毎日育児に全力で奮闘中の皆さん、本当にお疲れ様です。
さて今日は赤ちゃんに下記のような症状が出ていないでしょうか?
- 急に高い熱(38度以上)が出ている
- 目が真っ赤に充血して目ヤニが出ている
- 食欲がなく機嫌も悪い
これは、夏場を中心に乳幼児がかかりやすいプール熱(咽頭結膜熱)の可能性があります。
特に小さな赤ちゃんの病気に関することは、自分自身のことよりも気にかかるものです。
今日はこのプール熱について、色々と役立つ情報を集めてきました!
お忙しい皆さんの手助けになれば幸いです。
ちなみに当記事は「もしかしてプール熱では?」という状況の方々に向けて書いています。
すでに病院でプール熱と診断されていて、治療方法や今後の予防に関することなら
⇒プール熱にかかったら?気になる感染経路や治療方法は?
それから、保育園やお風呂・食事といった日常生活に関することは
⇒プール熱で保育園は?お風呂や食事はどうすればいいの?
というような記事がおススメです。
プール熱の特徴と初期症状とは?
まずはこのプール熱ですが、どういったものなのか簡単に説明していきます。
原因となるのはアデノウィルスというウィルスの1種で、人の目ヤニや涎(よだれ)といった分泌液に潜んで広がります。
感染力が非常に強く、プールの水を介して一斉に感染が拡大するため「プール熱」という名前が付いています。
夏~秋を中心として主に小さな乳幼児がかかりやすいのですが、場合によっては私たち大人でもかかる可能性があります。
また、初期症状として一般的に急な高熱が出ます。
昼夜に関係なく熱が出るため、やはり最初は結構慌てます。
実は私は仕事で病院の事務当直をしているのですが、夏の夜中などには
「子供が急に熱を出して・・・さっき測ったら40度くらい出ている」
と言って子供を連れて来院されるママさんが多いです。
診察後に当直の先生に聞いてみると、やはりプール熱の可能性が高い子が多いとのことでした。
ただ、この初期症状である熱も個人差があってそれ程出ない子もいます。
中にはほとんど出ない子や、出ても微熱程度だったりするため必ずしも「プール熱 = 高熱が出る」という訳ではなさそうです。
また、赤ちゃんに高熱が出て苦しそうな場合にはこんな熱冷ましもあります。
私の娘がインフルエンザにかかった時にも使いましたが、ひんやりして気持ちがいいのか寝つきが良くなりました。
夜中などの急な発熱時や、診察の待ち時間などにもすぐ使えて便利です。
熱が出た際の「お守り」として、常備しておいても損はないでしょう。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
プール熱の症状の画像や写真は?
それぞれの症状には個人差がありますのであくまでも参考ですが、プール熱の症状が出やすい目と喉の写真を見つけましたので紹介しておきます。
上の写真では右目の白目部分がかなり赤くなっていることが分かります。
このように片目だけが赤くなることもあれば、両目ともに症状が出る場合もあります。
(内科・小児科・眼科 江副クリニック様のHPより引用)
そしてこちらは喉の奥(咽頭)の様子です。
全体的に真っ赤に腫れているのが分かります。
ただし、赤ちゃんが小さいうちは無理に口を開けさせて喉の奥を確認しない方がよいでしょう。
嫌がって暴れたりすると思わぬケガに繋がる場合があります。
3歳くらいになって「お口の中を見るから、あ~んして」というのが理解できるようになってからにしましょう。
それまでは専門家のお医者さんに任せた方が無難です。
プール熱の症状をまとめると
- 発熱する
- 咽頭が腫れる
- 結膜炎になる
という3つが主となります。
一度に3つとも症状が出る場合もあれば、熱 → 喉 → 目というように順番になることもあります。
病院には行った方がいいの?
プール熱は診断されると症状が治まってからも2日間は保育園や幼稚園などが出席停止となります。
ここでいう症状とは発熱や目や喉の腫れのことを指します。
当然ながら小学校も登校禁止となり、ダンスやリズム運動などの「習い事」も参加する事ができなくなります。
(※学校保健安全法という法律による)
熱が出ただけで目が腫れにくかったりする子だと、ただの風邪と勘違いしてしまう可能性もあります。
そもそも私たちの安易な判断でプール熱を否定したりすることはできませんので、できれば早めに小児科の受診をおススメします。
また、プール熱が原因となる大きな合併症はほとんど無いとされていますが、まれに重い肺炎などに発展するという報告があるそうです。
『風邪は万病の元』ということわざにもあるように、受診後は家でゆっくり休ませてあげましょう。
まとめと私の体験談
このように今回は「もしかしてプール熱では・・・?」という赤ちゃんの症状について調査してきました。
感染力の高いウィルスでもあるため、周りで流行っていたりするとやはり自分の子供も心配になります。
では最後にまとめとして
- 急な発熱がないか?
- 白目やまぶたの裏が赤く腫れていないか?
- 喉の奥が赤く腫れていないか?
- 食欲が無く機嫌が悪くないか?
- 周りにかかっている友達がいないか?
といった点をチェックしてみましょう。
そして、いくつか当てはまったり気になる場合には早めの受診をおススメします。
プール熱は「手足口病」「ヘルパンギーナ」と並び、3大夏風邪のひとつとなっています。
たかが風邪・・・などと侮ることなく、皆さんの赤ちゃんが1日でも早く良くなるように願っています。