毎日の育児に全力で奔走されている皆さん、本当にお疲れ様です。
さて、今日は赤ちゃんとかき氷についてのお話です。
お祭りの屋台や海の家などは定番ですが、夏の暑い日に家で作って食べるかき氷も格別ですね。
ただ、私たちには良くても小さな赤ちゃんに同じことが当てはまるのでしょうか。
先日かき氷を食べて頭がキーンとなりながら、こんな疑問が浮かんできました。
- 赤ちゃんにかき氷はいつからOK?
- 年齢別にどれ位なら与えてもいいの?
- そもそも赤ちゃんには向いているの?
などなど、私自身にも3歳と1歳の娘がいて気になるところです。
そして同じような疑問をお持ちの方のために、調べてきたことを色々と紹介したいと思います。
些細なことかもしれませんが、皆さんの知識の足しになれば幸いです。
ちなみにかき氷の開始時期や分量よりも「アレルギーに関すること」が知りたい場合には下記の記事がおススメです。
各種シロップに含まれるアレルギー物質について詳しく検証しています。
赤ちゃんにかき氷はいつから?
まずは気になるかき氷の「与え始める時期」から考えてみましょう。
私が調査した育児の本や離乳食サイトによりますと、かき氷は一般的に生後1歳を過ぎる頃の離乳食完了期から与えても良いとされています。
ただし、その分量については注意が必要です。
詳しくは次の項目で紹介しますが、かき氷はその名の通り水を凍らせた氷を使用しています。
そして乳幼児の口に入るものは「常温」、「人肌」が基本となります。
私たち大人でも冷たい物を食べ過ぎたりするとお腹が冷えて下痢をすることもあります。
少しずつ成長しているとはいえ、1歳頃の赤ちゃんの胃腸はまだまだ弱いものです。
急に冷たいかき氷が体内に入ってきて、消化不良になることも十分考えられます。
初めて食べさせる場合には、念のため1日にスプーン1さじからが良いでしょう。
胃腸がビックリしないように、冷たい食べ物に対して少しずつ慣れていくという意味もあります。
赤ちゃんにかき氷は1日にどのくらい?
次に、赤ちゃんにはかき氷をどれくらい与えても良いかという「適量」を考えてみましょう。
かき氷を構成する成分としては主に
- 氷(原料は水)
- シロップ(いちご・レモン・メロン・ブルーハワイなど)
- 固形物(宇治金時なら小豆、各種冷凍の果物など)
となっています。
パフェ風などの「凝った」かき氷でなければ、普通は水とシロップが原料となるでしょう。
水は基本的に0kcalのため、単純に上からかけるシロップのカロリーに注目してみたいと思います。
ここに先日スーパーで購入してきた井村屋の「氷みつ」があります。
みぞれ、イチゴ、メロンで比較してみます。
それぞれ100グラム中に含まれるカロリーをまとめてみました。
- みぞれ・・・203kcal
- イチゴ・・・200kcal
- メロン・・・200kcal
というように、結果的には3つともほとんど変わりませんでした。
つまり、1グラム=約2kcalとなります。
味や色の違いは香料や着色料で調整されているようです。
それから乳幼児の年齢別に見た1日に必要なカロリーは
- 1歳未満 ・・・男の子 560kcal~ 女の子 520kcal~
(月齢によって変わります) - 1歳~2歳・・・男の子 980kcal 女の子 910kcal
- 2歳~3歳・・・男の子 1,090kcal 女の子 1,020kcal
- 3歳~4歳・・・男の子 1,200kcal 女の子 1,130kcal
- 4歳~5歳・・・男の子 1,300kcal 女の子 1,240kcal
という感じになっています。
(参照:日本医師会のホームページ 「健康の森」より)
よく私たち成人で1日の必要カロリーが男女で違った数字になっているのを見たことがあるかと思います。
それは男女の基礎代謝の違いによるものですが、実はこんなに小さな年齢の頃から男の子と女の子で違いが出てきているのです。
さて、ここから一般的に1日に必要なカロリーの約1割(10%)は「おやつ」として与えても良いとされています。
それを一応の根拠と考え、おやつとして1日に与えても良いカロリーを「かき氷シロップの分量」に置き換えてみました。
- 1歳未満 ・・・まだ与えない方が無難
- 1歳~2歳・・・男の子 98kcal(=約50g) 女の子 91kcal(=約45g)
- 2歳~3歳・・・男の子 109kcal(=約55g) 女の子 102kcal(=約50g)
- 3歳~4歳・・・男の子 120kcal(=約60g) 女の子 113kcal(=約55g)
- 4歳~5歳・・・男の子 130kcal(=約65g) 女の子 124kcal(=約60g)
上で説明したように男の子と女の子では基礎代謝が少しずつ違うため、かけても良いシロップの適量も微妙に変わってきます。
注意点として、上記の数字は1日にシロップをかけたかき氷以外のおやつを与えていないという前提で計算されています。
食事や他のおやつとして牛乳やジュース、果物などを与えている場合にはその分を差し引く必要があります。
ただしこれは厳密に計算するのが難しいため、糖分の摂り過ぎが気になる方は上に挙げた分量よりも控えめにしておきましょう。
そもそも小さな子供にかき氷は向いているの?
このように、ほとんどが砂糖と水で構成されている「かき氷」は、子供が小さなうちから積極的に与えるものではないという意見もあります。
確かに、糖分の摂り過ぎは虫歯や肥満の原因にもなりかねません。
それから冷たさのせいで胃腸のはたらきが弱ったり、お腹をこわすことも考えられます。
また、私たち大人は夏の暑い時期などには冷たいものが欲しくなりますが、一説によると赤ちゃんのうちはそのような欲求が無いという研究報告もあります。
そんなかき氷は、あくまで「嗜好品(しこうひん)」的な要素が強いおやつといえるでしょう。
与えるか与えないか、与える場合の頻度や分量などは最終的にママの判断になると思います。
参考までに、ネットでこんな「かき氷メーカー」がありましたので紹介しておきます。
従来的なハンドルをぐるぐる回して氷を削るタイプではなく、電動ですので簡単にかき氷を作ることができます。
また、かき氷だけでなくシャーベットやフローズンといったデザート類にも応用が可能です。
そのシンプルで場所を取らないスタイリッシュな形には、一見の価値があると思います。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
まとめと私の体験談
このように、単なる水とシロップからなるかき氷の開始時期や分量について調べてみると、注意点も少なからず出てきました。
そこまで神経質になることはありませんが、重要なポイントだけは覚えておいて損はないと思います。
では最後にまとめになります。
- 生後1歳を過ぎた離乳食完了期頃から
- 最初はスプーン1さじで様子を見る
- シロップのカロリーに注意して
- お腹が冷えるので与え過ぎにも気を付けて
- 虫歯予防の歯磨きを忘れずに
といったところでしょうか。
繰り返しになりますが、かき氷はあくまで「おやつ」に分類されるため、毎日の食事がきちんと摂れているなら無理に与える必要が無いともいえます。
与え過ぎにはくれぐれも注意して、特別に暑い日などに私たちの食べている分を少し分けてあげる程度がちょうど良いかもしれませんね。
私も同じように小さな子を持つ親として、皆さんの育児を応援しています!