋の着用をおススメします。
それから里芋だけに限らず、ほとんどの食品に何かしらのアレルギーが存在します。
その中でも特にアレルギーになりやすい食品について、公共機関がまとめていますので紹介しておきます。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
上の資料によりますと、里芋自体はこの中に含まれておりません。
ただ、まれに『口腔アレルギー症候群』といって食べた直後などに口まわりや舌、唇が赤く腫れてくる場合があります。
これは里芋に含まれるデンプンやタンパク質が原因と考えられています。
また、上にも書きましたシュウ酸カルシウムですが、皮をむいて加熱すれば痒みを引き起こすことはほとんどありません。
しかし中には微量に残った成分に敏感に反応してしまう赤ちゃんもいます。
さらに個人差にもよりますが、口だけでなく全身に蕁麻疹(じんましん)が出るケースもあります。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食後すぐ~30分以内に出る
- 遅延性・・・食後数時間~数日経ってから出る
というように2種類が存在します。
即時性の場合には原因を特定しやすいのですが、2~3日後に反応が出る遅延性では「どの食材がアレルゲンになったか分からない」という場合もあります。
それもあって、アレルギーの元を探し出すのが難しいとされています。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
もし下痢や嘔吐をしてしまったら?
上でも紹介しましたが、里芋はどちらかといえばお腹に優しい食材です。
食べて下痢をした場合には、アレルギーというより食べ過ぎや食中毒の可能性が出てきます。
いくらお腹に優しくても限度があり、消化能力を超える量を食べさせるとお腹をこわすことがあります。
それから里芋が傷んでいたり、表面に生える「カビ」による食中毒も考えられます。
表面のカビはきれいに取り除いたように見えても、皮の下の実の部分にまで菌糸が食い込んでいることもあります。
食中毒の場合、食後約30分~半日以内に下痢や嘔吐などの症状がおこります。
調理前に里芋をよく観察するとともに、水洗いをして土や泥を確実に落としてから丁寧に皮をむきましょう。
参考になりますが下のピーラーは里芋だけでなく、にんじんや大根などの皮が気持ち良いほどにむける優れモノです。
さすが一流の刃物メーカーの商品だけあって、100円均一のものとは比べ物になりませんでした。
ただでさえ育児に時間を取られる毎日かとお察しいたします。
里芋の皮むきなどたかが知れていると思われるかもしれませんが、楽できる部分は楽をして少しでもストレスを溜めないようにしましょう。
ちなみに、最近こんな青汁も話題になっています。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
野菜嫌いで、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このように里芋について与え始める時期やアレルギーを調べてみると、多少の注意点が出てきました。
大半はそこまで気にすることではありませんので、ポイントだけ押さえておきましょう。
では最後にまとめになりますが
- 生後7~8ヶ月の離乳食中期ごろから
- 皮は丁寧にむいてしっかり加熱する
- 味付けは薄めのおだし等で
- 粘りが強いのでのど詰めには注意が必要
- 食後のアレルギーにも気を付けて
といったところでしょうか。
冒頭でも書きましたが、私には2人の娘(3歳と1歳)がいます。
これまで2人とも幸いなことに、里芋でアレルギーは出ておらず助かっています。
おかゆを切らしてしまった際の代用にできたり、ちょうど歯が生え始める時期でもあるので噛む練習にもなります。
じゃがいも、さつまいもが食べられたら次のステップとして里芋を試してみてはいかがでしょうか。
私も同じく子供を持つ親として、貴女の育児を応援しています!