赤ちゃんにこんにゃくはいつから?離乳食でアレルギーが心配?


おでんや煮物、豚汁の具としても定番なこんにゃく(蒟蒻)ですが、赤ちゃんの離乳食として与えても良いのでしょうか?

ちょうど私にももうすぐ1歳になる娘がおります。
だんだん食べられるものが増えてきましたが、こんにゃくのような加工食品はまだ試していません。

その理由として

  • いつからどのように食べさせれば?
  • アレルギーが出たりしないだろうか?
  • もし下痢や嘔吐をしてしまったら?

などといった疑問や不安が浮かんできたからです。
きっと私と同じような状況のママさん方も多いのではないでしょうか。

せっかくですので、今日は私が赤ちゃんとこんにゃくについて色々調べてきたことを紹介したいと思います。

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赤ちゃんにこんにゃくはいつからどのように?

まずどんな食べ物でも共通すると思われる「開始時期」について説明します。
私が調べた数々の育児本や離乳食サイトによりますと、こんにゃくは生後11ヶ月~1歳頃の離乳食後期から与えても良いとされています。

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(画像引用:‎コンニャクのWikipediaより)

なぜこの頃かというと、それは赤ちゃんに歯が生え始めて少しずつ食べ物を噛む力が付いてくる時期でもあるというのが主な理由でした。

ただ、あくまでも「噛む力」が多少付いてきたというだけで、あの弾力性に富んだこんにゃくを十分に噛み切れる力はほとんどありません。

したがって赤ちゃんに離乳食として与える場合には、必ず茹でてから細かくみじん切りにします。
具体的な大きさとしては3ミリ×3ミリ以下が好ましく、すり鉢などで完全にすり潰せるならさらに安全性が高まります。

赤ちゃんの喉詰めによる窒息や、誤飲を防ぐためにも一口大などで与えるのは絶対にやめましょう。

ちなみにご存知の方も多いと思いますが、こんにゃくは「下茹で」をすることで灰汁(あく)をある程度取り除くことが可能です。
後述しますが、アレルギー対策としても有効な場合があります。
お出汁などで茹でる前に、できれば1~2回ほど下茹でされることをおススメします。

食べさせ方としてはおかゆに混ぜたり、細かく切ったさつまいもや人参、大根などと一緒に「炊き込みご飯風」にしても良いでしょう。

ちなみに関東で言う「白滝(しらたき)」や、関西の「糸こんにゃく」も同様です。
基本は細かくみじん切りかすり潰して赤ちゃんの離乳食に取り入れましょう。

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そもそもこんにゃくは離乳食に向いているの?

では次に離乳食におけるこんにゃくの必要性について考えてみましょう。
そのためにこんにゃくの特徴を解説します。

  • 栄養面・・・非常に低カロリー(100g中にわずか7kcal)
  • 消化面・・・食物繊維が豊富(100g中に2.2g)

こんにゃくが低カロリーなのは周知の事実かと思いますので、消化に関して説明します。
基本的に食物繊維(特に不溶性)が豊富ということは、消化にあまり良くないということです。

不溶性の食物繊維は私たちの体内でほとんど消化されません。
その消化されにくい食物繊維を頑張って消化しようとするのが、腸の「蠕動(ぜんどう)運動」と呼ばれています。

この蠕動運動により、腸のはたらきが活発になって便秘が解消したりお通じが出やすくなったりするのです。

少しややこしいですが、消化にはあまり良くない代わりに便通には良いといったところでしょうか。
つまり、カロリー摂取を目的とした離乳食とはいえませんが、赤ちゃんの便秘解消に役立ったり整腸効果が期待できると考えられています。

ただ、こんにゃくは赤ちゃんの体内で消化されずにそのまま出てくることもあります。
オムツ替えの際にはちょっと気にかけて観察してみましょう。
便の中にほぼ原形のままこんにゃくが出てきていたら、食べさせるのがまだ早かったかもしれません。

上記のことより、こんにゃくは「特に離乳食として食べさせなくてはならない食材ではない」という見方が一般的です。

離乳食のレパートリーを増やしたり、「こんな食べ物もあるんだよ~」というような感じで与えてみてはいかがでしょうか。

参考までにこれはレトルトのベビーフードですが、1歳4ヶ月頃から食べられると書いてありました。

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ただし、こんにゃくの食べさせ過ぎには注意が必要です。
私たち成人でも1日に1kg以上食べた場合、こんにゃくが腸の中で詰まってしまう「腸閉塞(ちょうへいそく)」になる可能性があります。

赤ちゃんの胃腸はまだまだ未発達で、消化能力的にも未熟です。
いくら整腸作用があるといっても、食べる量には限度があるということを頭に入れておきましょう。

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こんにゃくでアレルギーは出るの?

ちなみにどんな食材でも多少はアレルギーが出る可能性があります。
参考までに、特にアレルギーになりやすい食材をまとめて政府が発表していますので紹介しておきます。
(参照:消費者庁 アレルギー表示についてより)

こんにゃく自体はこの中に含まれておりませんが、芋類では「山芋」が入っているのにお気付きでしょうか?

実はこんにゃくの原料になるのが「こんにゃく芋」というサトイモ科の植物です。
もし赤ちゃんに山芋や里芋でアレルギーが出る場合には、念のためこんにゃくにも注意が必要です。

症状としては『口腔アレルギー症候群』といって、食後に口周りや中などが赤く腫れたりするケースが考えられます。

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赤ちゃんの体質にもよりますが、ひどい場合には口周りだけでなく身体中に蕁麻疹(じんましん)が出ることもあります。
ちなみに、このようなアレルギー反応には

  • 即時性・・・食べた直後~30分以内に出る
  • 遅延性・・・食べて数時間~数日後になってから出る

というように2つのパターンがあります。
即時性の場合には原因となる食品が分かりやすいのですが、遅延性では「どの食材がダメなのか分かりにくい」という問題があります。

もし、赤ちゃんにこんにゃくを食べさせていて口周りや身体に異常が確認された場合には、すぐに食べさせるのをやめて様子をみましょう。
非常にまれではありますが、中には呼吸困難などの重症になることも考えられます。

最終的にはママの判断になりますが、しばらくたっても肌の具合が戻らないときには皮膚科を受診された方が無難です。

ちょっと余談になりますが、もしご家庭でこんにゃく芋から手作りでこんにゃくを作る場合にはゴム手袋などの準備と装着をおススメします。

というのもこんにゃく芋にはシュウ酸カルシウムという物質が含まれています。
こんにゃく芋を素手で洗ったり皮をむいたりする際に、この物質の目に見えないくらい小さな結晶の「とげ」が肌に刺さります。

その結果としてこんにゃく芋に触れた部分がむず痒くなったり、赤く腫れたりします。

山芋や長芋で手が荒れたりかぶれたりするのも、同じようにこのシュウ酸カルシウムが原因の場合が多いのです。

まとめと私の体験談

このように身近な食材であるこんにゃくの開始時期やアレルギーについて調べてみると、注意点もいろいろと出てきました。

そこまで神経質になることはありませんが、重要な点だけは覚えておきましょう。

では最後にまとめになります。

赤ちゃんにこんにゃくは?
  • 生後11ヶ月~1歳頃の離乳食後期から
  • 茹でるなどの加熱調理をして
  • 細かくみじん切りかすり潰して
  • 念のため最初はスプーン1さじから
  • 食後のアレルギーにも気を付けて

といったところでしょうか。
喉詰めとアレルギー、与え過ぎにさえ気を付けていればあとはそこまで気にする必要はないと思われます。

冒頭にも挙げましたが、こんにゃくはこの先多くの煮物や鍋物の食材として付き合うことになります。

おそらくですが、赤ちゃんも早く私たちと一緒のメニューを楽しみたいのではないでしょうか。

私も同じように小さな赤ちゃんを持つ親として、皆さんの育児を応援しています!

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