赤ちゃんが離乳食を食べた後、しばらくして口の周りが腫れてきたり赤いブツブツが・・・!?
そういえばさっきのご飯にはじゃがいもが入ってた!
もしかしてじゃがいものアレルギー?
今すぐ病院に行った方がいいの?
この子はもう一生じゃがいもが食べられないの?
ママさんにはそんな不安や心配が頭を駆け巡っているかもしれません。
今日は取り急ぎ、じゃがいもによるアレルギーとその他の原因について徹底的に調査してきました。
私も同じ親として、あなたと大切な赤ちゃんのためになれば幸いです。
目次
今すぐ病院に行った方がいいの?
この判断の前に、ひとまず落ち着いて赤ちゃんの様子を見てください。
万が一、下に挙げたような状態でしたら一刻も早く救急車を呼びましょう。
- 目がうつろで焦点が合わない
- 呼びかけても返事がない
- 完全に意識がない
- 身体中が痙攣(けいれん)している
- 呼吸困難になっている
じゃがいもが原因でこのような激しい症状になることは滅多にないといわれていますが、『アナフィラキシーショック』の可能性があります。
そうでなく単に口の周りが赤くかぶれたり湿疹になっている程度でしたら、そこまで慌てる必要は少なくなります。
もし食べさせている途中でしたら、じゃがいもの入った食事は一旦中断しましょう。
じゃがいもでアレルギーは出るの?
これはじゃがいもに限らず、どんな食品・食材でもアレルギーになる可能性はあります。
その中でも特にアレルギーになりやすい食品を、日本政府の機関がまとめていますので紹介しておきます。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
これによるとじゃがいも自体は含まれていないのですが『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口の周辺や舌、唇が赤く腫れたりする場合があります。
研究によるとじゃがいもに含まれるデンプンやタンパク質が原因となるそうです。
また、個人差によって口だけでなく全身に蕁麻疹(じんましん)が出る場合もあります。
このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食後すぐ~30分以内にあらわれる
- 遅延性・・・数時間~数日後になってあらわれる
というように2種類が存在します。
即時性の場合にはたいてい食べたものが特定できますが、2~3日後に反応が出たりする遅延性では「いつ食べた何の食材がアレルゲンになったか分からない」という場合もあります。
そのため、アレルギーの元を特定するのが難しいといわれています。
ちなみにじゃがいもの種類としては「男爵(だんしゃく)」や「メークイン」が有名ですが、「キタアカリ」や「インカのめざめ」といった品種(ブランド)もあります。
余談になりますが「馬鈴薯(ばれいしょ)」というのはじゃがいもの『別名』であって、種類というわけではありません。
アレルギー以外に考えられるのは?
実は原因がじゃがいものアレルギーではないことも考えられます。
その他の原因としては
- たまたま赤ちゃんの体調が悪かった
- 口の周りはただの「肌荒れ」だった
- じゃがいもが仮性アレルゲンになっていた
などが考えられます。
まず赤ちゃんが体調不良だと胃腸の働きも弱り、食べたものが消化不良になります。
元気な時には普通に食べられたじゃがいもが、たまたま今回難しくて口の周りなどに拒絶反応が出たということが考えられます。
次にこの頃の赤ちゃんの肌はまだまだ弱く、ちょっとしたことですぐに荒れてしまいます。
自分自身の「よだれ」を含め、離乳食を食べる際に口の周りについた「残り」でも赤くかぶれたりします。
さらに食事の途中や終わるたびに濡らしたガーゼハンカチなどで口の周りを拭くため、どうしても肌に刺激が加わります。
前に私も娘の口周りをゴシゴシ拭いてしまい、顎(あご)の辺りに数日間赤い湿疹が出た経験があります。
それから、あまり聞きなれない言葉ですが「仮性アレルゲン」の可能性もあります。
これは通常の食物アレルギーとは違い、じゃがいもに含まれているアセチルコリンという化学物質が原因で似たようなアレルギー反応を引き起こすものです。
このアセチルコリンはじゃがいもの他にヤマイモ、サトイモ、タケノコ、トマト、ナス、ソバ、マツタケなどにも含まれています。
昔からいわゆる『アクの強い食べ物』には注意が必要、というのはこの仮性アレルゲンの影響ではないかという説もあります。
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病院で詳しく調べてもらうには?
それでも本当にじゃがいもが原因なのか気になる場合には、普通の小児科ではなく皮膚科やアレルギー科を受診されることをおススメします。
大きな総合病院や大学病院などで専門医に相談してみましょう。
プリックテストなどのアレルギー検査をしてもらうこともできますが、1歳未満の赤ちゃんでは検査結果の精度がそれ程高くないともいわれています。
家でできるアレルギー対策とは?
まずは赤ちゃんが食べられる「じゃがいもの量」を把握することが先決です。
病院の検査でアレルギーと診断されて、一口でもダメな場合には食材や調理器具の段階から徹底しなくてはなりません。
これは『完全除去』と呼ばれています。
ただ、上でも少し触れましたが実はアレルギーではなくて赤ちゃんの胃腸の受け入れ態勢が整っていなかった場合もあります。
そんな時には「うちの子にはまだ早かった」と考えてしばらく時期を待ちましょう。
1歳くらいになってから再度食べさせると大丈夫になっていた・・・というケースもあります。
生後半年と1歳では同じ赤ちゃんでも、胃腸の発達や消化能力にはかなりの差があるといわれています。
または2歳、3歳と年齢を重ねていくうちに食べられるようになったという話も聞きました。
前に一度口にしてダメだったから一生じゃがいもが食べられない、と悲観するのはまだ少し早いかもしれません。
もし下痢や嘔吐をしてしまったら?
こちらの場合にはアレルギーというより『中毒』の可能性が出てきます。
症状としては主に頭痛や下痢、嘔吐などが食後約30分~半日以内におこります。
もともとじゃがいもには「ポテトグリコアルカロイド(PGA)」と呼ばれるソラニンをはじめとして、いくつかの有毒物質が含まれています。
そのソラニンが特に含まれやすいのが「芽」の部分になります。
したがってじゃがいもの「芽」は包丁の根元などで、なるべく深く確実に取り除きましょう。
見た目で芽が出ていなくても、これから出そうになっている部分は念のため取っておいた方が無難です。
参考までに下のピーラーはじゃがいもの皮をむくだけでなく「芽」も簡単に取ることができる優れモノです。
それから、ソラニンは水溶性になります。
調理の際、薄めにスライスしたじゃがいもを流水にさらしてから茹でることで中毒の予防にもなります。
注意点として収穫や購入から長期間が経過していたり、皮が緑っぽくなっているじゃがいもはやめておきましょう。
古くなったじゃがいもは芽が出やすくなっているだけでなく、ソラニンが可食部分全体に含まれている場合があるからです。
少し余談になりますが、最近こんな青汁も話題になっています。
⇒【完全無添加】保育園でも採用!GREEN MILK(グリーンミルク)
このグリーンミルクの特徴はたくさんあるのですが・・・まず、青汁なのに良い意味で全然青汁らしくありません。
とにかく飲みやすいという一言に尽きます。
これまでの青汁というと「青臭い・苦い・むせる」といった、飲みにくいイメージが定着していました。
しかしながら私も実際にこれを飲んでみたところ、予想をはるかに上回る飲みやすさでした。
私の娘もまるで大好きなジュースを飲むが如く、毎日ゴクゴクと飲んでいます。
野菜嫌いで、ビタミンやカルシウム不足が気になる赤ちゃんには試してみる価値があるでしょう。
また、このグリーンミルクは赤ちゃんや子供だけでなく、私たち大人が飲んでも全く問題ないのです。
むしろ産後や授乳中のママさんにもおススメの1杯となっています。
まとめと私の体験談
このようにじゃがいもとアレルギーについて調べてみると、他にも色々と注意点が出てきました。
離乳食をはじめ食べ物全般にも関係することですので、要点だけは押さえておきましょう。
では最後にまとめになりますが
- じゃがいもアレルギーの可能性がある
- 同時に他の原因も考えられる
- 一度ダメでも期間をおいて少しずつ試してみる
- 気になる場合には病院のアレルギー科へ
- 「芽」は確実に丁寧に取り除く
といったところでしょうか。
じゃがいもは様々な料理の食材として活躍するだけでなく、栄養面でも炭水化物やビタミンCが豊富です。
アレルギーは確かに厄介ですが、上にも紹介したように『よくよく調べたら実は違った』ということも多々あるようです。
なるべくなら赤ちゃんもパパやママと同じ食材で作った料理を食べたいことでしょう。
あなたの赤ちゃんがじゃがいもアレルギーでないことを願うとともに、健やかな成長を応援します。