毎日育児に追われているママの皆さん、いつも本当にお疲れ様です。
そろそろ汗ばむ季節になってきましたが、赤ちゃんの熱中症対策は考えてますでしょうか?
年によって「猛暑」や「冷夏」などで熱中症の患者数は増減していますが、総じて毎年増加傾向にあるといわれています。
全国的な統計をみても、毎年6~9月の4ヶ月間だけで5万人を超える人が救急車で病院に運ばれ「熱中症」と診断されています。
今日はそんな熱中症の予防と対策について、お忙しい皆さんに代わって色々と調査してきました!
特にこの夏が初めてという、0歳児をお持ちのママさんの為になれば幸いです。
ちなみに赤ちゃんの様子がいつもと違い、「熱中症では?」という場合にはこちらの記事が参考になるかと思います。
目次
そもそも熱中症とは?
さて、具体的な対策を紹介する前に少しだけ熱中症の特徴と、その怖さをおさらいしておきましょう。
「熱中症」と一言でいいましても、医学的には
- 熱射病(ねっしゃびょう)
- 熱失神(ねつしっしん)
- 熱痙攣(ねつけいれん)
- 熱疲労(ねつひろう)
という4種類に分類されています。
熱射病は一般的に「日射病」とも呼ばれていますので、何となく聞いたことがあるかと思います。
ただ、他の3つについては医療従事の方でなければあまり耳にすることがないでしょう。
要は高い気温や湿度によって私たち人間の体内の水分が不足した結果、脳や内臓をはじめとした身体の各器官に重大な支障をきたすというものです。
場合によっては生命に関わり、運良く一命を取り留めたとしても
- 脳機能障害
- 視力障害
- 言語障害
- 運動障害
- 意識障害
といった重度の障害が一生残る場合もあります。
そんな熱中症ですが、比較的起こりやすいとされている状況には以下のようなものがあります。
- 前の日よりも気温が上がる日
- 気温はそれほど高くなくても湿度が高い
(湿度が高いと汗をかきにくく体内の熱がこもりやすい) - 涼しい部屋から急に暑い屋外に出た際
- 単純に暑さに慣れていない場合
- 時期的には梅雨明け後の7月から9月
(特に多いのはやはり8月) - 時間帯では午前10時頃と午後13時から14時辺り
それから体調を崩していて下痢の赤ちゃんは、それだけ体内の水分が失われやすくなっています。
体調万全の赤ちゃんよりも熱中症にかかりやすいため、普段以上に注意が必要です。
お出掛けの際の注意点とは?
では次に外出時など「屋外」での熱中症対策を考えてみましょう。
上では7月頃から患者が増える・・・と書きましたが、早ければ5月から「真夏日」があったりします。
私たち大人に比べて、赤ちゃんは体内に溜めておける水分がそれ程多くありません。
それから直射日光は防いでいても、アスファルトやコンクリートといった地面からの照り返しの熱は赤ちゃんの方が強く受けるとされています。
そのため
- こまめな水分補給を徹底する
- 衣服は通気性や吸汗性がよくて涼しいものを
- 帽子や日傘は必須
(UVカットで首筋まで覆えるとなお良い) - なるべく日陰を選んで移動する
- かいた汗は随時拭き取る
(大量にかいた場合には着替えを)
というような点は常に頭に入れておきましょう。
特に重要な水分補給に関して、本人が欲しがったらすぐにあげるのはもちろんですが、欲しがってなくてもこまめにすすめてみる方が無難です。
私の娘は欲しがる素振りをしていなくても、与えると水筒の半分くらいを一気に飲み干すことがよくありました。
「えっ!?こんなに喉が渇いてたの・・・?」
と驚いたものですが、赤ちゃんによってはあまり主張しない子もいるようなので注意が必要です。
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あると便利な熱中症予防グッズとは?
上で紹介した以外にも、屋外で役に立ちそうな対策グッズをいくつか見つけましたので紹介しておきます。
まず1点目には、赤ちゃんが乗るベビーカーやチャイルドシートに装着可能な冷感シートです。
専用の保冷剤を入れるポケットが付いていて、暑い日のお出かけを涼しく快適なものにしてくれます。
エルゴなどの「抱っこひも」の内側にも入るため、ベビーカーを使わないお出かけ時などにも便利です。
次に2点目は、ベビーカーに取り付け可能な小さな扇風機です。
目の細かい羽根カバーにより、赤ちゃんの小さな指でも中に入らないような安全設計となっています。
動力は電池式で、充電池にも対応していますので経済的です。
最後は赤ちゃんの首元を直接冷やしてくれるグッズです。
肌に触れる部分は優しい綿100%で、洗濯も可能となっています。
汗が付いたりして汚れるため、洗えるというのは衛生的でいいですね。
スカーフのように首に巻いて使いますので、ちょっとしたオシャレ感が出る点も嬉しいところです。
絶対にしてはならない車内放置とは?
毎年夏場になると、車内放置による赤ちゃんの死亡事故のニュースを目にします。
長時間(場合によっては短時間でも)暑い車の中に置かれたために、熱中症にかかって生命を落としてしまうケースです。
- パチンコで
- 買い物で
- その他用事で
などなど・・・赤ちゃんが本当に可哀想で胸が痛みますが、車内放置は絶対にやめましょう。
「ほんの数分だけ」であったり「エンジンかけてエアコン入れてるから」大丈夫と思われるかもしれませんが、予想外の出来事が起こらないとは言い切れません。
実際には滅多にないとしても、車のエンジンが何らかの原因(ガス欠やエンスト)で切れることも考えられます。
たとえ1~2分でも万が一ママの身に何か(事故など)あった場合、車の中の赤ちゃんはそのまま取り残されてしまいます。
赤ちゃんが気持ち良さそうに寝ていた場合でも、車を離れる場合には必ず一緒に連れて行きましょう。
起きてぐずったとしても、赤ちゃんの生命と安全には替えられないのです。
室内における予防と対策は?
それから、熱中症の心配は屋外だけではありません。
近年になって屋内での熱中症も増加しているため、油断は禁物と考えられています。
室内での具体的な熱中症対策としては
- こまめな水分補給を心掛ける
- エアコンで室内温度を28℃以下に設定する
- エアコンと合わせて扇風機を併用する
(風は直接当たらないように) - 遮光カーテンやすだれなどで直射日光を防ぐ
- 戸建なら打ち水なども多少の効果がある
などでしょうか。
上の項目でも紹介した屋外での対策にも共通しているのは、やはり水分補給の重要性です。
家の中にいて直射日光を浴びていなくても、気温や湿度によって体内の水分は絶えず失われていきます。
「家の中だから・・・」と安易に考えるのではなく、「家の中でも!」というように意識を変えていきましょう。
例えば1時間おきなどというように、覚えやすい時間を決めておいて水分を取らせるようにするのもおススメです。
熱中症対策に適した飲み物とは?
ここでは赤ちゃんの体内で吸収が早いものを挙げておきます。
飲んで胃の中に入ったとしても、腸で吸収されるのに時間がかかっていてはあまり意味がありません。
おススメの飲み物としては
- 母乳やミルク
- ベビー麦茶
- 赤ちゃん用のポカリスエット
- 湯冷まし
などが熱中症対策に適しているといわれています。
ただしあまりにもキンキンに冷えたものは、赤ちゃんの胃腸に対して負担になることも考えられます。
冷蔵庫から出したとしても、なるべく常温(人肌に近いくらい)に調節してあげましょう。
それからオレンジやリンゴの「ジュース類」は、水分補給優先の場合においては不適とされています。
また、一見良さそうに思えるスポーツ飲料やイオン飲料ですが、ジュース類と同じく糖分が高いため赤ちゃんには飲ませ過ぎないようにしましょう。
「他に飲ませるものが何も無い!」という場合なら、湯冷ましなどで2~3倍に薄めて飲ませてあげるのが無難です。
ちなみに上でも紹介しましたが、ネットにはこんなものがありました!
いざという時に慌てないためにも、「お守り」代わりに家に常備されてみてはいかがでしょうか。
熱中症対策とは別に災害や断水時、急なお出かけにもすぐ持って出られるので便利です。
摂り過ぎになるのは良くありませんが、お味噌汁やコンソメスープなど「程よい塩分」を含んだものも熱中症対策になるとされています。
暑い夏場の朝食に取り入れてみてはいかがでしょうか。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
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圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
まとめと私の体験談
このように、今回は赤ちゃんの熱中症を未然に防ぐための方法について調べてみました。
なってから慌てるよりも、事前に対策を練って実行しておく方が安心できます。
それでは最後にまとめとして
- 熱中症を正しく理解する
- お出かけには事前準備と持ち物をチェック
- 車内放置は絶対にダメ!
- 室内においても油断は禁物
- こまめな水分補給がカギ
といったところでしょうか。
しかしながら、いくら私たちが対策をして気を配っていても、熱中症にかかる時はかかります。
どんな病気でもそうですが、「これだけ予防しているのだから絶対大丈夫」とはならないものなのです。
特に小さな赤ちゃんは、声に出して「喉が渇いて身体が熱いよ~」と言うことができません
プールや花火、お祭りなど・・・楽しいこともたくさんある夏ですが、赤ちゃんの健康状態を最優先に考えてあげたいですね。
私も同じように小さな子を持つ親として、皆さんの育児を応援しています!