毎日毎日朝から晩まで育児に奮闘されている皆さん、本当にお疲れ様です。
私にも3歳と1歳の娘がおりまして、日々の大変さは痛いほどよく分かります。
さて、今日は意外とやっかいな病気でもある水疱瘡(みずぼうそう)に関する情報です。
皆さんの中で
- 水疱瘡にかかるといつまで保育園を休まないといけないの?
(幼稚園や小学校も) - 元気な兄弟姉妹は登園・登校してもいいの?
- 水疱瘡でも預かってもらえるところは?
といった疑問をお持ちではないでしょうか。
恥ずかしながら、私もはっきりと理解できていませんでした。
それもあって今回は水疱瘡にかかった際、特に出席に関することについて徹底的に調べてきました!
お忙しい皆さんの知識の足しになれば幸いです。
また、他にも水疱瘡に関する情報をまとめています。
合わせて疑問や不安が解消されれば光栄です。
目次
水疱瘡は出席停止になる感染症?
すでにご存知の方もおられるとは思いますが、おさらいの意味も込めて確認しておきたいと思います。
まず水疱瘡は学校保健安全法で「第2類学校感染症」に分類されています。
厚生労働省の資料によりますと、
『登校(園)基準:すべての発疹が痂皮化するまで出席停止とする(米国小児科学会では水疱出現6 日後までを隔離の目安としており、免疫が低下している人との接触はさらに長期間避けることが推奨されている)。』
(参考資料:厚生労働省のHP内「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」より引用)
とあります。
補足説明として、文中の「痂皮化(かひか)」とはいわゆる「かさぶた」になることを指します。
ちなみに第2類学校感染症の中には、水疱瘡以外にも出席停止になる感染症があります。
参考までに紹介しておきますと
- インフルエンザ
- 百日咳(ひゃくにちぜき)
- 麻疹(はしか)
- 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
- 風疹
- 咽頭結膜熱(プール熱)
- 結核
- 髄膜炎菌性髄膜炎
などがそうです。
保育園・幼稚園・小学校にはいつから行けるようになるの?
普段からお仕事をされているママさんでしたら必然的に
『子供を休ませる = ママが仕事に出られない』
となることでしょう。
専業主婦でずっと家にいるという方でも、一体いつまで子供を休ませれば良いのか気になるところです。
今回の水疱瘡ですが、実ははっきりと「何日で登園・登校が可能」と決められているわけではないのです。
上の項目でも紹介しましたが、出席停止の期間は身体にできている全ての水疱が瘡蓋(かさぶた)になるまで・・・とされています。
言い換えると、かさぶたになっていない「水疱状態」のものが1つでもあれば、まだ休むべきとなります。
考えてみれば、どんな病気でも症状には個人差があるものです。
「○○日できっちり完治する」という保証はありませんよね。
私の勤務先におられる小児科の先生にも聞いてみましたが、
「平均的にみると、だいたい1週間程度で水疱はかさぶたになりますよ」
とのことでした。
友人に聞いても、「1週間休ませた」という答えが最も多いように感じられました。
ただ水疱の出方は様々だそうで、はじめから一気に出る子もいれば数日間にわたってポツポツ出る子もいるそうです。
はじめの方にできた水疱はかさぶたになっていても、後にできたものは時間差があってまだかさぶたになっていないこともあります。
それもあって登園・登校が可能かどうかは、最終的に病院の先生の判断に委ねられています。
子供さんの身体をよく観察して、「水疱状態」のものが無くなったように感じられたら再度受診をして先生の指示を仰ぎましょう。
その際「登園(校)許可証」の提出が必要な場合には、先生に伝えて作成してもらいます。
良くないのは登園許可証が不要だからといって、私たち親の素人判断で「治った」として登園・登校させるケースです。
水疱瘡のウィルスは感染力が非常に高いことでも有名です。
見た目は大丈夫そうでも、まだまだウィルスが活発な場合もあります。
せっかく出席停止で休んでいても、中途半端に保育園や学校に行かせることで他の子供にうつしてしまう可能性が出てきます。
もちろん、リズム体操やダンスといった「習い事」でも同様です。
出席停止が解除されて、登園・登校が可能になるまではお休みしておきましょう。
兄弟姉妹も一緒に休むべきなの?
それから気になるのはこの点ではないでしょうか。
一人っ子の場合や、年が離れていて保育園や小学校に通う兄弟姉妹がいなければ心配する必要はないのですが・・・。
法律的にみてみると、水疱瘡にかかっている子供「だけ」が出席停止になります。
その「兄弟姉妹も一緒に休ませないといけない」という条件などは明記されていませんでした。
ただし、一緒に生活している以上は元気そうに見えていても、すでに水疱瘡がうつっている可能性があります。
そうなると現在水疱瘡にかかっている本人が休んでいても、その兄弟姉妹が外に出歩くことで感染を広げてしまうことも考えられます。
このように法律で定められていない点については、道義的・常識的・マナー的に意見が分かれるところだと思われます。
もしご自身で判断することに不安があるなら
- かかりつけのお医者さん
- 保育園・幼稚園・小学校の先生
- ママ友さん
などに相談してみましょう。
通っている先の保育園などによっては、「暗黙のルール」が存在する場合もあります。
これは私も気になりましたので、小児科の先生に再び質問してみました。
すると
「水疱瘡にかかっている本人以外の兄弟姉妹に、目立った(水疱瘡の)症状が出ていなければ大丈夫ですよ」
というお返事をいただきました。
やはり同じように気にされている親御さんも多いらしく、先生は基本的にこのように答えていると言われました。
出席停止で休んでいる間の注意点とは?
続いて保育園や幼稚園を休んでいる間、気を付けるべき点について考えてみましょう。
基本的にはインフルエンザなどの感染症と同じですが、
- 基本的に家から出ない
- 出来るだけ来客は遠慮してもらう
- 栄養のある食事や睡眠時間をしっかり確保する
などです。
学校などからも注意があると思いますが、クラスの友達による「お見舞い」は厳禁となります。
感染を広げないようにと、休んでいるのが無意味になってしまいます。
元気な子供が水疱瘡にかかった友達の家に行きたがっても、連れて行ったり一人で行かせないようにしましょう。
平均すると1週間程度でまた普段どおり登園・登校が可能になりますので、それまでの辛抱です。
ちなみにネットで色々調べているうちに、小さな子供のかかりやすい病気や日々の健康に関する情報について、分かりやすく書かれた本を見つけました。
⇒【楽天ブックス】はじめてママ&パパの0〜6才病気とホームケア
病院に行くかどうか迷ったり、こんな時にはどうしたら?というような身近な疑問の解決に役立つ内容となっています。
ご自身で読まれる他にも、初めてお子さんが出来たご家庭へのプレゼントとしてもおススメです。
少し余談ですが、ベビーグッズ全般としてはこちらもおススメです。
⇒おしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップ【I love baby(アイラブベビー)】
圧倒的な品揃えに加え、デザインの可愛さには一見の価値があると思われます。
赤ちゃんのお食事グッズだけでなく、衣類・おもちゃ・お出掛け用品・消耗品などが幅広く取り揃えられています。
水疱瘡でも預けられる病児保育とは?
もしかすると皆さんの中には、水疱瘡にかかってしまった子供をどうしても預けなくてはならないという方がおられるかもしれません。
- ママもパパも仕事が休めない
- 親戚や友人にも預けられない
- 子守を任せられる人がいない
というように考えられる理由は様々ですが、そんな時には病児保育(びょうじほいく)を利用するという方法もあります。
これは読んで字の如く、水疱瘡だけでなく様々な感染症にかかっている子供でも預かってもらえます。
この病児保育には大きく分けて
- 施設型・・・親が病気の子供を専用の施設に連れて行き預かってもらう
- 訪問型・・・病児保育専門士などに家まで来てもらい自宅で保育してもらう
という2種類があります。
大きな病院でしたら、院内に病児保育施設が併設されているところもあります。
病児保育についてもっと詳しく知りたいという方には、下記のリンク先がおススメです。
それぞれの団体のホームページがあります。
また、「今すぐ預けたい!」とお急ぎの場合にはグーグル検索などで
『病児保育 お住まいの地域(東京・大阪・名古屋など)』
と入れて検索するだけで、結構たくさんの情報がヒットすると思います。
試しに私も「病児保育 大阪」で検索してみたところ、当日でも受け入れOKという施設もありました。
朝起きて子供の発熱や、身体の異変に気付く場合もあることでしょう。
出勤時間も迫っていたり、バタバタになることも多いと思われます。
もし余裕があるならあらかじめ登録や問い合わせをしておくと、いざという時に慌てなくて済みます。
施設の場所やアクセスについても、先に調べておくだけで安心材料になります。
まとめと私の体験談
このように、今回は水疱瘡にかかってしまった場合の「出席関係」について色々と調査してきました。
私自身もこれまでよく分からなかった点もあり、勉強になりました。
では最後にまとめとして
- 保育園や学校などは出席停止になる
- 登園・登校が可能となる判断は医師による
- 水疱がかさぶたになるまでは家で静養を
- 基本的に元気な兄弟姉妹まで休む必要はない
- 病児保育を利用する方法もある
といったところでしょうか。
ちなみに水疱瘡には予防接種もあります。
しかしながら、どれだけ予防に気をつけていてもかかる時にはかかるものです。
「かかったものは仕方ない」と割り切ると同時に、「ひとつ免疫が付いて身体が強くなった」と前向きに考えることもできます。
お子さんの水疱瘡が1日でも早く治って、また元気に遊び回れることを願っています!