朝から晩まで育児に奮闘中の皆さん、毎日本当にお疲れ様です。
私にも3歳と1歳の子供がいますので、苦労は痛いほどよく分かります。
さて、今日は水疱瘡(みずぼうそう)にかかった時のプールについて
- そもそも入ること自体NG?
- いつから入れるようになるの?
- 体力的にはどうなの?
といった疑問点について調査してきました。
子供のお世話で忙しい皆さんの役に立てば幸いです。
また、水疱瘡に関して他にもいくつか情報をまとめています。
合わせて皆さんの知識の足しになればと思います。
目次
保育園や小学校のプールはどうなの?
まずは基本的なことでご存知の方も多いと思われますが、おさらいの意味も込めて確認しておきましょう。
子供の身体に水疱(すいほう)ができて、診察を受けたら水疱瘡だった!
という場合には保育園・幼稚園・小学校・その他の教育機関に関して「出席停止」となります。
この出席停止の中には当然ながら「プールの授業」も含まれていますので、必然的に保育園や小学校のプールに入ることができなくなります。
レジャープールやスイミングスクールはどうなの?
では教育機関ではなく、レジャー施設のプールやスイミング(習い事)はどうなのでしょうか。
全国には有名なレジャープールがたくさんあります。
今日はその中でも
- 福井県坂井市「芝政ワールド 芝政ザウルス」
- 大阪府枚方市「ひらかたパーク ザ・ブーン」
- 三重県桑名市「ナガシマスパーランド ジャンボ海水プール」
といったプールでの「よくある質問」や「ご利用時の注意」などを閲覧してみました。
ホームページ上でそれぞれ記載されている文面を何度も読み返しましたが、はっきりと「水疱瘡の方はお断り」とは書かれていないのです。
表現的に近いもので、姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市)のプール「アクエリア」のホームページには次のような記載がありました。
『伝染病疾患の疑いのある方や医師等から遊泳を禁止されている方、泥酔、体調不良の方、水着以外の方は遊泳をお断りします。』
(参考:姫路セントラルパーク「アクエリア」の利用規約より引用)
水疱瘡は伝染病疾患に当たりますので、既にかかっている場合や「もしかして?」という時にもやめておいた方が無難です。
ただし、上記に挙げた3つのプールのホームページの全てに
「他のお客様の迷惑になるような場合には退場していただきます」
という内容の記載がありました。
現在水疱瘡にかかっている場合、プールに入ることによって他の子供(時には大人にも)にうつることは十分に考えられます。
水疱瘡の感染 = 他のお客様の迷惑
となりますので、常識・マナーに照らし合わせても水疱瘡(特に水疱ができている間)にかかっている時のレジャープールも控えた方が良いでしょう。
それから、地域にある「市民プール」などでも同様です。
普段から通っているスイミングスクールにも何らかの「規定」があると思いますので、まずは問い合わせされることをおススメします。
プールにはいつから入れるようになるの?
水疱瘡にかかるとプールに入れなくなるのはご理解いただけたかと思います。
ここでは「いつまで」プールをお休みするべきなのかを解説していきます。
水疱瘡の一般的な症状としては
- 初期・・・発熱や水疱ができ始める
- 中期・・・水疱が身体中に広がる
- 後期・・・水疱が瘡蓋(かさぶた)に変わる
- 完治・・・瘡蓋が全て取れて体力的にも戻る
(ただし「痕」が残る場合もある)
という流れになっています。
保育園などの出席停止は、医師の判断によってだいたい「後期」になれば解除されると言われています。
その理由として水疱状態では非常に活発な水疱瘡のウィルスが、瘡蓋になることで感染力がほぼ無くなるとされているからです。
(だいたい平均すると1週間~10日程度)
この辺りは私も気になりましたので、勤務先におられる小児科の先生に聞いてみました。
すると
「身体中の水疱が全て瘡蓋になっていれば基本的にプールも大丈夫ですが、念のため診察の際に相談してくださいね」
という返答をいただきました。
水疱瘡に限りませんが、症状の軽い重いや回復にかかる日数には個人差があります。
パッと見て全体的に瘡蓋になっていたとしても、やはり素人判断は避けて先生の目で確認してもらった方が無難です。
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実際には瘡蓋(かさぶた)が取れてからが無難?
上の項目で「水疱が瘡蓋になればウィルスの感染力が無くなるのでプールにも入ることができる」と書きました。
しかしながら、現実的にはここに「周囲の目」という、見えない大きな力(圧力)が関係しています。
水疱瘡にかかっている間、痛々しいほどの水疱はよく目立ちます。
そしてそれが茶色っぽい瘡蓋になってからでも、しばらくは周りの注目を浴びることでしょう。
水疱や瘡蓋の「数」にもよりますが、瘡蓋状態になってもプールにはまだ入らせないという親御さんも多いそうです。
試しに知り合いの保母さんや、水疱瘡にかかった子供を持つ友人に聞いてみたところ
- やはり周りの目が気になる
- 子供が気味悪がられては可哀そう
- 入らせてもし周りの子が水疱瘡になったら疑われる
(自分の子が原因でなかったとしても)
などの理由があるようです。
確かにプールは水に入るため、肌の露出が多くなります。
普通に服を着ていても、手足や顔の瘡蓋は周囲から結構気にされます。
保護者の中には水疱瘡に関して、誤った知識や偏見をお持ちの方もおられます。
また、乳幼児期はまだ自覚がないとしても、小学生くらいになって自分の肌にある瘡蓋を周りの友達が気味悪がっていれば何となく分かるものです。
悪気はなくても「○○ちゃん(くん)、気持ち悪いよ」「近付かないで」などとストレートに言われてしまっては本人も傷付くでしょう。
それとは別の観点になりますが、水疱瘡にかかった子供の体力は確実に落ちているといえます。
プールは短時間であっても結構体力を消耗するものです。
瘡蓋があるうちはまだまだ「病み上がり」ですので、無理はしない方が無難と思われます。
水疱瘡は治ったとしても抵抗力や免疫力の低下から、夏風邪や他の感染症にかかる可能性も考えられます。
夏場でプールを楽しみにしている子供も多いとは思いますが、瘡蓋が取れて外見的に気にならなくなってからでも遅くはないと思われます。
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まとめと私の体験談
このように、今回は水疱瘡にかかってしまった際のプールについて調査してきました。
私自身もあやふやに理解していた点もあり、調べながら勉強になりました。
では最後にまとめとなりますが
- 身体に水疱があるうちは基本的にやめておく
(主には出席停止の間) - レジャープールも避けた方が無難
- スイミングスクールは問い合わせてみる
- 見た目が気になる場合は瘡蓋(かさぶた)が取れてから
- 体力的にも落ちているので無理はしない
といったところでしょうか。
水疱瘡には予防接種もありますが、きちんと受けていてもかかる場合があります。
「かかってしまったものは仕方ない」と割り切るとともに、「周りに感染を広めない」という配慮を頭に入れておきましょう。
また、身体中が痒い上にプールにも入れなくて最も辛いのはお子さんです。
私たちはそんな子供のために栄養のある食事や、十分な睡眠時間を確保してあげたいですね。
水疱瘡にかかった子供たちが1日でも早く回復して、また元気にプールで遊べるように願っています!