毎日の育児に全力で取り組まれている皆さん、いつも本当にお疲れ様です。
赤ちゃんが少しずつ大きくなるにつれ、旅行やお出かけの範囲が広がってきている頃かと予測されます。
今日はそんな皆さんに、兵庫県豊岡市にある「城崎(きのさき)温泉」を紹介したいと思います。
しかしながら、小さな赤ちゃん連れで行くのにはこんな不安や疑問があったりしないでしょうか。
- 赤ちゃんにおススメの外湯は?
- 車で行きたいけど駐車場は?
- 近くでランチできるお店は?
- ベビーカーは持参した方がいい?
- 授乳室やオムツ替えできる場所は?
などなど・・・私自身にも1歳と3歳の娘がおりまして、先日実際に行ってきた体験をもとに解説していきます。
これから城崎温泉に行かれる方々のためにも、私の情報が役に立てば幸いです。
目次
城崎温泉の外湯(そとゆ)とは?
まずは1300年の歴史を持つと言われています、城崎温泉の全体を見てみましょう。
ご存知の方は読み飛ばして頂いて構いませんが、城崎には全部で7ヶ所の外湯があります。
温泉街の東側に城崎温泉駅があり、そこからやや北を流れる大谿(おおたに)川に沿って外湯が作られています。
城崎と言えば上のように両岸に柳の木が生えている写真が有名ですね。
この川が大谿川になります。
ガイドブックや旅行雑誌でもよく使われていますね。
そして肝心の外湯ですが
- 一の湯(いちのゆ)
- 御所の湯(ごしょのゆ)
- まんだら湯
- さとの湯
- 柳湯(やなぎゆ)
- 地蔵湯(じぞうゆ)
- 鴻の湯(こうのゆ)
という7ヶ所になっています。
実は城崎温泉の外湯は源泉が全て同じのため、泉質自体に違いはありません。
昔はそれぞれ違ったそうですが、お湯の安定供給のため1972年からは1ヶ所の源泉のお湯を配管で各外湯に届けています。
ちなみに「食塩泉」のため、舐めてみると少ししょっぱい味がします。
赤ちゃんにおススメの外湯はどこ?
前置きが長くなりましたが、赤ちゃんや小さな子供におススメな外湯を紹介します。
それは「地蔵湯(じぞうゆ)」というのですが、名前からして子供向けの感じがしますね。
建物の外観はこんな感じです。
赤ちゃんにもおススメなポイントとしては
- お風呂が広めに作られている
- 身体を洗うスペースも多い
- 全体を見渡しやすい
- 子供用の浅い湯船がある
- オムツ替えシートも完備
などでしょうか。
特に子供用の「浅い湯船」があるのは、7つの外湯の中でもこの地蔵湯だけなのです。
これは男湯、女湯それぞれに作ってあります。
ただ子供や赤ちゃんだけでは危ないので、利用の際は必ずパパママも一緒に入りましょう。
脱衣所にはこんな感じのオムツ替えシートが設置されています。
地蔵湯以外の外湯にも意外と多く置かれていました。
ちょっとしたことですが、小さな赤ちゃん連れでも歓迎されているという気遣いが伝わってきて嬉しいですね。
また、地蔵湯は毎週金曜が定休日となっているため注意が必要です。
外湯を楽しむ際の注意点とは?
さて、赤ちゃんとの入浴についてはいくつかの注意点があります。
入り慣れた家のお風呂とは勝手が違いますので、先に確認しておきましょう。
基本的な事ですが
- 子供から絶対に目を離さない
- トイレは入る前に済ませておく
- 特に「大きい方」には細心の注意を
- 滑りやすいので足元に気を付けて
- 扉やドアなどでケガをしないように
赤ちゃんの安全が第一なのは言うまでもありませんが、他のお客さんへのマナーや配慮も忘れないようにしたいですね。
万が一、湯船で「大きい方」が出てしまった時のため、洗面器はすぐ手の届く位置に用意しておきましょう。
とっさに洗面器ですくえば、湯船全体への広がりは最小限に抑えられます。
それから脱衣所とお風呂場との間は、下の写真のような「引き戸」が多く使われていました。
開けた後、自動でゆっくり閉まってきますので挟まれに注意が必要です。
自分で歩ける子供などには特に気を付けましょう。
また、露天風呂などはお風呂の周りや階段に自然石を使っている場合があります。
滑ったりつまづいたりする可能性もありますので、赤ちゃんを抱っこしている時には要注意です。
近くに駐車場はあるの?
赤ちゃんがまだ小さいうちは、何かと車で出掛けることが多いかと思われます。
ただ城崎温泉の外湯には、基本的に専用駐車場がありません。
旅館やホテルに宿泊されている方以外で、日帰りの場合などには付近のコインパーキングの利用が必要となります。
観光地ということもあり、近くにはいくつかの有料駐車場があります。
上の駐車場は城崎温泉駅のすぐ近くにありました。
敷地が広く、駐車可能な台数も多めとなっています。
こちらも駅の近くですが、平日料金が安く設定されています。
こちらは上の項目でも紹介しました「地蔵湯」の近くにあります。
やはり土日祝日は割高となっています。
ベビーカーは持参した方が良い?
さて、旅行先におけるベビーカーの必要性に関しても気になる点のひとつです。
この城崎温泉でも例外ではなく、駐車場から目的の外湯まで結構距離がある場合も考えられます。
赤ちゃんの着替えやお土産といった荷物もありますので、ベビーカー持参の方が無難かと思われます。
上の写真は夜ですが、温泉街の中心を流れる大谿(おおたに)川の横にある道路です。
歩道らしい歩道がなく、すぐ脇を車や観光バスが通りますので接触事故などには十分気を付けましょう。
アスファルト舗装はされていますが、道路工事の跡などで結構凸凹しています。
オムツ替えできる場所や授乳室はどこに?
旅行先ではこれも赤ちゃんにとって重要な問題になりますね。
私が現地で探してみたところ、下の写真にあります「駅通り公園」の中に赤ちゃん向けの施設を見つけました。
場所はちょうど「地蔵湯」から100メートル程南に下った所にあります。
こんな案内標識が立っているため、すぐに分かると思います。
外観はこんな感じで、最近できたためか結構綺麗でした。
中は休憩所も兼ねていて、お弁当なども食べられそうです。
授乳室の中は3ヶ所くらいがカーテンで仕切られていました。
折り畳みのオムツ替えシートも用意されています。
そして建物の外は公園で、小さな遊具もありました。
外湯の合間に少し身体を動かすのもいいですね。
ランチの出来るお店などは?
城崎温泉街を散策していると、お洒落なカフェや食べ歩きできそうなお店がいくつかありました。
その中で抜粋したものを紹介しておきます。
可愛らしい看板につい惹かれました。
小さなカフェですが手作り感いっぱいのメニューが並んでいます。
名物の「温泉たまご」や「かりんとう饅頭」が美味しそうでした。
こちらはスイーツ専門のお店で、お風呂上がりに食べる濃厚な抹茶ソフトは絶品です。
ただやはり、離乳食などを出して貰えそうなお店は見つかりませんでした。
そのため赤ちゃんには、下のようなベビーフードを準備しておくと良いでしょう。
⇒【楽天】和光堂 鶏とおさかなのベビーランチ(7ヶ月頃から)
これは中にスプーンまで付いているという便利な1品です。
レトルトパウチされていて賞味期限も長いため、いざという時の非常食にもなりますね。
その他あると便利な持ち物は?
ここではオムツやお尻拭き、ミルクなどといった赤ちゃんの必需品の他に持って行くと便利なものを紹介します。
「持って来れば良かった」と後悔しないためにも、出発前にチェックしておきましょう。
- 日傘
- 帽子(ママと赤ちゃんの両方)
- 日焼け止め
- 上着(秋~冬場)
- ひざ掛け(秋~冬場)
- ベビーカー
- 抱っこ紐(エルゴなど)
- 雨具(天気次第で)
- 敷き物
- 授乳ケープ
- ベビーフード
- 麦茶など
といった気温の変化に対応するものや、紫外線対策グッズは準備しておいた方が無難です。
上にも書きましたが宿や駐車場の場所によっては、外湯までの移動距離が長くなる場合があります。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
城崎温泉の周辺には何があるの?
ここからはオマケ情報になりますが、城崎温泉の近くにある名所も紹介しておきます。
- 城崎ロープウェイ
- 城崎文芸館
- コウノトリの郷公園
- 城下町出石(いずし)
- 城崎マリンワールド
などなど・・・外湯だけでは物足らなかったり、泊りで来られた方々にもおススメです。
ただし赤ちゃんの体力や疲れのこともありますので、無理のないようにしましょう。
城崎温泉でのおススメ宿泊先は?
城崎温泉は日帰りでも十分楽しめますが、せっかくなら泊りでゆっくり観光されてはいかがでしょうか。
最後に、私がお世話になった宿泊先を紹介しておきます。
こちらのお宿は、赤ちゃんにもおススメの「地蔵湯」から直線距離でわずか50mという近場に建てられています。
城崎温泉駅にも近く、付近にはファミリーマートやローソンといったコンビニもあって便利でした。
目の前には道路を隔てて大谿川が流れていて、柳の木にも風情が感じられます。
それから何よりも仲居さんや女将さん、板前さんの「おもてなしの心」がとても強く伝わってきました。
私たち大人は夕食にカニや新鮮な海の幸を頂きましたが、まだ小さな娘たちにはこんなお子様ランチ風プレートを手作りして下さいました!
それから夕食で食べ切れなかったカニを茹でて、翌日の朝食に出して下さるというご厚意にも感動しました。
カニの美味しい食べ方や各外湯の特徴などを丁寧にアドバイス下さったりと、至れり尽くせりの1泊2日でした。
城崎温泉で宿泊先をお探しでしたら「和みの宿 おおかわ」さんがおススメです。
また、他にもお得な情報を見つけましたので紹介しておきます。
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私も登録済みですが、意外な場面で割引が効いたりと重宝しています。
まとめと私の体験談
このように今回は、赤ちゃんと行く城崎温泉について紹介してきました。
観光協会のホームページを閲覧すればだいたいの様子は分かりますが、細かい点に関しては実際に行ってみて良かったと感じています。
それではまとめになりますが
- 外湯は「地蔵湯」がおススメ
- 赤ちゃんの安全には十分気を付けて
- ベビーカーは持参される方が無難
- 授乳室は「駅通り公園」にあり
- ゆったり泊りで行くのも良し
といったところでしょうか。
私が実際に行った日にも、赤ちゃん連れのご家族を多く見かけました。
温泉というと冬場のイメージがありますが、城崎温泉は一年中いつ行っても楽しめると思います。
ここまで読んで下さった皆さんにも、思い出に残る「外湯巡り」ができますように!