赤ちゃんにもずくはいつから?離乳食には酢が強過ぎる?


沖縄料理で有名な天ぷらや酢の物で美味しいもずくですが、赤ちゃんの離乳食にはどうなのでしょうか。
※ちなみに漢字では「水雲」「海蘊」「藻付」などと書きます。

先日スーパーの海産物コーナーでもずくのパックが目に入り、こんな疑問が頭に浮かんできました。

  • 赤ちゃんにもずくはいつから大丈夫?
  • 酸味や塩分が強すぎないだろうか?
  • アレルギーや消化に悪いのでは?

などなど・・・私にも1歳過ぎの娘がおりまして、ちょうど離乳食の時期を迎えております。

今日はそんな私と同じような疑問をお持ちの方の為にも、調査結果を紹介していきたいと思います。

毎日子育てに奮闘されている皆さんにとって、少しでも役立つ記事になれば幸いです。

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赤ちゃんにもずくはいつ頃からOK?

まずはじめに、もずくの開始時期を考えてみましょう。
私が調べたいくつかの離乳食サイトによると、もずくは一般的に生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から大丈夫という見方が多いようでした。

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ただし無条件でOKという訳ではなく、食べさせる大きさや量には注意が必要となります。
後の項目でも説明しますが、もずくは柔らかいものの消化にあまり良くないとされています。

そのため離乳食の中期よりも、後期(9~10ヶ月)になってからを勧めている育児本もありました。

もずくを離乳食として食べさせるには?

市販されているもずくには「三杯酢」や「黒酢」などで味付けされていたり生のもの、塩蔵(えんぞう)品などがあります。

ここでは私がスーパーで買ってきたもずくを比べてみて、赤ちゃんに適したものをオススメしたいと思います。
※残念ながら塩蔵品は入手できませんでした。

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「もずく酢」はどうなの?

まずはこちらの「三杯酢」のもずくを見てみましょう。

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よく3カップのセットで売られているタイプとなります。
写真はそのままお皿に出したものですが、結構鼻をつく酸味が感じられます。
実際食べてみると、独特の「ぬめり」とともに酢の味が口の中に広がりました。

塩分も強いため、そのままで赤ちゃんが口にするのは難しいでしょう。
流水でよく洗えば酢の味は抑えられますが、何だか勿体ないような気がしますね。

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また、原材料も気になるところです。
写真では文字が小さくて見にくいので、全部書き出してみました。

  • もずく(沖縄県産)
  • 果糖ぶどう糖液糖
  • しょうゆ
  • 醸造酢
  • 食塩
  • かつおだし
  • かつお節エキス
  • pH調整剤
  • 調味料(アミノ酸等)
  • 塩化Ca
  • ビタミンB1
  • カラシ抽出物
  • 甘味料(スクラロース)

などなど・・・単純にもずくとお酢だけではないことが分かります。
味付けのための化学調味料や添加物も含まれています。

そしてアレルギーに関する表記では

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というように

  • 小麦
  • 大豆

が含まれてるため、これらの食品アレルギーがある赤ちゃんには注意が必要です。
何で海草のもずくを食べるのに、小麦と大豆に気を付けないといけないのでしょうね・・・。

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また、栄養成分表示によると1カップ60gには0.9gもの塩分が含まれています。
味付け用の酢に加え、食塩が使われているためと思われます。

※ちなみに「黒酢」のもずくも買ってきましたが、内容的には「三杯酢」のそれと大差ありませんでしたので割愛してあります。

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「生もずく」はどうなの?

そしてもう一方はこちらのもずくとなります。

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「沖縄産 洗いもずく」と書かれていて、見るからに自然のままのようです。
原材料の記載を見ると

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「沖縄産もずく」とだけ書かれており、その他の添加物などは不使用であることが分かります。
味見してみましたが、まさにもずくそのものといった感じでした。

したがって価格はやや高めになりますが、赤ちゃんにはこちらの生もずくの方がオススメと言えるでしょう。

離乳食メニューへの利用としては

  • おかゆ
  • うどん
  • お味噌汁
  • 野菜スープ
  • お焼き

などに混ぜるのが一般的とされています。
少し注意点として、もずくは細いながらも意外と長さがあります。
そのままでは歯の生え揃っていない赤ちゃんにとって噛み切ることが難しく、飲み込み辛いでしょう。

一旦さっと湯通ししてから、包丁で細かくみじん切りにされた方が無難です。

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上の写真は私が試しに作った「もずく粥」になります。
味気はありませんが喉越しはちょうどよく、赤ちゃんにとっても食べやすそうです。

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もずくで下痢をしたり未消化になる場合も?

もずくなどの海藻類は総じて繊維がしっかりしているため、消化にはあまり良くないと言われています。
特に離乳食期における赤ちゃんの胃腸はまだまだ未発達で、私たち大人と比べても消化不良になりやすいものです。

そのため赤ちゃんによっては、もずくが未消化でうんちに出てくることも考えられます。
食べさせた翌日などのオムツ交換の際には、少し気にかけておきましょう。

念のため、私の勤務先におられる小児科の先生に聞いてみたところ

「多少のもずく程度でしたらそこまで胃腸への負担にはなりにくく、うんちに出てきても特に問題ないですよ」

と言われました。
それでも気になる場合にはもずくをさらに細かくすり潰すか、もう少し月齢が進んでからにしてみましょう。

もし明らかにもずくが原因で下痢をしている場合には、一度かかりつけの先生に相談された方が無難と思われます。

もずくでアレルギーが出ることも?

それからもずくも食品である以上、食物アレルギーになる可能性があります。
参考までに政府発表の資料を見てみましょう。

この中にもずくは含まれていませんが、100%大丈夫というわけではありません。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)

もともと海藻類は比較的アレルギーが出にくいとされています。
しかしながら育児サイトをいくつか閲覧して回ったところ、少数ながら「もずく酢」でアレルギーが出たという事例がありました。
詳しいことは分かりませんが、もしかすると上の項目で紹介した「小麦」や「大豆」が原因とも考えられます。

症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、食事中や食後に口の周辺や舌、唇が赤く腫れたりする場合があります。

その他にも

  • 手足、身体の蕁麻疹(じんましん)
  • 目のかゆみや充血
  • 鼻水
  • 喉の痛みや腫れ
  • 喘息
  • 下痢や嘔吐

というように、中には「花粉症」や「食中毒」に類似する症状が出る場合もあります。

念のため食後1時間くらいは子供の身体や、お腹の調子に変化が無いか観察しておきましょう。
食後しばらく経ってから、子供の口の中を覗いてみるのも良いでしょう。

もし子供にもずくでアレルギー反応が出た場合には、

  • ワカメ
  • 昆布
  • 海苔(ノリ)
  • ヒジキ
  • ところてん(寒天)

といった他の海藻類でも同様のアレルギーが出る可能性があるため、食べさせる際には注意が必要です。

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それからもずくに限らず、初めての食品を赤ちゃんに食べさせるのは「平日の午前中が良い」とされています。

その理由としてはもし重大なアレルギー反応が出た場合、すぐに病院に駆け込めるからです。
これが例えば土日祝日の夕方以降などでしたら、受診可能な病院を探すのが困難になります。

同様にお盆や正月、GWといった大型連休も避けた方が無難です。
つい忘れがちになりますが、旅行先や帰省先で出された料理にも注意が必要と思われます。
子供の万が一に備えておくという意味でも、頭に入れておきましょう。

気になる方には小児科や皮膚科で、パッチテスト(採血不要)などの検査をしてもらうことも可能です。

ちなみにネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、詳しく書かれた本を見つけました。

【楽天ブックス】はじめてママ&パパの0〜6才病気とホームケア

病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。

また、私自身も愛読していますが子育て全般に関する「育児本」として、このシリーズが分かりやすくておススメです。

【楽天ブックス】子育てハッピーアドバイス 明橋大二 著 / 太田知子 イラスト

文字ばかりではなく、可愛らしいイラストや4コマ漫画が随所にありますので、気軽に読み進めることができます。

ご自身で読まれる以外に、初めてお子さんが生まれたご家庭へのプレゼントとしても喜ばれることでしょう。

まとめと私の体験談

このように今回はもずくの開始時期や、アレルギーに関することを調べてみました。
そこまで大きな問題は出てきませんでしたが、ポイントだけでも頭に入れておくと良いでしょう。

それでは最後にまとめとなりますが

赤ちゃんにもずくは?
  • 生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から
  • 湯通ししてから細かく刻むかすり潰して
  • おかゆやうどんなどに混ぜて
  • 消化しきれずうんちに出てくることも
  • アレルギーにも一応の注意を

といったところでしょうか。

参考までに、私の娘(1歳過ぎ)にももずく粥を試してみました。
元々何でも食べる娘でしたので、今回もペロッと完食でした。

食後のアレルギーや消化面で気になる点も無かったため、今後の離乳食メニューに追加することにしました。

ちなみにもずくには100gあたり1.4gの食物繊維、ぬめり成分のフコイダンだけでなく、ビタミンB12やKも豊富に含まれています。
加えて鉄分やマグネシウムの値が高いことでも有名です。

調理がしやすく栄養価も高い食材ですので、うまく離乳食に取り入れたいですね!

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