毎日育児に全力で取り組んでおられる皆さん、今日もお疲れ様です。
さて、今日は赤ちゃんとかき氷(特にシロップのアレルギー)に関するお話です。
お祭りの屋台や海の家などでも定番ですが、自宅で氷をかいて作るのが一番手軽に食べられます。
先日家で作ったかき氷を食べている時に、ふとこんな疑問が頭に浮かんできました。
- 赤ちゃんにかき氷のシロップは大丈夫?
- アレルギーが出たりしないだろうか?
- 添加物や着色料は良くないのでは?
などなど・・・私にも3歳と1歳の娘がいて、子供の口に入るものは特に気になります。
そして同じような疑問をお持ちの方もおられると思い、色々と調べてきたことを紹介したいと思います。
些細なことかもしれませんが、皆さんのお役に立てば幸いです。
ちなみに、かき氷のアレルギーよりも「与え始める時期」や「シロップの適量」などが気になる方には下記の記事がおススメです。
赤ちゃんの性別や年齢別に分けて詳しく検証していますので、参考になるのではと思います。
かき氷でアレルギーは出るの?
かき氷自体の原料は「水」ですから、どちらかといえば上からかける「シロップ」の成分が問題かと思われます。
ちなみにどんな食材でも多少はアレルギーが出る可能性があります。
参考までに、政府がアレルギーになりやすい食材をまとめたものを発表していますので紹介しておきます。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)
この中には特にかき氷のシロップに使われていそうなものは含まれていませんが、念のため市販のシロップの品質表示を確認した方が良いでしょう。
今回は実際にスーパーで買ってきました、井村屋の「氷みつ」のアレルギー物質を紹介していきます。
①まずは「みぞれ」です。
『原材料に含まれるアレルギー物質(27品目中) 無し』
と表記されています。
「みぞれ」は単なる「砂糖水」を濃くしたようなシロップなので、果汁などは入っていないようです。
②次に定番でもある「イチゴ」です。
こちらもアレルギー物質は『無し』となっています。
ちなみに無果汁でした。
③最後に少し高級感を思わせる「メロン」です。
これも上で紹介しましたアレルギーが出やすい27品目の物質は『無し』と書かれています。
このように井村屋の「氷みつ」シリーズでは特にアレルギーが出やすい物質は含まれていないということが分かりました。
ただあくまでアレルギーが「出にくい」というだけで、100%大丈夫と言い切れるものではありません。
シロップによっては「練乳」や「果物の果汁」が含まれているものもあります。
また、シロップではありませんが「宇治金時」にはたいてい小豆(あずき)が使用されています。
これらの食材でアレルギーが出る子供には注意が必要です。
砂糖アレルギーって何?
どこかで耳にされたことがあるかもしれませんが、砂糖がアレルギーになる場合もあります。
かき氷のシロップにアレルギーの元となる物質が含まれていなくても、糖類自体でアレルギーが出てしまう子供もいます。
統計によるとアトピー性皮膚炎の子供の方が、砂糖アレルギーになりやすいそうです。
また、厳密にはアレルギーとは違って「砂糖過敏症」に分類されるケースもあります。
それから、シロップの種類によっては「はちみつ」が使用されているものもあります。
アレルギーとは異なりますが、まれにボツリヌス菌による食中毒の可能性も考えられますので、はちみつ入りのシロップをかける際には赤ちゃんの年齢に注意しましょう。
一般的に、はちみつは1歳を過ぎてからが無難とされています。
シロップに含まれる添加物はどうなの?
シロップの糖分とは別に、含まれている原材料や添加物なども気になります。
私たち大人ならまだしも、小さな子供たちにはできれば添加物などがあまり含まれていないものを食べさせてあげたいものです。
同じように先ほどの井村屋の「氷みつ」の使用材料をチェックしてみました。
①まずは「みぞれ」です。
容器の横にはこのように表記されています。
- 果糖ぶどう糖液糖
- 香料
- リン酸塩(Na)
- 調味料(有機酸等)
- 増粘多糖類
- 甘味料(アマチャ、カンゾウ)
やはりシンプルな作りになっていて、いわゆる「砂糖水」といった感じです。
②次は「イチゴ」です。
使用されている品目には
- 果糖ぶどう糖液糖
- 香料
- 酸味料
- ムラサキイモ色素
- 紅花色素
- 増粘多糖類
- 調味料(有機酸等)
- 甘味料(アマチャ、カンゾウ)
というように、「みぞれ」よりも着色料の分だけ多くの物質が使われています。
上でも少し触れましたが、果汁は含まれていません。
③最後は「メロン」です。
使用品目としては
- 果糖ぶどう糖液糖
- 香料
- 酸味料
- 増粘多糖類
- 調味料(有機酸等)
- 黄色4号
- 青色1号
- 甘味料(アマチャ、カンゾウ)
というように、「イチゴ」とは着色料以外ほとんど同じ内容となっています。
同様にメロン果汁は含まれていません。
一昔前は「合成着色料」や「保存料」といった、身体にあまり良くない化学物質が含まれていたこともありました。
上記の成分を見る限りでは、そこまで有害な添加物は使われていないように思われます。
しかしながら、小さな子供に与える与えないといった判断は最終的にママ次第ということになります。
ちなみに、ネットではこんなかき氷のシロップがありました!
スーパーではあまり売られていない「ブルーハワイ」のシロップです。
ちょっとした気分転換として、南国気分に浸ってみるのも良いでしょう。
もしアレルギーが出てしまったら?
では、実際にかき氷(主にシロップ)でアレルギーが出た場合のことを考えてみましょう。
症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口周りや中などが赤く腫れたりするケースが考えられます。
赤ちゃんの体質にもよりますが、ひどい場合には口周りだけでなく身体中に蕁麻疹(じんましん)が出ることもあります。
ちなみに、このようなアレルギー反応には
- 即時性・・・食後まもなく~30分以内に
- 遅延性・・・食後数時間~数日後に
出るという2つのパターンがあります。
即時性では原因となる食品が分かりやすい反面、遅延性の場合では「いつ食べたどの食品でアレルギーが出るのか特定しにくい」という難点があります。
もし、子供にかき氷を食べさせていて口周りや身体に異常が確認された場合には、一旦食べさせるのをやめて様子をみましょう。
しばらくたっても身体の症状が治まらない場合には小児科か皮膚科を受診されることをおススメします。
アレルギー食品を調べたい方には、乳幼児でも比較的容易に検査が可能な「パッチテスト」などがあります。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
まとめと私の体験談
このように、今回はかき氷のシロップによるアレルギーや添加物について調査してきました。
そこまで神経質になる必要はないと思いますが、重要な点だけは覚えておいて損はないと思います。
では最後にまとめになります。
- 基本的にはアレルギー表示を必ず見る
- 「練乳」や「果汁」には気を付けて
- 含まれている添加物にも注意を
- 気になる場合にはスプーン1さじから試してみる
- 食後しばらくは口周りや肌をチェックして
といったところでしょうか。
かき氷はもともと「暑い日のお楽しみ」という、嗜好品(しこうひん)的な要素の強い食品です。
分類的には「おやつ」になるため、毎日の食事がちゃんと摂れているなら無理に与える必要が無いという意見もあります。
そうはいっても私たちが美味しそうに食べていたら、そのうちに子供も欲しがることでしょう。
アレルギーや添加物には十分注意して、食べられそうなら少しずつ分けてあげるくらいが良いかもしれません。
私も小さな子供を持つ親として、皆さんの育児を応援しています!