赤ちゃんに水ようかんはいつから?離乳食やアレルギーは?


なめらかな口当たりと喉越しが楽しめる水ようかんですが、小さな赤ちゃんにはどうなのでしょうか。

先日スーパーの和菓子コーナーに並んでいる水ようかんを見かけ、こんな疑問が浮かんできました。

  • 赤ちゃんに水ようかんはいつ頃から?
  • 糖分が強すぎるのでは?
  • アレルギーが出たりしないだろうか?

などなど・・・私たちが普通に食べられるものでも、小さな赤ちゃんにとって不向きな場合もあります。

上記について私自身が明確な答えを持ち合わせていなかったため、この際色々と調べてみることにしました。
私の集めた情報が、皆さんの疑問解決に役立てば幸いです。

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赤ちゃんに水ようかんはいつ頃から?

まずは気になる水ようかんの開始時期から考えてみましょう。
私が参考にした離乳食サイトではだいたい生後9~10ヶ月頃の離乳食後期から大丈夫という意見が多いようでした。

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ただしこれは赤ちゃんの嚥下(えんげ)や、消化能力だけを考えた場合となります。
確かにあの柔らかい食感なら、歯の生え揃っていない赤ちゃんでも食べられそうですね。

しかしながら後述する糖分や味の問題もありますので、与える分量には注意が必要と思われます。

少し余談になりますが、小豆を用いたようかん(羊羹)には大きく分けて

  • 水ようかん・・・・寒天の量が少なめで柔らかい
  • 練りようかん・・・寒天の量が多めでやや固い
  • 蒸しようかん・・・寒天の代わりに小麦粉や葛粉で蒸し固めたもの

の3種類があると言われています。

水ようかんに含まれる糖分やカロリーは?

さて次は、水ようかんに含まれる砂糖やカロリーについて調べてみました。
具体的な数字は製造元である井村屋さんのホームページにありますが、砂糖の分量については明記されていませんでした。

水ようかんの製品情報(井村屋さんのHP)

上記によると製品によって若干の違いはありますが、水ようかん100gにはだいたい160~280kcalのエネルギーが含まれています。
赤ちゃんにとって低カロリーとは言えませんので、与え過ぎに注意しましょう。

また、小さいうちから甘みの強い味に慣れてしまうと癖になってしまい、他の味に興味を示さなくなる事があるとも言われています。
水ようかんを日常的に食べさせるのは避け、体調不良や食欲不振の場合などにされる方が無難と思われます。

それから虫歯予防として、食後の歯みがきやお茶を飲ませて口の中を綺麗に保つこともおススメします。

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水ようかんの原材料や添加物は?

参考までに、私が近所のスーパーで見つけた水ようかんを紹介しておきます。

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小豆(あずき)で有名な井村屋さんの水ようかんです。
スプーンですくってみるとなめらかで艶のあるこしあんでした。

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原材料に注目してみたところ

  • 砂糖
  • 生あん
  • 小豆
  • 寒天
  • 食塩

となっています。
ご存知の方もおられると思いますが、食品の内容表示は「多い順」に記載されています。
つまり「あん」よりも「砂糖」の方が多く使用されているということになります。

保存料や特に気になる添加物は使われていないようです。

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メインが豆類の小豆ですので、植物性たんぱく質が含まれています。
100g当たりのカロリーを計算すると165kcalで、井村屋さんのHPに載っている他の水ようかんよりは低い値でした。

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水ようかんでもアレルギーが出たりするの?

次に水ようかんのアレルギーについて考えてみましょう。
参考までに、政府が出している「アレルギーになりやすい食品一覧」の中に小豆は含まれていません。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)

ネットの口コミサイトや掲示板も調べてみましたが、小豆アレルギーに関する情報はほとんどありませんでした。
念のため小児科の先生にも聞いてみたところ、大豆はアレルギーが出やすいのですが、小豆はそれ程でもないそうです。

ただしどんな食品でもアレルギーになる可能性がゼロではありません。
一般的な症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口周りや口の中などが赤く腫れたりすることがあります。

また、赤ちゃんの体調や食べた量によっては身体中に蕁麻疹(じんましん)が出たり、鼻水や目の痒みが出るなどのケースもあるそうです。

このようなアレルギー反応には

  • 即時性・・・食後から30分以内に
  • 遅延性・・・食後数時間から数日経過後に

症状が出るという、2つのパターンがあります。
即時性なら原因となる食品が分かりやすいのですが、遅延性の場合では「どの食材がアレルギーになるのか分かりにくい」という難点があります。

もし赤ちゃんに水ようかんを食べさせていて、口の周りや身体に違和感を感じた時には食事をやめて様子を見ましょう。

しばらくしても症状が治まらないようなら、小児科アレルギー科を受診された方が無難です。
アレルギー検査としては、採血不要で赤ちゃんにも可能なパッチテストなどもあります。

ちなみにネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。

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病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。

また、私自身も愛読していますが子育て全般に関する「育児本」として、このシリーズが分かりやすくておススメです。

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文字ばかりではなく、可愛らしいイラストや4コマ漫画が随所にありますので、気軽に読み進めることができます。

ご自身で読まれる以外に、初めてお子さんが生まれたご家庭へのプレゼントとしても喜ばれることでしょう。

まとめと私の体験談

このように今回は、和のスイーツでもある水ようかんについて調査してきました。
そこまで大きな問題点はありませんでしたが、要点だけでも押さえておくと良いでしょう。

では最後にまとめとして

赤ちゃんに水ようかん(羊羹)は?
  • 生後9~10ヶ月の離乳食後期頃から
  • 糖分とカロリーが高いことを理解して
  • 頻繁に与えるのは避けた方が無難
  • アレルギーは出にくいが一応の注意を
  • 食後の歯磨き、うがいも忘れずに

といったところでしょうか。

冒頭の続きになりますが、私の娘には色々調べた後にまずはスプーン1杯だけ試してみました。
基本的に何でも食べる娘ですので、予想通りすぐ完食でした。

与えれば与えた分だけ食べてしまいそうでしたので、我が家でもたまに少しだけにしておこうと思います。

皆さんのご家庭でも与えすぎに気を付けて、赤ちゃんがこれからも元気に成長されるよう願っております!

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